初夏の信州一周の旅  
2016年 5月22日(日) 日帰り_ 

  
 

 今年も、189系電車を使用した快速桔梗ヶ原ワイナリー号が運転されました。長野で189系長野車に乗車できる数少ない機会ですので乗車は決めました。ただ、塩尻より先の行程がなかなか決まらず苦心しましたが、この際すべての考えを捨てて久しぶりに信州(一部山梨県)を一周する旅を計画しました。本当は、小海線の臨時列車も考えましたが、帰宅時間を考えると確実に翌日の早朝の仕事に差し支えるので早めの帰宅を重視しました。
   
 ―今回の行程―
  長野8:35−快速桔梗ヶ原ワイナリー号−10:14塩尻11:05−普通−小淵沢12:05(小淵沢にて駅弁の昼食)
  小淵沢13:14−普通−15:28小諸15:32−しなの鉄道・快速−長野16:25
  
久々の189系に揺られて旅立ち
 長野駅で「信州ワンデーパス」を購入し、長野駅から久しぶりに189系N102編成に乗車して旅立ちました。乗車したのは、快速桔梗ヶ原ワイナリー号です。ただ、ワインフェスタへは行かずに(そもそも入場券が無いので参加できない)、189系長野車N102編成の乗車を楽しみます。やはり、信越本線の優等列車は189系「あさま」の世代ですので、この車両に乗車するのが一番落ち着きます。189系の車内から初夏の善光寺平や北アルプスの山々を楽しみながら列車は塩尻へ向かいます。塩尻駅では、189系が長野へ回送されるまで時間があるので189系をいろいろ撮影して過ごします。駅撮りとは言え、189系長野車は地元ながら撮影の機会が無いので必死に撮影しました。
 
 塩尻からは、211系普通列車高尾行に乗車します。今日は、セミクロス車の211系N601編成でした。ボックスの進行窓側も確保できて快適な移動が確保されました。途中の上諏訪で特急スーパーあずさ号の退避はあったものの、その他は順調に進みました。今日は、乗客も少なく快適に初夏の中央本線の景色を楽しんでいると、列車は定刻に小淵沢に到着します。小淵沢では小海線に乗り換えとなります。

桔梗ヶ原ワイナリー号(長野8:35−塩尻10:14)
 

普通(塩尻11:05−小淵沢12:05)
 

長野駅を出発します
 

姨捨からの車窓
 

北アルプスも良く見えます
 

塩尻に到着

塩尻からの普通列車はセミクロ車

小淵沢で小海線に乗換
 
 
昼食は小淵沢駅の駅弁

小淵沢駅で小休止
 
 小淵沢では、次の小諸行まで時間があるので昼食とします。乗換に1時間あったので、小海線ホームの売店で「カツサンド」を頼もうとしましたが扱っていないとのこと。以前は、受け取り40分前に注文すればこの売店(小海線ホーム)まで持ってきてくれたのですが、改札を出た売店でしか取り扱わないと言われたのでホームの売店では購入せずに改札を出た売店へ。ただ、こちらもすでに微妙な時間(50分前)で云々と言われたので、「高原野菜とカツの弁当」を購入。時期的に観光客が多くなる季節ですので、丁寧に対応せずとも客は来る・・・。という感じなのでしょうか。
 小海線(小諸行)の車両は、早くからホームには入っているのですが、発車10分前にならないとドアを開けないので、待合室で弁当を食べながら過ごします。このチキンカツは、昔から味が変わらず美味で安心しました。肉と野菜が多いのが特徴で、弁当自体は気に入っています。 

昼食は、高原野菜とカツの弁当

高原野菜とカツの弁当中身
 
  
八ヶ岳高原列車の旅
 待合室で昼色を済ませる頃、ちょうど乗務員の方が詰所から歩いてきたのでドア前へ移動。発車10分前の13時04分に計ったかのようにドアが開きました。とりあえず1席の進行方向を確保して、コーヒーを買いにホームへ。座席が7割方埋まった頃に、キハE200「こうみ」を使用した小諸行は小淵沢を発車しました。発車直後、雄大な八ヶ岳を見ることができました。列車は、大きく右にカーブして中央本線と分かれて山間部を北上します。途中の甲斐小泉駅での降車が多く発車が少し遅れましたが清里では定時に戻ります。清里からは、広々とした高原野菜の畑の中を進みます。JR最高地点も観光列車では無いので、あっという間に通過してJR最高地点の野辺山へ。清里と野辺山では降車が多く車内も少し空いてきました。野辺山を出ると列車は再び山間部を進みます。缶コーヒーを乗んだものの睡魔が・・・。
 寝ているうちに列車は小海を出ていました。列車は、千曲川に沿ったり橋梁で渡ったりしながら北上し臼田へ。臼田では何か催し物があったのが、首都圏並みの大混雑で通路まで乗客でびっしり埋まりました。それでも、乗車位置からは乗り切れずに他のドアから何とか全員乗車して発車。ここで数分遅れが発生。中込では、ドアが開くと同時に発車ベルが鳴りましたが降車客が多く乗降に手間取り3分遅れて発車。岩村田でも降車が多く、佐久平では7割方の乗客が降りて再び静かな車内に戻りました。列車は、三岡で臨時の快速リゾートビュー八ヶ岳号と交換の予定ですが、あちらも遅れていたのか、こちらが先に到着してドアを開けた頃に通過して行きます。三岡を出て乙女の手前から、しなの鉄道が並行します。ここまで来ると高原列車の旅も終わりが近づいています。列車は、静かに終着の小諸駅に到着しました。
 
 小諸駅で小海線を降りると、隣の しなの鉄道ホームでは快速小諸行の到着を告げるアナウンスが・・・。今度の列車は、快速長野行ですので急いで移動します。やってきた列車は、JR信州色のままの115系S12編成でした。さて、この列車は軽井沢始発の快速ですので、座れなければ次の小諸始発でもと考えていたのですが、最後部の車両のボックスが空いていたので乗車。久しぶりに、しなの鉄道の旅を楽しみます。(しなの鉄道の)快速列車は、もう何年も乗ってませんでしたので、115系が駅を通過するのが凄く新鮮に思えました。途中の上田で半分くらいの乗客が入れ替わり、列車は西上田・テクノさかきを通過して坂城に停車して戸倉へ。戸倉からは車掌が乗務するので、さっそく清算をして補充券を発行してもらいます。これでひと安心して115系快速列車の旅を楽しめます。篠ノ井駅で、信州(一部山梨県)を一周しました。このまま、快速列車に乗り続け終点の長野には定刻に到着しました。
 
 日帰りの小旅行でしたが、これはこれで十分に楽しめました。

普通(小淵沢13:14−小諸15:28)
 

快速(小諸15:32−長野16:25)
 

小淵沢から小海線に乗車
 

キハE200車内
 

八ヶ岳も良く見えます
 

野辺山を発車

小諸で「しなの鉄道」に乗換

長野に戻りました
   
使用乗車券


しなの鉄道補充券
 今回は、信州ワンデーパスを利用したので、塩尻から先は小淵沢を経由して長野に戻りました。JR線区間は、「信州ワンデーパス」だけで乗れるの重宝します。
 しなの鉄道に関しては、区間外ですので清算が必要になります。ただ、ワンマン運転で車掌が乗務しないので、3両編成なら車掌が乗務する戸倉から先での清算になります。小諸−篠ノ井で960円掛かります。普段なら佐久平から新幹線も検討するのですが、今回は在来線のみで一周する予定でしたので、最初から「しなの鉄道」を利用する計画をしました。

信州ワンデーパス

桔梗ヶ原ワイナリー号指定券