3:ガタゴト日誌(旅行記)
  2011年夏「青春18きっぷの旅」A
作成日:2011年 8月25日(木) 

上越線ゆめぞら号と東西SLの旅

2011年8月20日(土)から1夜行2日 



今回の旅でメインとなった列車
 

 「青春18きっぷ」の旅、2回目は3回目(日目)・4回目(日目)を利用して東西のSL列車の旅を楽しみました。さらに、上越線で運転された「シアタートレインゆめぞら」を使用した快速上越線ゆめぞら号にも、昨年に引き続き乗車しました。
 もちろん、宿泊は189系快速ムーンライトながら号です。

■1日目【8月20日(土)】


■旅の始まりは115系
 今回も、長野発6:31の直江津行で旅を開始します。長野電鉄から乗り換えると7分しか余裕がありませんが、長野電鉄はめったに遅れることがないので余裕で乗り換えが出来ます。
 車内に入ると、本日は乗客が多く先頭と3両目〜5両目はよく席が埋まってます。ということで2両目(妙高号なら5号車)に席を確保して朝の信越本線を進みます。案の定、妙高高原からは高校生で満席になりましたが、高田からゆったりと過ごすことが出来ました。
 
 直江津からは、北越急行線に乗車します。ここは別料金になります。今日は、ラッピングされた編成です。夏休み期間中ということもあり車内は混んでいましたが、越後湯沢では乗り換え階段に遠くなる2両目は空いていましたので、ボックスの確保に成功しました。ここから北越急行線で一気に六日町へ抜けて、越後湯沢へ向かいます。途中の十日町からは帰省の方々が大勢乗りこんできてほぼ満席になりました。六日町からの上越線では、災害により徐行運転を少々遅れたものの無事に到着できました。 

普通列車(長野6:31−直江津8:04)
 

北越急行線(直江津8:09−越後湯沢9:37)
 
   
■シアタートレインで上越国境を往復
 直江津から北越急行線を経由して越後湯沢駅に到着すると、すでに列車は入線していました。昨年と違い乗車にも余裕が出来て良い事です。
 特急はくたか1号が遅延して越後湯沢に到着した関係で、5分ほど遅れて越後湯沢を出た列車は、上越線を快調に南下します。今年は、速度を遅めにして運転してるようです。さて、列車はトンネルに入りシアターの上映が始まりました。ただ、北越急行線での使用を前提としているので、タイミングや上映時間にバラつきが出てしまうのは仕方ないと思います。でも、上映が終わるとそれで終了。昨年は、すぐに違う映像を流しましたが、今年はそういうことはないようです。
 列車は、土合駅に停車します。土合駅では駅周辺も撮影できました。山間の駅とはいえ今日は涼しいです。しばらく停車して土合駅を発車します。その後、トンネルで再びシアターが上映されました。こちらも、トンネルの半分程度で上映が終了していまい、残念な気持ちで水上駅に到着しました。
 
 水上から折り返しの快速ゆめぞら1号に乗車します。昨年同様に、SLみなかみ号との並びも何とか撮影で来て大満足の乗車となりました。車内は、やはりSLから乗り継ぐ人が多いのかほぼ満席の盛況でした。SLみなかみ号が少々遅れた関係で乗り換えを待ちましたが、SLみなかみ号も満席の状態で到着し1か所しかない跨線橋に人が殺到して列が進まず、乗り換えに時間が掛かり6分遅れで水上を出た列車は、上越線を北上します。下り線のほうがトンネルが長いので車内シアターも楽しめそうです。
 トンネルに入るとさっそく車内シアターが始まりました。今回は、上映中の上映装置も撮影しておきました。後は、ゆっくりと上映を楽しんで・・・。と、書きたいところですが、やはりシアターの上映が少ないです。1度流れ終わるとそのトンネル内ではそのまま・・・。昨年みたいに、すぐに次の作品を流しません。やはり、節電とかも影響しているのでしょうか。列車は、長いトンネルの中にある土合駅に到着しました。
 土合駅に降りた瞬間・・・涼しい。このままひと夏の間引き籠っていたい心境でした。土合駅の下りホームに北越急行の車両が停車しているのも貴重ですので、しっかりと記録しておきました。本来なら冷房が効いていて涼しいはずの車内が暑く感じました。
 その後列車は、いくつかの上映をしてトンネルを抜けて越後湯沢に到着しました。
                                   
                                      ※
上越線ゆめぞら号については、乗車記でも紹介しています

上越線ゆめぞら2号(越後湯沢10:00−水上11:19)
 

車内シアター「花火編」
 

土合駅でしばらく停車
 

上越線ゆめぞら1号(水上12:10−越後湯沢13:26)
 

SLみなかみ号と上越線ゆめぞら1号の並び
 

土合駅でしばらく停車
 

土合駅の下り線はトンネル内

越後中里付近を通過
       
■上越国境を超え上野へ
 越後湯沢到着後は、上野へ向かう手段として快速上越線ゆめぞら4号に乗車します。この列車に乗ると、水上駅でSLみなかみ号に乗り継ぎができます。今回は、水上からSLみなかみ号に乗車するための接続列車として乗車します。朝の2号とは違い、SL列車に乗り継ぎができることから車内はほとんどの席が埋まっています。トンネル内でのシアター上映を楽しみ土合駅に停車します。
 
 水上駅からは、SLみなかみ号に乗車します。座席に荷物を置いて身軽になり1番線へ。広角で撮影後は、2番線へ回り撮影します。こちらは、機関車に近づけないように鎖で立ち入り禁止区域が設定されています。撮影を終えると、汽笛一斉水上を発車します。
 水上を出た列車は、高崎までのほとんどの区間が下り勾配のため足取りも軽く運転しています。沿線では、チラホラ撮影している人を見かけますが、そんなに多くはありません。各号車で募集した子供車掌により乗車証明の配布が始まりました。渋川では23分停車します。ここでもD51の撮影が出来ます。家族連れの多くは、なぜか渋川で先行する高崎行に乗り換える家族が多く驚きました。先頭部も、待てば何とか撮影できました。渋川を過ぎると終点高崎までは静かな車内でした。本当に、列車が淡々と走っている感じです。新前橋を出ると終着高崎も目前です。
 
 高崎からは、211系快速アーバン号に乗車します。高崎線で211系のグリーン車に乗るなら迷わずに、平屋のサロ210を選びます。2階席に比べて空いてますし、快速列車ですので往年の特急の雰囲気も味わえます。何より、乗れるうちに乗らないと・・・。居住している場所がら簡単に乗車できる車両じゃありませんので。夕暮れせまる高崎線を上野へ向けて進みます。大宮までの停車駅で、結構乗車も多く座席もかなり埋まりました。列車は、上野駅に定刻に到着しました。
 上野到着後は、山手線を1周したりして時間を調整して東京駅に向かいました。
                                     
                                      ※
SLみなかみ号については、乗車記でも紹介しています

上越線ゆめぞら4号(越後湯沢13:40−水上15:02)
 

車内シアター「星座編」
 

SLみなかみ号(水上15:20−高崎17:20)
 

SLみなかみ号の12系客車
 

快速アーバン号(高崎17:26−上野19:01)

サロ210-1003に乗車
    
■189系電車で夜を超えて大垣へ

ムーンライトながら号(東京23:10−大垣5:53)
 
 東京からは、快速ムーンライトながら号で大垣へ向かいます。今夏、2回目の乗車です。189系で夜を過ごせることになり非常にうれしい限りです。夜食とビールを買い込んで指定された3号車へ。本日も、H102編成でしたので、簡易リクライニングシートではありませんでした。
 東京を定刻に発車して一路西へ・・・。途中の豊橋付近では、冷房を切られて蒸し暑く皆さん寝苦しそうでした。窓の開かない特急車両なのですから、もう少し空調は配慮してしいところです。そして夜が明け、大垣に到着。ドアが開くと同時に大垣ダッシュ開始・・・。接続の姫路行が混雑して発車すると、189系も車庫に引き上げました・・・。

今回も1人宴会

大垣駅に到着
   

■2日目【8月21日(日)】


■久々の223系電車

普通列車(大垣6:30−彦根7:18)
 ムーンライトながら号も引き上げて、静かな大垣駅・・・。とはならず、私を含め時間に余裕のある人は、次の姫路行に座るべくすでに列が出来ています。
 発車数分前に、JR西日本の223系が入線。ながら号の乗り換え組で、だいたいの席が埋まりました。
 そこに、名古屋からの始発列車が到着。ここでも、ダッシュの乗り換えが。「ムーンライトながら」だけじゃないんですね。
 朝の、関ヶ原を超えて時間があるので彦根まで乗車しました。彦根で散策をと思いましたが、猛烈な雨で断念して、移動できるうちにという事で米原へ引き返しました・・・。残念。
   
■SL北びわこ1号の旅
 米原でも、雨の勢いは収まらず列車も数分の遅延が出るようになりました。散策もできず、改札向かいのベンチに座っているのも寂しい限りです。晴れていたら、フェンス越しに新幹線の高速車両を見に行けたのですが・・・。あり余る時間を過ごしてホームへ。
 SL北びわこ1号の入線時刻は、発車時刻の約5分前に入線してくる慌ただしさです。C56に牽引されたSL北びわこ1号が入線してきました。反対ホームから撮影して、発車ホームへ行くともう発車時刻です。席に座るころには、C56の汽笛が響き渡り米原駅を後にしています。
 
 沿線は、田園風と琵琶湖の風景が広がります。晴れていれば素晴らしい車窓でしょう。車内では、観光パンフレットが配布されましたが、乗車証や記念品の配布はありませんでした。
 長浜からは各駅に停車してゆきますが、全部の停車駅の停車時間が1分程度と短くなっています。列車は終点の木ノ本駅に到着。知人の方に、「本当にあっという間に着く」と聞かされていましたが、本当にあっという間に到着しました。
 木ノ本駅では、写真撮影に配慮してしばらくライトは点灯されたままでした。乗客のほとんどが家族連れですので、降車したホームの先端が混んでいましたが、反対ホームは空いていて編成写真の撮影も楽に出来ました。
 木ノ本駅からは、帰路に備えて折り返しの列車で米原へ戻りました。
                                      
                                      ※SL北びわこ号については、乗車記でも紹介しています。

SL北びわこ号の始発駅「米原」
 

SL北びわこ1号(米原10:09−木ノ本10:52)
 

あいにくの天気です・・・
 

木ノ本到着後は撮影用にライト点灯のまま
 

12系客車
 

SL北びわこ号の終着駅「木ノ本」
 
   
■長野への帰路
 木ノ本から乗った223系の普通は、辛うじて通路側に座れました。米原からは、大垣行に乗車します。4両編成ですが、大勢の乗客が並んでいて結局先頭まで歩きました。入線してきたのは311系4両。311系は、米原まで日中入るんですね・・・。ちょっと驚きました。車内は、座席がすべて埋まる程度の乗車率で発車。昼時の関ヶ原を超えます。
 大垣からは新快速に乗り換えます。1番線到着で発車は5番線。ここでも、大垣ダッシュ発生・・・。新快速は6両でしたので、先頭部まで歩けば撮影しても余裕で窓側に座れました。日中の新快速は、いつ乗っても早いですね。まるで特急並みの速度で名古屋まで移動できました。
 
 名古屋到着後は、関西線ホームへ。四日市行が停車してましたが、すでに快速みえ11号に列が出来ていたので並びます。四日市行が発車した後に、快速みえ11号は大雨のため運休とか・・・。早く言ってくれれば四日市行に乗ったのに・・・。四日市より先は、近鉄で代行輸送しているようですが、四日市までは次の普通まで待ってくれとのこと。まぁ、もともと「青春18」じゃ救済ないので・・・。でも、次の普通だと桑名での滞在時間に問題が・・・。近鉄は、急行が出たばっか・・・。今回は、近鉄の乗車券・特急券を払ってまで・・・。という事で、桑名昼食コースは中止。
 
 代わりに太閤口の地下街エスカへ移動して、「寿がきや」の白ラーメンを・・・。ちなみに、ここのラーメンはワンランク上のこだわりの味になっていますので、他のチェーン店より若干高いです。また、ソフトクリームもありません。でも、旨いことは確かです。続いて、まだ時間があるので少し歩いて腹ごなしして某喫茶店へ。この時間は混んでいるかな〜と、思いきや入店できた。じゃ、ここでモーニングを・・・。店によっては、1日中(又はディナータイム)までモーニングやっている店もあります。いや〜久々に、「小倉プレス」とコーヒーを楽しめました(写真に撮れす残念)。考えれば名駅で、午後の一時をこんなにのんびりしたのは久しぶりだよな〜。
 
 名古屋駅に戻り、快速セントラルライナー13号で帰路に着きます。今日は、結構乗車しているようで珍しく1号車の後ろ側の席を指定してきました。名古屋を出る時点で結構乗っていましたが、さらに金山からも乗ってきました。途中駅からだと、不思議と整理券持って乗る人が多いんですよね。
 中津川からは、松本行きに乗り換えます。やってきたのは、期待の313系1300番台編成かと思ったら、313系3000番台でちょっとガッカリ・・・。でも、知人の方によると3000番台は見る機会も少ないそうで、逆に考えるとよかったのかも。この列車は、時間帯が良いのか1ボックス2人〜3人で木曽路を北上してゆきます。木曽福島で乗車が多かった以外は、目立った混雑もなく快適に松本まで乗車出来ました。
 松本からは、普通長野行に乗車します。車内は、ほぼ満席で少ない空席を客層を見ながら探します。で、狙いを付けた場所に座ります。松本を出た長野行は、立席多数の混雑で松本を出ましたが、次の田沢から降車ゾーンになるのか降りる人ばかりで、乗ってくる人はいません。私の前に座っていた2名も、西条で降りてしまったので、進行方向に座り1ボックス占領できました。列車は、このままの混雑のまま姨捨の夜景を見ながら篠ノ井に到着しました。篠ノ井では、大勢降りたものの乗車が少ないので、終点の長野まで1人で過すことが出来ました。
 
 長野から長野電鉄で須坂へ戻り、今回の遠征も無事に終了しました。夏の「青春18きっぷ」も残り1回になりました。

普通列車(米原11:59−大垣12:32)
 

新快速(大垣12:41−名古屋13:13)
 

エスカ地下の「寿がきや」で昼食
 

セントラルライナー13号(名古屋15:15−中津川16:19)
  

中津川で乗換
 

普通列車(中津川16:54−松本19:09)
 

313系3000番台に揺られて木曽路を北上

普通列車(松本19:15−長野20:29)
       

■その他


■青春18きっぷ
 今回の遠征では、北越急行線の乗車以外は、「青春18きっぷ」を使用しました。北越急行は別に運賃が必要ですが、JR線は快速と普通だけの乗車にして、座席指定席券と乗車整理券のみ購入して移動しました。快速アーバン号については、サロ210型の乗車目的でグリーン車を利用しました。こちらは、モバイルスイカグリーン券で対応しました。
 今年の「青春18きっぷ」も、残り1回となりました。