3:ガタゴト日誌(旅行記) 作成日:2013年 8月28日(水) 

 SLばんえつ物語号グリーン車乗車 

SL列車と国鉄型特急電車の旅

2013年8月24日(土)から1夜行2日



今回乗車した主な列車
 

 ようやくSLばんえつ物語号のグリーン券が確保できましたので、SLばんえつ物語号を中心に、SLみなかみ号・上越線ゆめぞら号と今後が注目される国鉄特急型電車に多く乗れるように旅程を調整して、1夜行2日の遠征を行いました。

■1日目【8月24日土曜日】


■189系と485系を乗り継ぎ直江津へ
 須坂から長野電鉄で長野へ。長野から189系N103編成の普通列車妙高1号に乗車します。土曜日だから空いているかと思いきや、なかなかの混雑で早めに長野駅に到着して正解でした。189系に乗って旅立ちが出来るのもあと数年となりました。「あさま色」の189系に揺られて新井へ。新井で、快速くびき野3号に乗り換えます。485系新潟車に乗車できるのと、直江津での乗り換え時間を短くするための時間調整も兼ねていたのですが、「週末パス」だと、このまま長岡まで乗車して長岡→越後湯沢で新幹線を利用すれば待ち時間が少なくなるな。と、思った時車内放送が・・・。

妙高1号(長野8:12−新井9:18)
 

くびき野3号(新井9:37−直江津10:02)
                 ※大雨により直江津で運転打ち切り 

北越急行線(直江津11:12−越後湯沢12:46)
 長岡付近の大雨の影響で、直江津で運転打ち切り。あ〜せっかく良い行程を思いついたのに・・・。と思ったものの大雨では仕方ない。列車は無情にも、直江津駅で運転を打ち切って車庫に入るようです。
 くびき野3号の乗客は、特急券を購入して越後湯沢・新幹線経由で長岡・新潟方面へ行く人。払い戻して高速バス検討などに分かれました。青春18きっぷは、救済なしで運転再開を待つか、乗車券・特急券を購入して越後湯沢・新幹線経由となるようです。
 私は、週末パスなので当初の予定通り北越急行線の普通列車で越後湯沢へ向かいます。
   


■上越線イベント列車の旅
 越後湯沢から快速上越線ゆめぞら4号に乗車します。夏休み後半になると北越急行線で活躍する「ゆめぞら」が上越線で出張運転を行います。上越線の越後湯沢〜水上もトンネルの多い区間ですので、シアター上映に最適な区間です。本日は、長岡地区大雨の影響でダイヤが乱れ先行の貨物列車も遅延しているため、23分遅れて越後湯沢駅を発車しました。この関係で、土合駅での20分停車は無くなり駅の見学は出来ませんでしたが、シアター上映は予定通りに行われて水上駅にも定刻に到着出来たのが何よりでした。ここ数年、この列車の知名度も上がっていていて全車指定席ですが座席も結構埋まっていました。混雑する上越線の普通列車を嫌って、指定席料金を払って座って移動できる列車として重宝している方もいるようです。
 
 水上からは、SLみなかみ号に乗車します。本日は、C61が12系客車を牽引します。例年、上越線(水上〜越後湯沢)で接続の臨時列車が運転される日は混雑する日が多く、今日も快速上越線ゆめぞら号が運転されましたので混雑を警戒しましたが、3号車は1人(1グループ)で1ボックスと空いていて快適に乗車できました。上り列車は下り勾配となるので、C61型蒸気機関車の力強い走りは楽しめませんが、その分12系客車に揺られてC61の汽笛を聞きながらゆったりと快適な旅が楽しめます。途中、渋川でしばらく停車したのち、列車はゆっくりと上越線を進み高崎駅に到着しました。
 

上越線ゆめぞら4号(越後湯沢13:40−水上15:02)
 ※大雨によるダイヤ乱れにより越後湯沢14:03発

シアター上映
 

SLみなかみ号(水上15:20−高崎17:13)

12系客車で晩夏の上越線の旅
   


■高崎から東京へ
 高崎から快速アーバン号で上野へ向かいます。もう駄目だろうと先頭へ行くと、まだボックスが空いていたので辛うじて進行方向に座れました。この場所にさえ座れれば、快適に上野まで乗車できます。土曜日の夕方も手伝ってか、ほとんど混雑する区間もなく快適に上野駅まで乗車できました。

快速アーバン(高崎17:26−上野19:02)
 

先頭車でボックス確保
 

おふろの王様大井町店で入浴・休憩
 上野駅到着後は、京浜東北線で大井町駅まで移動して、前回と同様に「おふろの王様」大井町店で入浴と休憩を・・・。前回の金曜と違って土曜日ですので、200円増しの1500円ですが、バスタオル・タオルも付いていますし、ロッカーも大きいのがあるのと、店の方の見回りも多く安心ですので今回も利用しました。
 ちょうど、大井町駅前では祭りが行われており、「東京音頭」等の曲を聞きながら露天風呂で疲れを癒すと言う贅沢なひと時を過ごす事が出来ました。
 入浴後は、軽食と休憩をして時間を調整して、汗をかかないように時間を調整して新宿へ移動します。
    
■485系夜行列車で新潟へ

ムーンライトえちご号(新宿23:10−新潟4:51)
※山手線/埼京線遅延の関係で新宿23:20発
 明日のSLばんえつ物語号乗車のために、快速ムーンライトえちご号で新潟へ向かいます。今夜の宿は、485系電車です。山手線・埼京線の遅延の影響で、新宿を10分遅れの23:20に発車した列車は、池袋・大宮で乗客を乗せて、ほぼ満席の状態で新潟へ向かいます。全体的に余裕のあるダイヤなのか、高崎到着の時点でほぼ定時に回復していました。上越国境を越えて、長岡では多くの方が降車しましたが、逆に何名か乗ってくる方も見受けられました。
 485系は、一夜を走り抜け夜明け直前の新潟に4:51に到着しました。ここで、ほとんどの方は快速村上行に乗り継いで行きました。いつも慌ただしい、夜行列車の旅の終わりです。
   


■2日目【8月25日日曜日】


■485系の朝の快速
 新潟駅到着後は、時間調整も兼ねて長岡へ。始発の長岡行は、115系の2両編成。空いているだろうなんて予想は甘いようで、新潟から通路まで立席の乗客で混雑して発車。それでも、磐越西線との分岐駅の新津で混雑は解消されましたが、今度は長岡に向かうにつれて乗客が多くなり、結局は混雑したまま長岡駅に到着。ほとんどの乗客は、越後湯沢行に乗り継いで行きました。私は、ここで再び新潟へ戻ります。
 急行能登号がなくなり、直江津で乗り換えできた急行きたぐに号も廃止となり、急行きたぐに号の代わりに登場した快速おはよう信越号。この列車だけは、乗車する機会がないだろうと思っていましたが、予想外に乗車できるチャンスが巡ってきました。
 長岡駅では、少々停車するので写真撮影を・・・。と、思ったら噂通り「おはよう信越」の文字が見えない。似たような色ですので黄色に隠れてしまうようです。車内に入ると、指定の5号車は元勝田車のようです。ひじ掛けに面影があります。思わぬところで、特急ひたち号の車両と再会できました。車内は、日曜日のせいもあるのか、上越地区の方々は、長岡で新幹線に乗り継いだ後なのか解りませんが、5号車は2人しか乗ってなく他の号車も閑散としていました。朝日に照らせて、快速おはよう信越号は新潟を目指して走ります。途中駅での乗車もほとんどありませんでしたが、新津駅からは僅かながら乗ってきました。日曜でも乗ってくるのですから、平日はライナー代わりに結構乗車があるのかと思います。列車は、順調に進み新潟駅に485系できょう2回目の到着をしました。

普通(新潟5:17−長岡6:31)

快速おはよう信越号(長岡7:22−新潟8:30)
   


■SLばんえつ物語号(グリーン車)

SLばんえつ物語号(新潟9:43−会津若松13:31)
 

念願のグリーン車に乗車
 

本日乗車のグリーン車
 新潟からは、今回の遠征の最大の目的であるSLばんえつ物語号のグリーン車に乗車。4カ月かかってようやく乗車が叶いました。SL列車でグリーン車というのはあまり例がないかと思います。
 今回は、お座敷客車等ではなく、3列シートの特急列車のグリーン並みの豪華な座席で、会津若松までの旅を楽しみました。ただ、密閉式の窓のため、汽笛や煙の臭いはあまり期待できません。
 それでも、豪華で快適な空間でゆったりとSL列車の旅が楽しめるのは魅力的なのか、新潟から会津若松まで乗客の乗降はありましたが、喜多方からの乗車もあり、ほぼ満席の状態でした。
   


■長野への帰路
 会津若松に到着して、4ヶ月越しのSLばんえつ物語号のグリーン車の乗車を果たしました。もう、これさえ乗ってしまえば後は・・・。と言う事で、再び新津まで戻って信越本線経由にするか、郡山に抜けて東北本線経由にするか迷いましたが、一発で迷いは解消されました。
 
 快速あいづライナー4号は、485系国鉄色での運転でした。もうこれは、この列車に乗るしかないと485系に乗車。でも、元東武乗り入れ編成だったような気がしてノーマークだったのですが・・・。某情報誌を良く見ていなかったのか。車内は、発車時刻になると立席も出る混雑です。指定席はすでに完売です。会津若松を出た列車は、順調に進んでいて内装はリニューアルされていますが、外装は特急あいづ号を思い出せる感じで磐越西線を走行。ですが、郡山直前で防護無線を受信して緊急停車。結局、郡山には11分の延着となり、所定の黒磯行の接続は切られてしまいました。
 仕方ないので、後続の黒磯行に乗車します。701系オールロングの2両編成で、ほとんどが快速あいづライナー号の乗客ですぐに満席。その後、地元の方々が続々と乗車して混雑したまま郡山を発車。列車は、淡々と1駅づつ停車してゆきます。その都度、降りる方がいますので駅に止まるごとに車内の混雑は解消されてゆきます。
 
 黒磯からは、宇都宮行に乗り換えです。5分しかないので、大運動会状態で狭い黒磯駅の跨線橋を移動します。でも、701系2両→211系5両ですので車内は全員座っても空いている状態でした。この区間も205系が進出したようで、私が211系3000番台でこの区間を乗車するのは最後になるでしょう。郡山駅での接続切りで思わぬ乗り収めが出来ました。211系3000番台に乗車して51分で宇都宮駅に到着。宇都宮で、湘南新宿ラインに乗車します。最後部の方へ歩くと14号車のボックス(進行方向側)が確保できました。これで大宮まで快適に乗車できます。宇都宮から大宮まで・・・。日暮れも早くなり、小山を過ぎるともう暗くなりました。徐々に大宮に近づくにつれて車内も混雑して、もう疲れたと思う頃に大宮に到着。
 
 大宮からは、新幹線で一気に長野へ。「青春18きっぷ」と違い、週末パスだと特急券だけの出費で済みます。と言う事で乗換口の券売機へ。すでに、上越・長野新幹線の先発は「あさま543号」になっています。指定の空席を照会すると窓側は満席。通路側か中央のB席しか空きがないとの表示。自由席は4両なので通路側なら自由席で座れそうですので、わざわざ繁忙期に710円余計に払って指定席の通路側もないだろうと自由席で戻る事に。大宮に到着した「あさま543号」は予想通り、大宮からでもC席に余裕で着席出来ました。しかも、高崎でかなり降りたのでA席に移れました。指定にしないで良かった。高崎からは窓側に移り夜景を楽しみました。今回の遠征では初めての新幹線利用でしたが、普通列車ばかり乗っているとかなり早く感じました。
 長野からは、長野電鉄で須坂に戻り今回の遠征も無事に終了しました。
 

あいづライナー4号(会津若松14:14−郡山15:17)
            ※防護無線受信のため郡山15:28着

普通(郡山15:48−黒磯16:48)
 

普通(黒磯16:53−宇都宮17:44)
 

普通(宇都宮17:57−大宮19:13)
 

宇都宮から14号車ボックス確保

あさま543号(大宮19:30−長野20:44)
   

■その他


■週末パス
 今回の旅行には、「青春18きっぷ」(1回)と、別に青春18きっぷ(1回)を準備して行う予定でしたが、SLばんえつ物語号のグリーン券部分の乗車券・北越急行の乗車券や青春18きっぷの落札金額・銀行振込み手数料・送料等を計算すると、「週末パス」との差は僅かでしたので、「週末パス」を選択しました。結果的に少ない投資で、大宮−長野で新幹線も利用できて、普通・快速列車にのみの直江津経由より帰宅時間を早める事ができました。
 ※画像は使用前