3:ガタゴト日誌(旅行記) 作成日:2011年 6月14日(火) 

 ガタゴト日誌200万アクセス記念
 JR東日本パスで行く 

初 夏 の 北 東 北 S L 列 車 の 旅

2011年6月11日(土)から1泊2日


東京駅に停車中の「はやぶさ501号」と乗車した「グランクラス(右下)
 

 JR東日本から発売された「JR東日本パス」を利用して、青森へ1泊2日の遠征に出ました。久しぶりに特急(新幹線を含む)まで乗り放題の「フリーきっぷ」が発売されました。
 今回は、当HPのアクセス数が200万アクセスを超えた記念も兼ねて、「グランクラス」の乗車とSL津軽路号の乗車などを入れた豪華な行程にしました。もちろん、乗り鉄当初の初心に戻り観光も取り入れましたので、なかなか充実した2日間になりました。

■1日目【6月11日(土)】


■新幹線では初の青森へ
 長野から「あさま504号」で東京へ向かいます。ここで、指定枠の1枚を使うことに・・・。今日は、はやぶさ501号がグランクラスに乗車なるので枠が余るんです。 この時間帯の「あさま」なら、自由席は99%の高い確率でE席の確保ができるのですが、逆を言えば「東京週末フリ−きっぷ」(9900円時代)が改悪見直しされて以来、指定席の利用も無かったので久しぶりの指定席の利用となりました。おそらく高崎までは、自由席より指定席の方が混んでいたかと思います。
 ただ、今日に限っては東京まで誰も隣に来ることは無かったので快適に移動できました。
 
 東京駅からは、はやぶさ501号に乗車します。折り返しとなる、仙台からの「はやぶさ502号」が到着するとたちまち先頭部は人だかりができます。車内整備が終わると、乗客は乗車を始めるので先頭部も空いてきます。そこで数枚撮影して、あこがれの10号車の車内へ。この車両は、言わずと知れた「グランクラス」です。今回は2列席の窓側でしたので、ホームの人々が興味深そうに覗いてゆきます。そうこうしているうちに発車の時刻となり、はやぶさ501号は新青森へ向けて発車します。それにしても、噂通りの車内ですね。はっきり言って静かです。車内では、軽食が提供されたりドリンクが飲み放題など素晴らしいサービスで、徐行運転で新青森まで4時間以上かかる行程でしたが、時間が過ぎるのがずいぶんと早く感じられました。
                               ※グランクラスについては、乗車記で詳しく紹介しています。

あさま504号(長野6:38−東京8:28)
 

はやぶさ501号(東京8:44−新青森12:49)
 

往路は、グランクラスに乗車
 

なかなか上質な時間でした
 
   


■津軽路を走るSL列車の旅
 新青森から特急スーパー白鳥19号に乗車します。乗車しますと言っても、青森までは1駅7分の乗車で青森に到着します。
 青森から、SL津軽路号に乗車します。本当に偶然なのですが、知人のM氏の向かいの席になりました。こういうこともあるんですね・・・。SL津軽路号は、ほぼ満席の乗客を乗せて青森駅を発車しました。途中駅で、オーバーランするなどのアクシデントもありましたが、それ以外は特にトラブルもなく弘前駅までのSL列車の旅を楽しめました。
                                         ※SL津軽路号については、乗車記で詳しく紹介しています。 

スーパー白鳥19号(新青森13:03−青森13:10)
 

SL津軽路号(青森14:25−弘前16:06)
 
       
■寝台車の座席車体験
 弘前駅到着後は、弘南鉄道の「ラッセル車」イベントを見てきました。気にはなっていたのですが、おいそれと見ることのできない車両ですので、このようなイベントを設定していただいてうれしい限りです。「ラッセル車」イベントを見た後は、早めに弘前駅前のホテルにチェックインします。
 チェックイン後、外出して弘前駅へ。特急つがる53号で青森へ向かいます。ホームでY氏にお会いしたので、青森までご一緒することに。特急つかる53号は、E751系が4両に短縮されて使用されています。大館始発ですが、弘前到着時はガラガラで弘前から自由席の7割程度が一気に埋まりました。E751系の乗車を楽しみながらいろいろ話をしていると青森にあっという間に到着しました。
 
 青森では、周辺を散策したり駅で撮影したりしてY氏と分かれて寝台特急日本海号に乗車します。この寝台特急日本海号の6号車は、秋田まで普通車指定席として運転されるので、JR東日本パスでも指定席の確保ができます。車掌はJR西日本の方ですが、なんの問題もなく普通に車内改札も終了しました。秋田方面への最終特急も兼ねているので結構な乗車率です。座席利用とは言え、寝台特急の出発シーンは良いですね。寝台特急の座席車体験ですが、結構疲れますね。弘前あたりまでなら良いかもしれませんが、秋田までは大変そうです。弘前では、短区間なので降りるのは私だけかと思いましたが、10人ぐらい降りて驚きました。本日は、久々に弘前市内に宿泊します。

                 ※弘南鉄道「ラッセル車イベント」については、撮影記(左:イベントコーナー)で詳しく紹介しています

弘南鉄道「ラッセル車」イベント
 

つがる53号(弘前17:35−青森18:11)
 

「あけぼの号」と「つがる53号」
 

日本海号(青森19:31−弘前20:13)
 

日本海号の6号車は、秋田まで指定席扱い

本日は、弘前に宿泊(ホテルからの眺め)
   

■2日目【6月12日(日)】


■SL列車とリゾート列車の旅
 弘前で朝を迎えて、SL津軽路号の青森行で青森へ向かいます。こちらも、知人のO氏の隣のボックスでしたので、空いている席の方が来るまで談笑しながら行くことに・・・。本日のSL津軽路号は、満席回答の割に空席が結構見られて驚きました。私たちのボックスも、最後まで誰も来ることはありませんでした。初夏の津軽路を走るSL列車を堪能した後は、青森駅でリゾートあすなろ下北1号に乗車します。
 
 リゾートあすなろ下北1号は、長野でもおなじみの「リゾートビューふるさと」に使用されているHB−E300系を使用しています。車体のデザインは違いますが、内装はほとんど同じです。東北新幹線の新青森延伸で経営分離された「青い森鉄道」を快調に進み浅虫温泉で下車しました。本当は、大湊まで行く予定でしたが、青森市内観光もして「乗り鉄オンリー」の旅に観光も加えてみることにしました。最近は、乗り鉄ばかりで満足に観光はしていないので、今回は以前の携帯に戻すということです。浅虫温泉から、「青い森鉄道」の普通列車で青森へ戻ります。2両編成で混んでいましたが、何とか座ることができて青森まで移動できました。
                                         ※SL津軽路号については、乗車記で詳しく紹介しています。 

弘前駅
 

SL津軽路号(弘前9:46−青森10:59)
 

リゾートあすなろ下北1号
(青森11:09−浅虫温泉11:23)

青い森鉄道(浅虫温泉11:30−青森11:52)
 
   


■青森駅前を観光
 青森駅前も再開発が進み、見どころも増えてきました。まずは、青森桟橋記念碑を見て八甲田丸へ。10年ぐらい前に一度見学していますが再度見学します。その後、普段海の無い長野県に住んでいるので、海辺を見たりして、赤い独特な建物の「ワラッセ」へ。展示用の「ねぶた」が間近で見られます。すごい迫力でした。1度は、実際の「ねぶた祭」を見てみたいです。写真を撮って良いのか解らなかったので、撮影はしませんでしたが、また時間がありましたら訪ねてみたいです。その後、対岸の「A−FACTORY」へ行って土産を購入して青森駅へ。
 青森駅で、昨日別れたY氏に再びお会いしたので、駅前のアウガの地下にある市場に併設されている食堂で、海鮮丼の昼食をご一緒しました。さすがに、海辺だけあって新鮮な海の幸が堪能できました。なんか、青森駅からそう歩くことなくこれだけ観光して、海の幸が堪能出来て短い時間ながら満足のいくひとときでした。

青森桟橋記念碑
 

青森桟橋
 

八甲田丸
 

ワ・ラッセ
 

青森ベイブリッジ
 

A−FACTORY
 

アウガの地下で海鮮丼の昼食
 

青森駅へ
 
   
■長野への帰路
 2日間にわたる旅も終盤に差し掛かりました。実は、青い森鉄道で青森駅に到着直後に、指定席券売機を操作したところ、SL津軽路号の青森→津軽新城の指定席が買えました。時間にして僅か13分の乗車に510円を払うのもどうかと思いましたが、青森でSL列車に乗車できる機会もそうそう無いので乗車しました。新青森に停車して僅かな時間で津軽新城に到着しました。津軽新城で、遠ざかるSL津軽路号を見送った後は、スーパー白鳥号に使用される編成が津軽新城駅まで回送されているので、さっそく撮影することにします。青森で見た785系300番台が増結されている編成で、思いがけずゆっくりと観察することができました。それにしても、789系との連結面はふしぎな形ですね。
 津軽新城から新青森へ戻ると、あとは新幹線乗り継ぎで戻るだけです。再び、O氏とY氏と合流して待合室で雑談等をした後に新幹線ホームへ。なんか、団体客が続々とホームへやってきます。多分、4両か5両分ぐらいが団体で抜かれているのではないかと思うほどの人数です。これじゃ、はやぶさ506号の指定席確保が難しいはずです。
 
 帰路の「はやぶさ506号」は、普通車指定席の乗車となります。残念ながら座席は別々で、私は6号車の壁の前のE席です。でも、さすがはE5系だけあって座席は普通車でも良い作りですね。新青森からほぼ満席の状態が続き、盛岡・仙台で乗降はありましたが、大宮まで立席の方も大勢乗車していました。やはり、往路にグランクラスに乗ってしまうと普通車だと狭く感じてしまいますが、数ヵ月後に再度乗る機会があれば快適に普通車でも乗車できるかと思います。普通車の座席も悪くはないです。東北新幹線を延々と南下して大宮で下車します。なんと、大宮から乗車する方も大勢いて驚きました。最初は、撮影か見学かと思いましたが、ほとんどの方が乗車しました。大宮で、東京まで行くO氏とY氏に別れを告げて18番線へ移動します。
 
 今回の旅のラストは、あさま547号です。ちゃんと、座席位置指定で席を抑えました。3列席ですが、微妙な場所ですのでC席でも誰も来ませんでした。大宮から長野まで快適にE2系「あさま」の旅を楽しみ今回の遠征も無事に終了しました。もう1回ぐらい、JR東日本パスで日帰りで旅行したいですね。
                                         ※SL津軽路号については、乗車記で詳しく紹介しています。 

SL津軽路号(青森14:25−津軽新城14:38)
 

津軽新城駅で折り返し
 

785系300番台が停車中
 

それにしても不思議な感じ・・・
 

普通列車(津軽新城15:09−新青森15:12)
 

はやぶさ506号(新青森16:17−大宮19:59)
 

初夏の青森を発ちます・・・

あさま547号(大宮20:10−長野21:33)
   

■その他


■JR東日本パス
 2003年の完全民営化の際に発売されて以来、久々の設定・発売になりました。今回は、東日本大震災の復興推進キャンペーンの一環として発売されました。近年としては珍しい、特急(新幹線を含む)まで乗り放題の乗車券です。今回は、1日単位での発売となり10000円で2列車の指定券を発券できます。
 以前発売されていた、「土日きっぷ」(関東・甲信越・南東北乗り放題)が2日間有効で18000円だったこと、今回は東北新幹線新青森駅まで利用可能を考えると、2日間分(2枚)購入して20000円は決して高いとは思えない値段設定だと思います。
 なお、今回は「えきねっと」予約は可能ですが、指定席券売機での指定券の発行は出来ないようで、「えきねっと」で指定席を予約した際には、駅の窓口で指定券を発行してもらう必要があります。

JR東日本パス(6/11)
 

JR東日本パス(6/12)
 

指定券(1枚目)、あさま504号
 

指定券(1枚目)、はやぶさ506号
 

指定券(2枚目)、日本海号
 

指定券(2枚目)、あさま547号
 

案内券1(両日同内容)
 

案内券2(両日同内容)
 

案内券3(両日同内容)
 

アンケート券(両日同内容)