3:ガタゴト日誌(旅行記) 作成日:2013年 2月14日(木) 

SL列車で行く早春の成田線の旅

2013年2月11日(月)日帰り


佐原駅で発車を待つSLおいでよ銚子号
 

 成田線で運転された快速SLおいでよ銚子号の指定券が幸運にも入手できましたので、乗車をメインに銚子まで乗り鉄してきました。この他にも、DLおいでよ佐原号・特急さわら号やニューなのはな号を使用した臨時特急しおさい92号も運転され、日帰りながら充実した遠征になりました。


■始発の新幹線で東京へ
 須坂駅から始発電車で東京へ向かいます。長野電鉄の始発電車は、8500系T1編成でした。8500系3連だと空席だらけで空いているように見えますが、3500系N編成なら結構座席が埋まっていると思います。そんな感じの乗車率で長野駅に到着します。
 長野からは、当初は6:10の臨時あさま502号に乗車予定でしたが、帰りの新幹線の指定券を購入してホームへ行っても「あさま500号」に間に合ったので、あさま500号で東京へ向かいます。1号車から3号車の自由席はそれでも人が乗っていましたが、4号車の自由席は空席だらけで快適に乗車できます。高崎を過ぎても誰も隣に座ってくる事もなく、快適に終点の東京駅まで乗車できました。新幹線で東京駅まで乗車するのは久々です。

長野電鉄(須坂5:25−長野5:50)

あさま550号(長野6:00−東京7:40)
 
■東京駅赤レンガ駅舎
 東京駅の赤レンガ駅舎を復元後初めてみました。まだ8時前ですが、多くの観光客が写真を撮っており、すっかり観光名所になったようです。ただ、完全に朝日が逆光になりますので、全体を撮影するのは困難です。その後は、駅構内を見て回ります。

東京駅赤レンガ駅舎

美しく復元されました
   


■臨時特急で笹川へ
 東京駅で、最後に臨時特急さわら号の指定席を照会しましたが満席・・・。とりあえず、京浜東北線で秋葉原へ向かいます。
 秋葉原から臨時特急さわら号に乗車します。自由席は座れるだろうか心配しましたが心配も杞憂に終わり自由席の方が空いていました。秋葉原を出て錦糸町に止まりましたが数人が乗車しただけで車内は空いています。さすがに千葉からは乗車が多かったのですが、指定席が中心で自由席は数人しか乗車してきません。佐倉を出て総武本線と分かれて成田駅に到着します。ここで少々停車となるので、指定席側を見ると満席のはずでしたが、結構座席が空いていました。成田で降りたのでしょうか。その後も、自由席はガラガラのまま終着の佐原に到着します。
 佐原からは、銚子行の普通列車で移動します。209系2100番台のC617編成でした。長野総合車両センターで改造された編成ではありませんでした。そこまで上手くはいかないですね・・・。最後部の車両に乗車しましたが、ボックス席に座る事が出来ました。これで快適に笹川駅まで移動できます。

京浜東北線(東京8:23−秋葉原8:26)
 

臨時特急さわら号(秋葉原8:45−佐原10:22)
 

佐原駅に到着
 

ひな人形も飾られています
 

普通(佐原11:23−笹川11:31)

209系のボックスシートには初めて座りました
 
■DLおいでよ佐原/SLおいでよ銚子
 笹川駅に到着しました。すでに反対ホームには、DLおいでよ佐原号が停車しています。DLおいでよ佐原号は、ホーム一杯に止まっていました。編成も長いですしね。ただ、列車だけなら反対ホームから広角でギリギリ入りました。とか何とかしていると、もう発車の時刻も目前です。なんと、この列車では乗車口で指定席のチェックをしていました。
 笹川を出た列車は、佐原へ向けて走行します。特にこれと言って見どころがあるわけでもなく遠くに工場群を見ながら広い田園風景を見ながら進みます。ただ、順光側になる反対側は撮影の方々でもの凄い混雑になりました。車も数珠つなぎで駐車されていました。終点の佐原には3番に到着します。駅のホームも駅の外もSL見学の方で大混雑しています。
 
  佐原からは、SLが先頭で快速SLおいでよ銚子号として運転されます。乗車口で指定席チェックを終えて車内へ。もちろん車内は満席です。この列車の1号車は、業務用と言う事で解放されていません。C61の汽笛一声、佐原を発車します。駅周辺は、ものすごい人出でこの列車を見送っています。いや、これだけの人出は久しぶりに見ました。沿線も、DLの時とは比較にならないくらいの人が線路際に絶え間なく集まっています。列車は、ゆっくりと進みやがて鹿島線と分岐して成田線を銚子を目指して走ります。笹川では、今度はSL側だけ撮影できました。ただ出発式の関係で時間制限がありました。乗ってきた人、見に来た人でSLの先頭部は時間制限もあって大混雑しました。
 笹川を出ると、車窓には、利根川が時折見えるようになりました。日も西に傾き始めてはいますが、沿線には大勢の方が手を振っていて平和な一時でした。椎柴駅での運転停車した列車は、撮影者が急に飛び出してきて緊急した影響で3分ほど遅れて終点の銚子駅に到着しました。
 

DLおいでよ佐原号(笹川12:00−佐原12:30)
 

特製サボ
 

佐原駅で折り返します

SLおいでよ銚子号(佐原13:53−銚子15:47)
   詳しくは乗車記もご覧ください  
   


■デキ3を訪ねて銚子電鉄へ
 せっかく銚子へ来たのだから、デキ3だけは見ておきたい・・・。と言う事で、SLの入換えの撮影はせずに銚子電鉄に乗車して、1駅2分の仲ノ町駅で下車します。ここで、入場券と帰りの乗車券を購入して駅構内を渡り車庫へ向かいます。お目当てのデキ3は小さい車体でポツンと停車しています。その可愛らしい姿は、とても電気機関車とは思えません。この機関車が貨車を牽引していたかと思うと、もう10年早く生まれていればと思ってしまいます。残念ながら本線へ出る事は出来ないので走行する姿は見る事が出来ないと思うと残念です。その他に、デハ1001(銀座線カラー)とデハ1002(丸ノ内線カラー)の姿も見る事が出来ました。帰りの東京行の特急列車の時刻を考えると長居もできません。再訪を誓って銚子行に乗車して銚子に戻ります。

銚子電鉄(銚子16:08−仲ノ町16:10)
 

仲ノ町駅で下車
 

デキ3形電気機関車
 

デハ1002(丸ノ内線カラー)
 

デハ1001(銀座線カラー)
 

銚子電鉄(仲ノ町16:24−銚子16:26)
 
 
■銚子から長野へ
 銚子からは、先行の特急しおさい14号をパスして臨時特急しおさい92号に乗車します。ニューなのはな号使用の6両編成で自由席はほぼ満席でしたが、指定席は1ボックス1人から2人と言う感じでした。今回は、6両すべてがボックス席での運転となっています。もちろん、進行方向の窓側を選択しました。
 銚子を出ると夕闇せまる総武本線を列車は進み、いつしか夜の総武本線を進みます。乗客は、ほとんどが鉄道ファンといった感じで、SL乗車のパック旅行の乗客の姿はあまりいません。停車駅でも降車が中心で乗車はほとんどいません。しかも、千葉県内の各駅で下車してゆきます。終点の東京に着いた時には、私が乗車した指定席の乗車は数人が乗車しているだけでした。東京駅の総武地下ホームに、ニューなのはな号が停車しているのは初めてみましたのでとても新鮮でした。
 
 新幹線あさま号の発車時間まで30分ほどありましたので、急いでライトアップされた東京駅の赤レンガ駅舎を見に行きました。少し光量は抑えられていますが、かえって落ち着いた良い感じでした。今度は、ゆっくり見る事が出来るように時間を調整しようかと思っています。
 
 東京駅から乗車した、あさま547号はE2系N1編成でした。この編成の座席とは相性が良くなく、何か疲れるんですよね。乗車した8号車は、ガラガラで東京から長野まで10人程度の乗車でした。帰路は、A席を選択するのですが、もちろん誰も来る事はありません。夜の長野新幹線の車窓を見ていると列車は長野駅に到着しました。長野駅からは、長野電鉄に乗り換えて8500系T4編成に揺られて須坂へ戻りました。
 日帰りで慌ただしい遠征でしたが、内容は結構充実した内容だったかと思います。

銚子駅から須坂へ帰路に・・・
 

臨時しおさい92号(銚子16:58−東京19:14)
 

ライトアップされた東京駅
 

あさま547号(東京19:44−長野21:33)
 

夕食は久々の「チキン弁当」

長野電鉄(長野21:44−須坂22:11)
   


■使用した乗車券

使用したウィークエンドパス
 今回は日帰り旅行でしたが、乗車券は「ウィークエンドパス」を利用しました。当初は、「東京週末フリー乗車券」+成田→銚子/銚子→佐倉の乗車券の併用を検討しましたが、須坂−長野の長野電鉄に往復乗車することを考慮すると、ウィークエンドパス利用の方が安上がりになる事が判明したのでこちらを利用しました。
 この乗車券は、2月10日・11日有効の券を購入して10日は使用しませんでした。この場合でも、購入は2月10日までに行う必要性があります。(2月11日には購入できません。)