3:ガタゴト日誌(旅行記)
    2012年夏「青春18きっぷの旅」A
作成日:2012年 8月14日(火) 

  

誕生記念列車と温泉特急の旅

2012年8月10日(土)から1泊2日1夜行 


湯の山温泉サマーライナー号
 

 今回は、毎年恒例となりつつある189系快速ムーンライトながら号で行く、湯の山温泉サマーライナー号乗車の旅を行いました。今回は、文句なしの「青春18きっぷ」利用です。
 今年は、湯の山温泉サマーライナー号の運転日が土曜日限定になってしまいましたが、金曜日に「EF60誕生記念号」が運転されましたので、代休を絡めてかえって良い旅行になりました。当初は、1夜行2日の予定でしたが、桑名の親戚に泊めてもらい1泊2日1夜行になりました。

■1日目


■旧信越本線に沿って横川へ
 長野から小諸行きに乗車して今回の旅がスタートします。篠ノ井からの「しなの鉄道」は別料金区間。さっそく別料金が発生します。夏のしなの鉄道を115系に揺られて小諸に到着。
 小諸で115系軽井沢行きに乗り換えます。車内は、軽井沢に近づくにつれて混雑して軽井沢到着時には結構な混雑となりました。
 軽井沢から臨時のJRバス軽井沢行に乗車します。この臨時バスは、旧道経由で軽井沢へ向かいます。ちょうど信越本線に沿って進むことになります。バスは、途中の熊ノ平・めがね橋で客扱いをするため料金は後払いです。バスは、狭い旧道をゆっくりと下ります。途中で、めがね橋を見ることも出来ました。車内も途中のバス停からの乗客も多く1人(1グループ)2人掛け1席利用で横川に到着しました。

長野を出発
 

しなの鉄道(長野10:36−小諸11:38)
 

しなの鉄道(小諸11:42−軽井沢12:07)
 

臨時JRバス(軽井沢12:50−横川12:36)
 

臨時バスは旧道経由

くつろぎの郷に保存されているEF63-22
   


■記念列車と夜行列車で中京へ
 横川からは、EF60誕生記念号で高崎へ向かいます。乗車は、4号車のスハフ32です。一番古い車両があたりました。真夏ですので、もちろん窓全開で乗車します。
 横川を発車した、快速EF60誕生記念号は順調に夏の信越本線を高崎へ・・・。と書きたいところですが、5分ぐらいして保安装置作動で緊急停車。しばらく停車となります。あっという間に国道にも車が縦列で止まり撮影会状態に・・・。しばらくして運転を再開するも、すぐに2回目の緊急停車・・・。今日は、なんかすごい人出です。車内では、指定席の検札に乗車証の配布が行われています。運転を再開し、今度こそは順調に横川へ。という願いを込めて発車。D51が最後部に連結されているためスローペースでの運転です。西日に妙義山を見ながら列車は高崎へ向けて進みます。非冷房の旧客で窓を開けていると、横川から高崎に進むにつれてだんだん暑くなってくるのが解ります。磯部で停車して列車は安中へ。撮影地では、同じ方々を何回も見かけました。このペースなら追いかけも余裕ですね。期待の安中は、列車遅延のためSLの点検後すぐの発車という事で車内で待機。
 安中の停車時間を削り遅れをか若干回復しても、完全に戻せることはなく列車は進み上越新幹線・上越線が見えてくると終点の高崎に5分ほど遅れて到着しました。本来ならすぐに引き上げるところですが、本日は遅れた関係ですぐに引き上げることはなく、少し撮影できる時間もありました。
 
 高崎からは、時間がありますので両毛線・小山経由で上野へ向かいます。高崎から乗車した両毛線は115系。久々に北関東で115系に乗車しました。夕暮れせまる両毛線を115系電車で移動できるしばしの贅沢な時間です。小山では、駅工事中による通路う回で予定の接続列車に間に合いませんでした。仕方なく次の上野行きで上野へ。もちろんグリーン車料金を奮発して乗車します。やっぱり快適なグリーン車は楽ですね。上野に到着後は、「あけぼの」を撮影したり夕食をとり東京へ。八重洲の地下街を30分さまよって某情報誌の前売りの本屋を発見・・・。その後は、改札内の待合室で時間調整。東京駅の待合室が様変わりしていて驚きました。
 
 さて、今夜は恒例のムーンライトながら号で西へ向かいます。今年は、10号車通路側というなんとも広い良い席があたりました。ただ、183系(クハ183)でしたので、往年の「あさま」ではなかったのは残念・・・。列車は、西へ快調に進みます。小田原を出ると、一斉に強行乗車の立ち客を空席に案内しはじめました。これで座席はほぼ埋まりましたが、金曜の夜も手伝ってまだまだ立ち客がいます。少し寝て起きると、袋井駅に止まっていた。大雨の影響で抑止との事。しばらくして、ようやく動き出して浜松駅に3:50にようやく到着。浜松の発車は所定3:11なのでこの時点で39分発車時間から過ぎていますが、完全に止まってしまいました。隣の通過線を貨物列車が2本通過してゆきましたがこちらは動く気配なし。
 時間だけが過ぎてゆき、名古屋からの近鉄の乗り換え時間を考えると6:30までに動かなければ、新幹線へ自腹乗り換えという事で非常用の行程を作り終わるところ、夜が明けた5:40に運転再開。とはいえ、徐行運転ですので原チャより遅い速度で進行中。鷲津駅には、東京行の特急サンライズ瀬戸・出雲号が停車中。鷲津駅からは所定運転に戻り6:20に豊橋で運転停車。ここで、おそらく先行するであろう区間快速か新快速に乗り換え案内があるかと思いましたが、運転停車だけで6:26に発車。やはりというか、途中の駅で新快速か快速か区間快速か解りませんが通過待ちを行い名古屋に7:37に到着しました。

EF60誕生記念(横川15:10−高崎16:15)
 

普通(高崎16:39−小山18:19)
 

普通(小山18:42−上野19:59)

ムーンライトながら号(東京23:10−名古屋※7:37)
 ※ムーンライトながら号:大雨遅延につき名古屋で降車。予定変更。 
   

■2日目


■ついにAceで湯の山温泉へ
 ムーンライトながら号は、名古屋駅に7時37分頃に到着。もう、米原まで「5489」の指定を引き取りに行くのは無理ですので名古屋で降車。まずは、近鉄名古屋駅へネット予約の特急券を引き取りに・・・。その後、稲沢駅へ移動します。ホームからJR貨物の愛知機関区を観察します。EF64−60の姿を見ることも出来ました。EF64−0番台を見るのは久しぶりです。その後、貨物列車1本を撮影して名古屋へ。
 
 近鉄名古屋では、リニューアルされた伊勢志摩ライナー号を撮影します。凄いイメージが変わりました。新車のようです。新型の発車案内に「特急湯の山温泉」の表示が出ました。「先発」で表示が出るのは僅か3分です。名古屋駅に「湯の山温泉行特急」という自動放送が流れました。その後、駅員の肉声放送が続いて22600系Ace2両が入線して来ました。昨年までは4番乗り場からの発車ですが、今年は5番乗り場からの発車に変わりました。ドアが開くと同時に発車メロディーのチャイムが流れだして1枚だけ撮影してあわてて乗車。
 車内に入り座ると同時に列車は近鉄名古屋を発車しました。本日は、旧盆直前の土曜日だけあって車内は結構座席が埋まっています。他の日は解りませんが、これだけ埋まっていれば来年の運転も大丈夫そうです。空席は多々ありますが、四日市で大阪方面からの乗り換えの方の座席でしょう。
 列車は、木曽川を渡り長島を通過して桑名に到着します。多少の乗車を期待したのですが、乗車はほとんどありませんでした。桑名だと近所ですから特急に乗らなくても・・・・。なんでしょうか。桑名を出ると次は四日市です。四日市では、列車の進行方向が変わります。四日市では、撮影のため車外に出て撮影します。名古屋では撮影できなかったので、時間一杯撮影して車内に戻ると私の席だけ回転されていなかった・・・。車内は、大阪方面からの乗り換え客でほぼ満席の状態になっています。幸いにも私の隣は空いてましたが・・・。列車は、進行方向を変えて湯の山線へ。22600系Aceに乗車して湯の山線の旅を楽しめる日が来るとは思いませんでした。
 湯の山線内は、客扱いがありませんので最後の1区間はかなりの盛況でした。今年も、団扇型の乗車証明書の他に、キリンビールの協力で、「納涼ビール特急」として往路のみビールかお茶のどちらか1つが配られました。今日は、湯の山線をゆっくりと列車は進みます。今年は、「ビール」を飲んで寛いでいると、列車は湯の山温泉に到着しました。
 
 湯の山温泉からは、普通列車に乗車して四日市へ。四日市から急行で桑名へ向かいます。桑名到着後は、親類と桑名駅前の「桑栄メイト」内の有名な餃子店「新○覚」を皮切りに飲んだぐれていました。当初は、18きっぷは使用を終了して名古屋19:40発の最終の特急しなの号で帰る予定でしたが、イオン桑名ショッピングセンター2番街で、遊び呆けていたら凄い雨でこれは抑止になる可能性大だな。(と言うか、この人は19時過ぎて桑名で何言ってんだか・・・w)と言う事で泊めてもらう事になりました。結局、21時までウロウロしていました。

2時間以上遅れて7:37頃に名古屋到着
 

稲沢駅ホームより
 

EF64−60
 

貨物列車も通過しました
 

近鉄名古屋
 

伊勢志摩ライナー号(リニューアル)
 

湯の山温泉サマーライナー(近鉄名古屋9:54−湯の山温泉10:46)
 

湯の山温泉に到着
 

普通(湯の山温泉11:00−四日市11:25)
 

急行(四日市11:28−桑名11:40)
 

桑名に到着

この日は、桑名の親戚宅に宿泊
   

■おまけの3日目


■最終日は特急で高速帰宅
 おまけの3日目は、二日酔いながら10時30分には桑名駅前で親戚と分かれて帰路につきます。「青春18きっぷ」は、残り2回分の使用が確定していて指定券も用意してあるので使う事は出来ません。オークション購入も考えましたが、落札する値段と長野へ特急で帰る料金差・時間差を考えると、今回は特急で帰ることを選択しました。
 桑名駅の窓口で聞いてみると、特急しなの号は名古屋17:40の列車まで全部(普通車は)満席という事で、自由席特急券を購入して普通列車で名古屋へ。四日市始発の普通列車で桑名から大混雑。でも、何とか座れました。
 名古屋からは、あおなみ線に乗車してリニア・鉄道館へ。2回目の訪問です。館内は、夏休み中で混雑していましたが、順調に381系・キハ181系・165系の姿を見ることが出来て何より。自由席特急券は、座席の確保はありませんが、好きな時間の列車に乗車できるので予想より早く名古屋駅に到着。
 
 名古屋駅で45分待って、特急しなの17号に乗車します。名古屋発車前から自由席は立客が出る混雑で名古屋を発車。なんと、この時期に6両編成。車両運用の都合もあるでしょうが、これでは指定席も買えませんね・・・。列車は、名古屋市街地を抜けて多治見を過ぎて山間部に入ります。中津川を出ると木曽路に入り木曽福島へ。木曽福島で多少の降車があり立客も少なくなりました。木曽路を抜けて松本に着くと、ようやく自由席の混雑も収まるかと思いきや、降りた分だけ乗ってきて自由席は終始混雑したまま長野に到着。それでも特急は快適で早かった・・・。高いけどね。
 という事で、無事に今回の遠征も終了しました。

桑名を出発
 

普通列車(桑名10:56→名古屋11:26)
 

あおなみ線で金城埠頭へ
 

リニア鉄道館を見学
 

2回目の見学です

しなの17号(名古屋15:00−長野17:53)
   

■その他


使用した乗車券

青春18きっぷ(3回まで使用)
 
 今回は、2回目・3回目の利用となりました。行程上に、しなの鉄道が入りましたので別料金となりました。
 その他は、順調に使用しましたが、親戚と会う関係で2日目(3回目)は、名古屋で利用終了となり、3日目は特急利用で長野まで戻りました。それなりに、1日分の2300円以上は乗車していると思いますが、少し無駄の多い使い方だったかと思います。

桑名→北長野乗車券

名古屋→長野特急券