秋のイベント列車乗車の旅  
2014年11月1日(土)・11月2日(日)_
 今回、快速磐西全線開通100周年号の指定席券(グリーン)が確保できましたので、乗車することに決めました。
 良い機会ですので、冬季になり年末年始で忙しくなる前に、北陸新幹線延伸でなくなる列車(「北越」「はくたか」「くびき野」「妙高」)も、とりあえず乗車しておこうと思い、「信州北回廊パス」・「えちごツーデーパス」と普通乗車券を使用して、2日間の秋の乗り鉄旅行を計画しました。
 金銭的に、あまり余裕はないので日帰りの旅行行程を2日分作成して、自宅で宿泊するように計画をしました。
 あまり遠出にはなりませんでしたが、いろいろな列車に乗車できた2日間でした。
1日目:11月 1日(土)
◆主な旅行行程
 須坂5:25−長野電鉄−5:50長野6:31−普通−8:04直江津8:35−特急北越1号−新津10:05
 新津10:15−快速磐西全線開通100周年号−13:31会津若松14:33−普通−新津17:10
 新津17:19−快速くびき野4号−18:59直江津20:00−普通−21:31長野21:44−長野電鉄−須坂22:11
※時刻は、定時運転時のものです。(この行程表では、実際の遅延は反映していません)
    
信越本線普通列車


信越本線普通列車
 須坂駅から長野電鉄の始発で長野へ。この列車も、長野新幹線の始発に間に合うようになってから乗客が増えました。長野駅到着後は、多くの乗客が新幹線改札方面に向かうのを見ながら在来線改札へ。
 長野から直江津行の始発で直江津へ向かいます。115系6両(3連×2本)なので余裕かと思っていたら、大会へ出かける高校生が大勢乗ってきました。長野を出て最初の停車駅の北長野で高校達は降りてしまい車内は一気に空きました。豊野を出て山間部に入ると、空転が多く発生して心配になりましたが、さすがは本職だけあって微妙な調整で妙高高原に到着。もう、安心です。途中の二本木で対向列車が10分以上遅れるアクシデントで、この列車も直江津到着が11分遅れましたが、全ての接続列車が所定接続とのことでした。
  
特急北越1号


特急北越1号
 
 直江津駅からは、特急北越1号に乗車します。秋から春先にかけては、強風の影響で遅延が出やすいので心配しましたが、本日は無事に定刻に直江津駅に到着しました。本日の編成は、485系3000番台リニューアル編成です。が、ヘッドマークが点灯していない・・・。これはショックでした。
 今日の特急北越1号は、指定席拡大の6両で自由席は5号車・6号車の2両だけです。私が乗車した3号車も、窓側は満席で通路側も半分ぐらいが埋まっていました。あいにくの天気ですが、日本海側の席を確保したので、しばし日本海を見ながら列車は北上してゆきます。
 特急北越号が、今回が最後の乗車になる可能性が高いので、485系から見る日本海もしっかりと胸に刻んでおきます。長岡で乗客のほとんどが降りてしまい、車内は一気に寂しくなります。列車は、さらに北上を続けます。本当は、新潟まで乗りたかったのですが、新潟手前の新津で下車します。

ヘッドマーク(不点灯でしたので別の日に撮影分)

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快速磐西全線開通100周年号


快速磐西全線開通100周年号
  
 新津からは、快速磐西全線開通100周年号に乗車します。今回は、直江津経由で485系特急北越号の乗車も兼ねたので乗車は新津駅からになります。機関車については、C57−180が定期検査中ですので、ディーゼル機関車(DE10-1700)が牽引を担当します。
 今回も、グリーン車の1人用の座席で会津若松まで乗車できます。途中、あいにくの天候ですが、大勢のファンの方々が写真を撮っていました。列車は、津川を出て会津若松を目指して進みます。この時間帯、SLばんえつ物語号でも暇な区間なのですが、7号車は展望室があるので流れゆく景色を楽しむことができます。
 山都を過ぎれば、雄大な磐梯山が見えてきて列車は喜多方へ。田園地帯を進み会津若松に到着します。
 ※磐西全線開通100周年号は、乗車記もご覧ください。

ヘッドマーク

方向幕(シール式)
  
会津若松にて

 本日の旅の折り返し地点の会津若松に到着しました。普段は、快速あいづライナー号に乗り継ぐので改札の外には出ませんが、本日は約1時間の折り返し時間がありましたので改札の外に出てみました。ただ、そうそう遠くは行かれず駅前で駅舎を撮影して、お土産を購入する程度で終了となりました。それでも、良い気分転換にはなりました。
 

歓迎イベント

会津若松駅舎

磐西全線開通100周年号(留置中)
   
磐越西線普通列車


磐越西線普通列車
 
 会津若松からは、延々と長野まで同じルートで戻ります。まずは、新津行の普通列車に乗車します。色違いのキハ47形2両編成で、幸運なことに2両ともセミクロスシート車両です。車内は、発車時刻が近づくと混雑し始めて発車時刻には結構な混雑となりました。が、学生なのも手伝ってか、席が空いていても座りません。
 列車は、会津若松に別れを告げて磐越西線を北上します。途中の塩川・喜多方でほとんどの乗客が降りてしました。山都に着くころには学生も降りてしまい、車内はディーゼルエンジンの音だけが響いていて、これぞローカル線の旅と言った感じです。
 11月になると、日暮れも早くなり車窓も薄暗くなり見難くなります。少し寂しさを覚えた頃に五泉駅に到着、五泉から先は、乗客も増えてきて再び車内も賑やかになりました。そして、列車は夕暮れの新津に定刻に到着しました。
   

発車案内

サボ

快速くびき野4号


快速くびき野4号
 
 新津からは、快速くびき野4号に乗車します。485系特急電車使用で、あらかじめ指定席を確保したのでゆったりと座れます。今日の編成は何だろうなと楽しみにしていたら3000番台のリニューアル編成でした。喜んでいいのかどうか・・・。朝に乗った、特急北越号と同じタイプの車両です。今回は、2号車の指定席に乗ったのですが、1号車の座席の埋まり具合とは対照的に、2号車は数名乗っているだけでした。特急並みの速度で走るお得な快速電車に揺られて直江津へ向かいます。
 快速くびき野号については、この乗車が最後の乗車になる可能性が高いので、最後のつもりで真剣に乗車しました。考えようによっては、未乗車だった485系3000番台使用の快速くびき野号に乗車できたのは良かったのかも解りません。列車は、定刻に直江津駅に到着しました。
  
  

ヘッドマーク

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信越本線普通列車


信越本線普通列車
 直江津では、約1時間待ちで長野行の普通列車に乗車します。115系6両編成ですので、特に混雑する事はありません。長野からの直江津止まりの車両が入換をして6番線に入ってきました。
 さっそく席を確保して先頭部を撮影。これでもう、長野へ戻るだけでボックスシートに座って発車を待ちます。隣の車両では、酔っ払いが騒いでいるのが良く聞こえてきます。列車は、そろそろ発車時刻と言う頃に、特急北越10号の接続待ちを行うとのこと。列車は、5分遅れて直江津を発車します。回復運転のためか、かなり速度が速く感じます。高田で酔っ払いが降りて車内が静かになりました。続いて、妙高高原で5分遅延を回復して定時になりました。最終の長野新幹線に接続するだけあって、運転時間には少し余裕があるようです。と言うことで、長野には定刻に到着して長野電鉄で自宅がある須坂へ戻りました。
       
                          
       
2日目:11月 2日(日)
◆主な旅行行程
 須坂8:11−長野電鉄−8:38長野9:05−快速十日町そば祭り号−十日町(JR)11:22・・・地そばまつり会場
 地そばまつり会場・・・十日町(北急)12:15−北越急行線−越後湯沢12:48
 越後湯沢13:34−特急はくたか12号−14:33直江津14:50−妙高6号−16:31長野16:36−長野電鉄−須坂17:03
 ※時刻は、定時運転時のものです。(この行程表では、実際の遅延は反映していません)
   
快速十日町そば祭り号


快速十日町そば祭り号
  
 2日目の11月2日は、仕事の関係で少し遅めの9時に長野駅を出発。乗車するのは、十日町市で開催される「十日町「地そば」まつり」に合わせて、ハイブリッドリゾートトレイン(HB-E300系)を使用した、臨時快速十日町そば祭り号です。今年は、中々の人気で乗ろうと思ったとき(2週間前)には指定席は満席で、乗車前日にようやく指定券が確保できました。
 今回は、直前(前日)に購入できたので通路側かと思いましたが結果的には窓側でした。しかも、車端部ながら1人用の席でした。飯山線も、まだ紅葉には少し早い感じでしたが、徐々に色付き始めた沿線の風景をリクライニングシートでゆったりと楽しむことができました。飯山線は、通過駅も各駅に運転停車をして、十日町まで各駅に停車して確実に進みました。
 ※十日町そば祭り号は、乗車記も合わせてご覧ください_

長野駅発車案内

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十日町「地そばまつり」

 十日町駅到着後は、徒歩でキナーレへ向かい「地そばまつり」に行ってきました。十日町市の「そば店」が出店していて300円で各店の「そば」を堪能できました。本来なら全店回って味比べをしたいのですが、今回はこの先の旅行行程の関係もあり1店舗だけ食しました。普段は店舗を持たずにイベント時のみ出店するということで、中々食べる機会はないだろうということです。
 十日町の「そば」を昼食代わりに賞味して、次の移動先へ移動のため会場から十日町駅に戻りました。

地そば祭り会場

会場内

昼食で蕎麦を堪能
  
北越急行線普通列車


北越急行線
 短かった十日町での滞在を終えて、北越急行線・上越線で越後湯沢へ向かいます。特急はくたか12号なら、十日町にも停車はしますが、最後の乗車となる可能性が高いので始発駅の越後湯沢まで移動して乗車します。
 直江津から来た列車は、1ボックス2人くらいの乗車でしたので、ロングシートを選択して越後湯沢まで移動。車内は、十日町から満席まではなりませんでしたが、8割がた座席は埋まっている状態で、相席を嫌う人達は立っていました。
 北越急行線の普通列車・快速列車は、北陸新幹線開業後もおそらく変化は無いと思われるので、安心して乗車できました。越後湯沢到着後は、、「回送」表示にして車内の点検作業などが行われていました。
 
  
特急はくたか12号


特急はくたか12号
 
 越後湯沢からは、特急はくたか12号に乗車します。なかなか乗車の機会がありませんので、特急券を購入するときに迷いましたが、何とか窓割の良い席を確保できました。
 一通り撮影を終えて1番ホームへ行くと、まだ接続の新幹線が到着する前ですが、すでに自由席は短いながら列ができていました。私は、指定席を確保したので、しばらく1番線を歩きます。
 ドアが開いて乗車します。少しの間は、5号車も無人でしたが、接続の新幹線が到着すると、あれよあれよと7割ぐらいの座席が埋まりました。そして越後湯沢駅を発車して、列車は上越線を走行して六日町から北越急行線に入ります。特急はくたか号は、多分最後の乗車となるので、北越急行線内の高速走行をしっかりと楽しみます。やはり、高速運転は早いですね。十日町を出て、トンネルを何回か通過すれば、もう信越本線が近づき犀潟駅を通過して、特急はくたか12号は、直江津に到着しました。

ロゴマーク

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直江津駅にて

 直江津では、乗り換えの時間がありましたので駅構内で撮影しました。国鉄色の183系・189系N101編成は、大変な人気のようで、ファンや一般の方々も盛んに撮影していました。一方、奥の方に目を向けると臨時快速十日町地そばまつり号に使用される、E653系1000番台(新潟車)が優美な姿で停車しています。撮影には向かない線で残念でしたが初記録ができ満足でした。また、JR西日本から413系のトップナンバー車(B01編成)が運用に入っている姿も確認できました。こちらは、検査明け直後なのか大変美しい姿でした。
 短い時間でしたが、大変有意義な撮影でした。
 

E653系1000番台

183系とE653系1000番台

413系B01編成
   
普通列車「妙高」6号


妙高6号
 
 直江津駅からは、この旅で最後となる「妙高6号」に乗車します。本日は、国鉄色の183系・189系N101編成が使用されます。もちろん、189系の2号車に乗車します。この列車も、北陸新幹線延伸開業で消えますが、まだまだ今後も乗車するつもりですので、今回が最後の乗車となるわけではありません。
 直江津からの上り「妙高」は、直江津14:50発が最終となるのであまり利用する機会がありません。上り列車の乗車は久しぶりです。車内は、結構乗り鉄の方が多く乗車しています。この区間(直江津〜長野)は、115系の普通列車と183系・189系妙高号とでは、体感時間が違いますね。やはり、リクライニングシートの「妙高」の方が短く感じます。
 長野からは、長野電鉄に乗り換えて須坂へ戻りますが、長野駅の新通路完成で、5分乗り継ぎに成功しました。これで、2日間の旅も無事に終了しました。

ヘッドマーク

方向幕
 
使用乗車券


信州北回廊パス
 
 今回は、「信州北回廊パス」と「えちごツーデーパス」を中心に不足する、野沢〜会津若松の往復乗車券と森宮野原→津南の乗車券を購入して利用しました。乗車券部分は、合計で6880円で収まり、「週末パス」(8730円)より1850円節約できました。これでも、かなり広い範囲を乗降できるのと、長野電鉄と北越急行線をカバーできるので大助かりです。
 料金券ついては、今回で最後の乗車となる可能性の高い「北越」「はくたか」「くびき野」については、列車名が残る指定席を利用しました。(「妙高」は、まだ乗りますので今回は自由席)

えちごツーデーパス
 

北越1号特急券
 

磐西全線開通100周年号指定券
 

野沢→会津若松 乗車券
 

会津若松→野沢 乗車券
 

くびき野4号指定券
 

十日町そば祭り号指定券

森宮野原→津南 乗車券

はくたか12号特急券