ガタゴト日誌(旅行記)

  2014年夏の「青春18きっぷ」の旅B

リゾート列車で上信越1周の旅

2014年8月30日(土)



 

 2014年夏の「青春18きっぷ」に最後の旅は、上信越をリゾート列車を中心に乗車して1周する日帰り旅行に決定しました。ちょうど、上越線に3本の臨時列車を利用して長野から長野へ1周できますので、別途支払いで新幹線も加えて「青春18きっぷ」の旅らしかならぬ贅沢な日帰り旅となりました。

■1日目


前半〜長野から越後湯沢へ〜
 2014年夏の「青春18きっぷ」に最後の旅は、長野駅から「妙高1号」に乗車します。本日は、183系・189系N101編成。国鉄色の編成ですので、嬉しい人には嬉しいのでしょうが・・・。前回(5/31・8/8)に乗車時もN101編成。撮影時もN101編成と、N101編成に好かれているようで・・・。たまには「あさま色」を思ってしまいます。
 今回は、簡リクシートでも183系でも良いので指定席に乗車しました。普段はガラガラか無人の指定席も今日は土曜日も手伝ってか結構乗っています。長野を出た「妙高1号」は、初秋の信越本線を北上して直江津へ向かいます。指定席ですので、長野出たら最後で乗車はありません。間違って入ってきても、早々に自由席へ移ってゆきます。何かと敬遠されがちな簡リクシートですが、座面が前に出るので楽なんですよね。終点直江津には少々遅れて到着。
 
 直江津からは、快速ゆざわShu*Kura号に乗車します。乗り換え前には空席がありましたが、「妙高」からの乗り換え客で満席になりました。遅れていた北陸本線からの普通列車の接続をとって、直江津を遅れて発車した影響で、青海川駅での停車時間が無くなってしまったのが残念でした。しかし、真っ青な日本海を見ながら生ビールを飲みながら、ジャズの生演奏を聴くことができるのは、この列車ならではの贅沢なひと時です。長岡までは2号車のイベントスペースで過し、長岡からは3号車のリクライニングシートで寛ぎながら車窓を楽しみます。普段運転される快速越乃Shu*Kura号は、越後川口から飯山線に入りますが、今回の快速ゆざわShu*Kura号は上越線を南下して越後湯沢まで運転します。特に、越後川口以南の風景を中心に楽しみます。浦佐を出て山間部を進み六日町を経て更に山間部を進み、突然視界が開けると湯沢の街並みです。快速ゆざわShu*Kura号は定刻に越後湯沢に到着しました。

長野駅発車案内
 

8:13に長野を出ます
 

妙高1号(長野8:13−直江津9:41)
 

今回は指定席に乗車
 

直江津での乗り換えは3分
 

ゆざわShu*Kura号(直江津9:44−越後湯沢12:32)
 

日本海をに見ながら進みます
 

生ビールを飲みながらジャズの生演奏
 

長岡で快速くびき野3号を撮影
 

魚野川に沿って南下
 

越後湯沢駅に12:32に到着

特急はくたか号と並びます 


■越後湯沢で旅の折り返し
 旅の折り返しとなる越後湯沢駅は、ちょうどお昼時です。ゆざわShu*Kura号からNODOKAループ号への乗り換えは、約1時間10分ありますので、何処かで昼食をと、知人の方とCoCoLo湯沢内で店を探したのですが、手ごろな店は満席・・・。最後に一番奥にあった「魚沼らーめん雁舎」で、魚沼ラーメンを食す事に決定。
 餃子とライスが付いた、チャーシュー麺を食べましたが、なかなかおいしかったです。普段は、1人で食べるときはササッと食べて店を出ますが、今日は知人の方と雑談をしながら食べたので、良い時間に店を出る事ができました。
   
■後半〜越後湯沢から長野へ〜
 昼食も食べて旅も後半です。越後湯沢から高崎経由で長野へ戻ります。2014年夏の「青春18きっぷ」最後の行程です。
 越後湯沢からは、快速NODOKAループに乗車します。こちらは、カーペット電車の「NODOKA」を使用した臨時列車です。水上でSLみなかみ号に接続しているので、車内はほぼ満席の大盛況です。接続列車の関係で、発車が17分遅れましたが、越後湯沢を出たNODOKAループ号は、トンネルを下りながら進みます。土合駅には少々遅れての到着となりましたが、こちらで停車時間を調整して定刻に戻りました。土合駅でホームを散策して列車に戻ります。土合駅を出ると、トンネルを抜けてループ線が見える区間を走行します。列車の車窓から眼下にこれから止まる湯檜曽駅が見えています。皆一斉に写真撮影をします。列車は、再びトンネルに入りトンネルを出ると先ほど眼下に見えていた湯檜曽駅に停車。湯檜曽駅を出ると終着の水上駅は目前です。 
 
 水上駅からは、SLみなかみ号に乗車します。今月2度目のSLみなかみ号の乗車です。今回も、D51-498が牽引を担当します。客車は、12系客車5両で1両減車となっています。汽笛一声、水上を出たSLみなかみ号は高崎を目指して力強く進みます。車内の方は、5両編成にも関わらず1人(1グループ)1ボックスと言う乗車率です。帰路となる上り列車なので仕方ないのですが・・・。もう、季節は夏から秋に移りつつあるのか、12系客車に西日が射す時間が早くなりました。列車は、沼田で5分停車し利根川を渡り渋川で14分停車。渋川を出ると、2014年夏の「青春18きっぷ」を使用した旅も終盤です。車窓に入る西日とD51の走行音、少し色あせ始めた緑の木々の車窓を見ると夏の旅の終わりを感じ寂しくなります。高崎には定刻の17時13分に到着しました。上越線を、ゆざわShu*Kura号・NODOKAループ号・SLみなかみ号と3本のリゾート列車で上越線を走破しました。
 
 高崎からは、長野新幹線で一気に長野へ戻ります。高崎駅の乗換口で乗車券と新幹線自由席と乗車券を購入して新幹線ホームへ。11番線の「長野行新幹線線」の案内表示もあと半年で見納めです。西に差す高崎駅にこの夏の旅行で最後の列車となる、「あさま535号」がE7系F7編成で入ってきます。1号車から5号車の自由席は、3号車から5号車は結構混んでいましたが2号車はガラガラでした。2号車に乗車してE7系の旅を楽しむ事52分、長野を出て10時間13分後の18時26分に再び長野駅に戻り、2014年夏の「青春18きっぷ」の旅は無事に終了しました。12両のE7系新幹線2号車から階段付近の5号車までホームを歩いても、夏のような暑さはもうなく涼しげな初秋の風がホームを吹き抜け、夏から季節は秋に変わりつつあるようです。

越後湯沢駅発車案内
 

越後湯沢駅を14時に出発(定刻は13:43)
 

NODOKAループ号(越後湯沢14:00−水上15:05)
 ※定刻は、越後湯沢13:43発

魚野川を渡ります
 

ループ線の上を通過
 

水上での乗換は15分
 

SLみなかみ号(水上15:20−高崎17:13)
 

「青春18きっぷ」の旅も終盤です
 

高崎で「青春18きっぷ」の旅が終了
 

新幹線で長野へ
 

あさま535号(高崎17:34−長野18:26)

長野に18:26に到着

■その他


■使用した指定券など
 2014年夏の「青春18きっぷ」に最後の旅は、少し豪勢にしようと、指定席列車中心に利用しました。全車指定の列車は、指定席券を購入して当たり前なのですが、普段は自由席利用でも十分な「妙高号」も指定席利用にしました。
 こちらは、来春の新幹線延伸で運転が終了となりますので、長野駅の指定席券売機が熱転写マルス券のうちに購入しました。
 「青春18きっぷ」の旅は高崎で終了して、長野までは新幹線を利用しました。こちらは、乗換口の窓口で購入しました。(「見本」の見の字の下に大穴が空いています。)


■役目を終えた青春18きっぷ
 今年も無事に、「青春18きっぷ」5回分使いきり役目を終えました。冬は、忙しくて基本的に購入はしません。また、来春からは新幹線延伸で在来線が経営分離されて、「青春18きっぷ」+3セクの乗車券を使うより新幹線・高速バスの方が、所要時間を考慮し考えると安上がりに移動できる可能性もあるため、今回が最後のつもりで使用しました。
 とは言え、利用できる機会があればまた利用したいです。