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3:ガタゴト日誌(旅行記) |
作成日:2012年 1月 9日(金) |
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SL新春碓氷号で行く冬の碓氷峠の旅
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2012年 1月 9日(金)日帰り
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横川駅に到着したSL新春碓氷号
2011年に引き続き、信越本線の高崎〜横川でSL新春碓氷号としてD51牽引のSL列車が設定されました。新年の「乗り鉄」初めにはちょうど良い、縁起の良い列車名とお隣の群馬県での運転とのことで、今年も乗車に出かけました。 |
■屋代線経由で高崎へ
今年は、屋代線経由で高崎へ向かいます。屋代線が3月で廃線になる理由よりも利便性を考慮した結果です。長野7:01発小諸行の3620Mに乗車するには、長野経由だと須坂5:59の長野行に乗らなくてはなりません。屋代経由ならば、須坂6:34の屋代行に乗車すれば屋代で5分接続で3620Mに乗車できます。つまり、屋代線を使った方が遅く須坂駅を出発して、同じ列車に乗れるという事です。
と言う事で、屋代線で屋代へ向かいます。須坂6:34の屋代行は、11月中ごろから車両運用の都合でN編成が使用されています。そして車掌が乗務して車内放送を行い、途中の駅も全てのドアが開きます。屋代線ワンマン化直前の屋代線の旅が楽しめます。屋代線の定期列車でツーマン運転は久しぶりの体験でした。何か時代が逆戻りしたような感じで屋代まで楽しめました。
屋代からは、小諸行に乗り換えます。この列車は、JR東日本の115系を使用するので小諸へ行くという実感はあまりありません。屋代からの乗車も多く驚きましたが何とかボックスを確保。千曲から先も断続的に乗車が多くなりちょっと混雑した頃に上田に到着します。上田では、潮が引いたように一気に閑散とした車内になります。小諸で軽井沢行に乗り換えます。こちらの列車は昨年は169系3両でしたが、残念ながら今年は省令の関係で115系に変わりました。この区間の乗車は少ないだろうと考えたのは誤算で、先頭の車両はどんどんと人が増えて、窓側+αが埋まる程度(6割前後)の乗車率で小諸を出ます。今日は、冷え込んだ分天気も良く浅間山が素晴らしく良く見えました。浅間山に見とれていると列車は、中軽井沢を出て軽井沢に到着します。
軽井沢からは、JRバスに乗り換えです。乗り換え時間は6分です。これは少々厳しい時間です。混みあう改札口を通過してトイレにも行かずに早歩きで何とか発車1分前にたどり着きました。
久しぶりに乗車するJRバスは観光バスタイプの車両でした。このタイプに乗車するのは久しぶりです。乗車前に往復切符を買おうとしたら、もう廃止されたとのことで500円払い車内へ。JRバス地紋の乗車券は貴重だったので残念でした・・・。碓氷峠をバスで下り横川に到着します。やはり、群馬県へ降りると暖かいです。横川からは、知人の方に偶然お会いして107系の高崎行で高崎へ向かいます。こちらは、横川発車時点ではガラガラでしたが、途中駅からどんどん乗ってきます。沿線には、すでに数名の方がSLの通過を待っています。北高崎で最高の乗車率になって終着の高崎に到着しました。
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長野電鉄屋代線(須坂6:34−屋代7:15)
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しなの鉄道(屋代7:20−小諸8:02)
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しなの鉄道(小諸8:10−軽井沢8:34)
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JRバス(軽井沢8:40−横川9:14)
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イメージが変わった横川駅 |
信越本線(横川9:21−高崎9:52) |
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■SL新春碓氷号
高崎からは、新年最初の乗り鉄です。列車名からして新春らしい「SL新春碓氷」に乗車して再び横川へ戻ります。汽笛一声、高崎を発車したSL碓氷号は、順調に冬晴れの信越線を進みます。高崎を出て早々に名刺タイプの乗車証明書が配布されました。車内はと言うと、昨年より1両増結した5両編成ですので単純に比較はできませんが空席が多くありました。客層は、鉄道ファンより若干家族連れのほうが多い感じです。 安中を出ると、広々とした冬の田園風景が広がります。沿線で撮影する方々も次第に増えてきて、撮影ポイントには大勢の方が撮影に訪れている個所もありますが、沿線のいたるところで誰か誰かが撮影しています。短い停車の磯部を発車して碓氷川を渡ると列車は山間部に入ってきます。車内の方も、今年は冬をイメージした装飾が施されました。クーラー付近に設置された凧は、空調を回すと風で実際に舞っているように見えるアイデア賞もので、乗客(家族連れ)には好評でした。SLの旅も終盤、D51からも力強い蒸気と煙が上がり、所々で甲高い汽笛が鳴り響く事もありましたが、列車は横川駅にほぼ定刻に到着しました。横川では、観光協会の出迎えがありました。 |
高崎駅発車案内
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SL新春碓氷号(高崎10:40−横川11:44)
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車内の装飾
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SL列車で横川へ
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冬晴れで山々も良く見えます |
横川駅に到着 |
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■「鉄道文化むら」とトロッコ
碓氷峠鉄道文化村
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今年も折り返しのまでの間に、鉄道文化村へ行きました。昨年行われていた工事も終了して、全ての施設を見ることが出来ました。
もとろん、トロッコ列車にも乗車しました。牽引用の機関車故障で、別の機関車を使用するため「まるやま駅」までの運行となりましたが、車内はほぼ満席の大盛況でした。丸山周辺を散策して、ふたたびトロッコ列車で文化村まで乗車しました。これで、入園料込みで1000円は安いです。
その後は、189系(クハ189-506の車内で往年の特急あさま号を偲んだことは言うまでもありません。 |
展示車両
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189系とEF63
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トロッコ列車で丸山へ |
丸山で折り返し |
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■DL新春碓氷号
帰路はDL新春碓氷号に乗車します。今回はDD51−842が牽引します。車内は、家族連れよりファンの方が多い感じでした。車内も往路よりも確実に空席が結構残っていました。DD51とD51に汽笛が鳴り響くと横川を発車します。横川を出た快速DL新春碓氷号は、車内放送も終わり乗車証明書の配布を始めます。ファンの方はそれなりにいますが、やはり昨年よりは少ない感じです。沿線の方は、DD51先頭を狙う方も多くそれなりに賑わっています。DD51+12系(+D51)の組み合わせも今となっては珍しいですから・・・。車内では、JRのカレンダーが当たる抽選会が行われました。指定券の座席番号が抽選番号となっているそうですが、あまりに空席が多く数回やり直してようやく当選者が決定しました。
安中では10分停車します。安中と言えば、東邦亜鉛の製鉄工場が良く見えます。安中を出ると、列車は西日を浴びながらゆっくりと高崎を目指します。夕暮れ間近の車内は、行楽地からの帰路の列車にふさわしく静かでのんびりした時間が流れます。列車は、約1時間で終着の高崎に到着しました。高崎からは、再び横川へ戻ります。 |
DL新春碓氷(横川15:10−高崎16:15)
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山を下ります
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安中で少々停車
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後部はD51
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間もなく高崎 |
高崎に到着 |
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■長いようで短い帰路
高崎に到着して用事も済んだので長野へ帰ります。新幹線なら高崎16:35の「あさま531号」に乗車すれば長野に17:24に到着するのですが、せっかく「軽井沢・小布施フリーきっぷ」の使用を開始したので、帰路も在来線経由で帰ります。
高崎から乗車した横川行は、107系の4両編成でした。やはり4両編成は必要でしょうという乗車率で賑わいましたが、1駅ごとに客は減り西松井田駅を出ると乗車した号車は4人だけになってしまいました・・・。往路とは違い路線バスタイプのバスでした。帰路は、最前列の座席に座り前方の景色も楽しみながら軽井沢へ。碓氷バイパスを順調に登り軽井沢には定刻より数分早く到着しました。
軽井沢から再び列車の旅が始まります。しなの鉄道の小諸行に乗車します。新幹線より僅かに早く到着したおかげで、先頭の車両は結構空いていて快適に小諸まで乗車できました。さて、小諸では22分の待ち時間があります。長野からの折り返し列車となりますので、先程の列車が軽井沢へ折り返した後の小諸駅でしばらく待ちます。
小諸駅にようやく列車が入ってきました。暖房のきいた車内で一息つくと列車はすぐに小諸を発車します。車内は、閑散としていて空いています。が、上田駅で状況が一変してかなりの席が埋まりました。やはり上田からの乗車は凄いですね。その後も、長野へ近づくにつれて席が埋まってきます。途中の戸倉駅では5分ほど停車します。本日は、月曜日ですが祝日ですので発車時間まで何もありません。
屋代で屋代線に乗り換えようかと思いましたが、このまま長野経由の方が早く須坂駅に到着するので乗り続けます。列車は、篠ノ井からJR線に入り長野へ向かいます。
高崎からの新幹線に遅れること2時間33分後の19時57分、各駅停車の旅も無事に終了し長野駅に到着しました。一見すると、果てしなく長く感じそうですが、短い時間で乗り換えがあるので長く感じることもありません。長野駅からは、長野電鉄の8500系に揺られて須坂駅に到着して新年初の遠征も無事に終了しました。
高崎から長い帰路に・・・
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信越本線(高崎16:33−横川17:06)
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JRバス(横川17:20−軽井沢17:54)
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しなの鉄道(軽井沢18:04−小諸18:28)
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しなの鉄道(小諸18:50−長野19:57) |
長野電鉄長野線(長野20:15−須坂20:40) |
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■軽井沢・小布施フリーきっぷ
軽井沢・小布施フリーきっぷ |
今回は、「軽井沢・小布施フリーきっぷ」をメインに各種乗車券(モバイルスイカ)を併用して移動しました。「軽井沢。・小布施フリーきっぷ」については、1月9日発売(1月10日まで有効)で、今年度の発売は終了しました。
通常ですと来年度は4月以降の発売となるので、特別な追加発売がない限りは、屋代線(3月31日廃線)がフリー区間として記載されている、「軽井沢・小布施フリーきっぷ」は終了となりました。
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