新緑の南東北リゾート列車の旅  
2015年 5月 9日(土)から1泊2日_ 
 
 5月9日から1泊2日で、新緑の時期となった南東北を走るリゾート列車に乗車してきました。今回は、C61ばんえつ物語号(グリーン車)と特急とれいゆ つばさ号(足湯)の乗車を両日のメインとして、会津鉄道の「会津浪漫森号」と快速リゾートみのり号の乗車も入れて新緑の南東北の鉄道の旅を楽しみました。
 また、数年来続いた家庭の事情も一段落しましたので、久しぶりに夜行移動はせずにホテルに宿泊して移動しましたので、久しぶりに時間的にも体力的にも余裕のある旅ができました。
  
 今回の主な旅行行程
・5/9(土)
 須坂5:25−長野電鉄−5:50長野6:11−はくたか591号−6:34上越妙高6:57−えちごトキめき鉄道−直江津7:07
 直江津7:16−快速−8:18長岡8:36−とき303号−8:59新潟9:28−C61ばんえつ物語号−会津若松13:33
 会津若松13:48−会津浪漫 森号−15:29会津田島15:48−会津鉄道−会津若松16:54
 会津若松17:12−あいづ6号−郡山18:13・・・郡山宿泊
 
・5/10(日)
 郡山8:39−普通−9:26福島10:02−とれいゆ つばさ1号−12:16新庄15:00−リゾートみのり号−古川16:43
 古川16:55−はやて118号−18:28大宮18:50−かがやき515号−19:51長野20:09−長野電鉄−須坂20:31
  
1日目(5月9日 土曜日)
 須坂駅から長野電鉄の始発列車で長野駅へ。この始発列車、毎週乗っているわけではないので解りませんが、安定して結構乗ってますよね。8500系に揺られて早朝の長野電鉄を長野駅へ。長野駅から北陸新幹線はくたか591号に乗り換えます。まぁ、乗車率はそんなに良いはずもなく4号車の自由席も数人が乗車するだけ・・・。とは言え、飯山や上越妙高でも乗車がありましたので、新たな需要が生まれつつあるのは事実で、長い目で見ればもう少し乗車率が良くなりそうです。私は、早朝の北信濃の風景を見ながら上越妙高で下車。上越妙高から、えちごトキめき鉄道に乗り換えます。3月の経営分離以来初めての乗車になります。2両編成のET127系に乗って直江津へ。車内は、殆どが高校生ですこし浮いている感じが・・・。
 直江津からは、115系使用の快速長岡行に乗車。進行方向海側の窓側を確保して一安心。でも、この安心できる雰囲気は・・・。塗装は新潟車ながら長野総合車両センターからの転属車でした。思わぬところで再会となりましたが、新潟支社でも順調に活躍しているようで安心しました。この編成で、日本海を見ながら長岡へ向かいます。長岡からは、上越新幹線とき303号で新潟へ。E2系J13編成でした。最近は、北陸新幹線でもE2系に乗車できる機会はないので、どこか懐かしさを感じながら新潟へ。
 
 新潟からC61ばんえつ物語号に乗車します。今回も、何とか2列席ですがグリーン車の窓側を確保できましたので、快適にビールを飲みながら新緑の磐越西線をSL列車で旅できます。久しぶりに新緑のシーズンに乗車しましたが、やはりこの時期に乗車するのが一番好きです。昼食の弁当も含めて何だかんだで3千円ぐらい使いました。C61蒸気機関車牽引の列車に揺られての磐越西線の旅は貴重な体験でした。会津若松からは、JR只見線・会津鉄道直通の「会津浪漫森号」に乗車しました。会津鉄道は、一度は乗ってみたかった鉄道なのでようやく乗車することができました。今回乗車した、会津浪漫森号は観光列車で「お座トロ展望列車」で運転されています。今回は、お座敷を選択して利用しました。今日は、あいにくの雨模様の天気でしたが、新緑が雨で一層美しく引き立つ奥会津の風景を堪能できました。また、途中の橋梁3か所で停車して見所の放送も入りました。途中の湯野上温泉駅は、藁葺屋根の駅舎で訪ねて見ることができて良かったです。会津田島まで、結構長く感じるかと思いましたが、あっという間に到着しました。
 
 会津田島からは、気動車1両のローカルムード満点の普通列車で会津若松に戻り、会津若松から快速あいづ6号に乗車します。485系6両編成の今となっては貴重な快速列車です。今回は、485系仙台車最後の乗車になる可能性が高いので指定席に乗車してしっかりと惜別乗車しました。この車両が無くなると磐越西線も寂しくなるので、1日でも長く485系には活躍してほしいです。沿線は、夕暮れ時にも関わらず撮影される方がかなおられました。もう少し乗っていたいと思いますが、列車は定刻に郡山駅に到着しました。郡山では、フルーティアふくしま号と485系あいづ号の並びが撮影できました。本日の乗り鉄の旅は、郡山で終了となります。
  

はくたか591号
 

C61ばんえつ物語号
 

会津浪漫 森号

あいづ6号
  

長野電鉄
 

えちごトキめき鉄道
 

快速長岡行
 

115系から日本海を見ながら北上
 

とき303号
 

とき303号車内
 

C61ばんえつ物語グリーン車
 

C61ばんえつ物語号後部展望
 

湯野上温泉にて
 

会津鉄道普通

あいづ6号車内

郡山でフルーティアと485系の並び
 
郡山で宿泊

本日は郡山駅近くのホテルに宿泊
 
 今回は、郡山駅近くのホテルに宿泊しました。郡山駅の東口ですので、自由通路を延々と歩かなければなりませんが、宿泊料金は予想より安上がりで助かりました。
 このホテルは、レストラン等の設備は無く1階にコンビニがあります。ホテルのロビーからも直接出入りできますので便利です。と言うことで、コンビニでいろいろ買い込んで部屋へ。久しぶりに長距離移動したので、もう外出する気もなく部屋で過ごしました。
 何といっても、部屋から東北新幹線と東北本線を見ることができるのです。これは逃せません。外出せずとも、行き来する新幹線を見ながら贅沢な一時を過ごせました。
 最近は、夜行移動が多かったのですが、やはりホテルで宿泊すると楽ですね。翌日も、列車内で寝ることがありませんでした。

シングルルーム室内

翌朝のホテルからの眺め

この部屋は良かった
 
2日目(5月10日 日曜日)

とれいゆ つばさ1号
 

リゾートみのり号
 
 2日目は、郡山からスタートとなります。今日は、朝から強風で東北地方では一部の列車に遅延が発生しているようです。郡山から福島までは、普通列車で時間調整しながら進みます。719系電車には久しぶりに乗車しました。風は強いですが、天気は快晴で絶好の乗り鉄日和です。
 福島からは、昨年の夏に運転を開始した特急とれいゆ つばさ1号に乗ります。ゴールデンウィーク明けの乗車でしたので、ホームにはほとんど人は居ませんでした。が、そこが盲点だった。まずは、15号車のカウンターで「足湯利用券」(当日分)を購入してから写真撮影するのが主流らしいです。幸い、今日は乗客が少なかったので列に並んで2回目の足湯券を購入できました。
 とれいゆ つばさ1号は、福島駅の在来線ホームから発車するため山形新幹線の高架を見上げて、大きく回り込んで福島駅新幹線ホームへの線路と合流して、奥羽本線(山形線)を新庄へ向けて進みます。庭坂のカーブを過ぎると、だんだんと山間部に入り新緑の板谷峠越えを始めます。列車は、新緑の山間部を進む頃、足湯の利用時間となりましたので16号車へ移動。足湯に浸かりながら、新緑の板谷峠を超えるという不思議な体験をしてきました。
 その後は、座席に戻って初夏の山形盆地の景色を堪能していると列車は山形駅に到着します。山形駅では、少々停車しますのでホームで気分転換と撮影。車内に戻ると、山形で降りた方も結構いたようで、空いていた車内が更にガラガラになりました。山形を出ると、左沢線・仙山線と次々に分かれて北上します。間もなく終着の新庄と言うところで、乗車記念の根木ストラップが配布されました。とれいゆ つばさ号のオリジナルで、途中駅では配られた様子がありませんでしたので、乗客の少ない新庄までの乗客への特典だった可能性があります。車窓に、これから乗車する陸羽東線が見えてくると終点の新庄に到着します。
 
 新庄では、風が強くダイヤ乱れを警戒して陸羽西線での時間調整を中止して、新庄駅となりの「ゆめりあ」の休憩スペースで休憩していました。とは言え、スマホで(仕事関係の)メールをチェック。新庄からは、リゾートみのり号に乗車します。この列車に乗車するのは久しぶりです。ただ、初夏の新緑の時期に乗車するのは初めてとなります。今回は、特に座席位置の指定はしませんでしたが、3号車の1列席に乗車することができました。新庄駅発車時点では、空いているかと思いましたが、鳴子温泉からけっこう乗車したので1列席にあたって良かったです。大きな窓から新緑の陸羽東線と鳴子峡の景色を楽しめました。ただ、交換予定の新庄行普通列車が17分遅延しているとの情報が入り、この交換を待っていると、古川からの新幹線に間に合わないと心配しましたが、交換駅を変更して定刻に古川駅に到着しました。
 古川からは、東北新幹線はやて118号に乗車します。E2系1000番台J71編成でした。古川駅に到着した、はやて118号はどの号車も満席。盛岡〜仙台間の途中駅に停車する「はやぶさ」「はやて」の普通車の空席は、自由席特急券で乗車できるので、このような状態になっているようで車内に入ると至る所で座席を空ける光景が・・・。私も、指定された席に座っている人に退いてもらって座りました。 乗車してすぐにスマホの充電を始めました。今日、この編成が来たのは大変ありがたい限りです。西日を受けた「はやて」は、仙台で乗客の入れ替えがあると大宮まで止まりません。車内は満席のまま大宮につきました。大宮からは、4分待ち合わせで「はくたか573号」がありましたが、特急券を買って無いので間に合うすべもなく、「かがやき515号」に乗車します。「あさま」は、19:34まで1時間待ちとなるので、指定席特急券を購入して「かがやき」を選択。A席が空いていたのが幸いでした。大宮から乗った「かがやき515号」は、W7系W8編成でした。大宮を出ても、いい日旅立ちのメロディーと車内放送が流れたのは驚きましたが、ダイヤ改正から流すようになったのでしょうか。大宮からの乗車も多いですから。車内の方は、A席とC席(一部)とD席とE席が埋まる感じの乗車率でした。私の場所は、B席もC席も誰も居ませんでした。この列車は、大宮を出ると次は長野です。W7系の乗り心地を楽しむ余裕もなく長野に到着。長野に戻ってきた。と、旅の余韻に浸る暇もなく「かがやき515号」は、慌ただしく長野駅を発車しました。
 長野からは、長野電鉄で須坂へ戻り旅も無事に終了しました。
 

東北本線普通列車
 

とれいゆ つばさ号お座敷席
 

とれいゆ つばさ号足湯
 

リゾートみのり号車内
 

鳴子峡(車窓から)
 

はやて118号(J71編成)
 

はやて118号(J71編成)車内

かがやき515号

長野電鉄
 
使用乗車券

 今回の遠征では、「週末パス」を利用しました。今回の旅では、乗車券関係については自宅最寄りの須坂駅から、週末パス1枚で全てカバーできたので大変お得でした。
 ただ、乗車券のみで特急券・指定席券は別に購入せねばならず、安く上げるにはそれなりの工夫が必要になるかと思います。
 今回、1日目の長野から新潟への行程もその一環で、高崎回りよりも直江津を経由したほうが、新幹線特急料金が安上がりになります。ただ、今回は直江津発長岡行の快速列車に助けられました。この列車が無ければ、C61ばんえつ物語号の新潟→新津の乗車を諦めるか、トータルで高上りになる高崎経由のどちらかを選択しなければならないところでした。