3:ガタゴト日誌(旅行記) 作成日:2011年 5月23日(月) 

 がんばろう東北

新緑の南東北SL列車の旅

2011年5月21日(土)から1夜行2日


今回乗車したSL会津只見10周年号とD51ばんえつ物語号
 

 今回は、南東北地方へ出かけてきました。ちょうど、SL会津只見10周年号とD51ばんえつ物語号の運転日が重なる5月21日と22日に設定して、2本のSL列車に乗車してきました。

■1日目【5月21日(土)】


■直江津経由で小出へ
 5月になると夜明けも早く、自宅を出る頃には明るくなっています。須坂駅から長野電鉄の始発電車に乗車して長野駅へ。8500系3両編成の始発電車に揺られて長野駅へ向かいます。先のダイヤ改正で、長野6時の新幹線に間に合うようになってから少し乗客が増えたような気がします。
 長野駅からは、直江津行に乗車するのですが、長野駅構内が断水のためちょっと困った事態に・・・。トイレに行きたくても行けない・・・。背に腹は変えられないと強行する方も結構いましたが、直江津行の入線まで待ちます。入線後は、まずはトイレに・・・。直江津行は、時間帯からガラガラの状態で直江津へ向けて進みます。が、新潟県に入った妙高高原からは、各駅ごとに高校生がどんどん乗車してきます。南高田・高田で高校生はほとんど下車しましたが、この状態なら6連は仕方ないですね。
 
 直江津からは、北越急行線に乗車します。節電ダイヤのため、なんと1両編成・・・。あわてて移動してボックス席を確保します。犀潟から北越急行線に入ります。各駅から乗客があり次第に席が埋まってきますが、まだ何とか座れます。さすがに、十日町からは座れない人が出てきましたが・・・。今回は、六日町で下車して上越線に乗換えます。なんと、長岡行は2両編成とか。車端部のロングシートにかろうじて着席できました。2両編成の115系は、途中の浦佐で乗客を乗せて小出に到着しました。やはり、この駅で下車する方は同じ目的の方が多いようです。
 1本早い接続列車で来ましたので、小出駅で1時間40分の乗り換え時間があります。

長野電鉄(須坂5:25−長野5:50)
 

信越本線普通(長野6:31−直江津8:04)
 

北越急行線(直江津8:09−六日町9:20)

上越線普通(六日町9:23−小出9:43)
   


■新緑の只見線、気動車とSLの旅
 小出駅から快速只見リレー号に乗車します。只見駅でSL会津只見10周年号に接続しています。発車の30分前には乗車できました。その後、接続列車が到着して座席はほぼ埋まりました。やはり、待ち時間が長くても早めに到着して待って正解でした。
 只見川に沿って、2両編成の気動車は進みます。車窓には、5月下旬だというのに残雪が残っている場所もあって乗客たちを驚かせます。途中の大白川駅では55分の停車時間があり、乗客たちも思い思いの時間を過します。その後、列車は長いトンネルを抜けてSL列車が待つ只見駅に到着します。
 
 只見駅からは、SL会津只見10周年号に乗車します。 大きな汽笛が鳴り響き、SL会津只見10周年号は只見駅を発車しました。旧型客車の旅には、ちょうどいい陽気です。列車は、ゆっくりと田植えが済んだ初夏の田園風景の中を走ります。列車は、午後の日差しを浴びながら列車は進み徐々に視界が開けて会津盆地に入りました。そして、定刻に会津若松駅に到着して只見線のSLの旅が終わりました。
 会津若松駅では、記念撮影用にしばらく停車したのち会津若松運輸区に引き上げました。

小出駅から只見線の旅
 

臨時只見リレー号(小出11:20−只見13:24)
 

沿線には残雪も・・・
 

只見川を渡ります
 
 
大白川駅で55分停車
 

ゆっくりとした時間が流れます
 

只見駅でSL会津只見10周年に乗換
 

只見川に沿ってSLの旅
 

SLの旅にふさわしい車窓

SL会津只見10周年(只見13:41−会津若松16:51)
   


■東京を経由して夜行列車で酒田へ
 会津若松からは、583系使用の快速あいづライナー6号で郡山へ向かいます。583系で磐越西線を旅できるのもあと少しのようです。今回は、指定席を確保したので空いていてじっくりと583系の旅を楽しめました。郡山からは、東北新幹線Maxやまびこ44号で東京へ向かいます。徐行区間があり臨時ダイヤで運転してます。このダイヤでは、自由席の両数を増やしているので指定席が少なくなっています。Maxやまびこ44号も、2階席の指定席は6号車のみです。さぞかし混雑しているだろうと思いましたが、指定席は空いていました・・・。この時間帯の土曜日では考えられません。その後、宇都宮までの間で多少席は埋まりましたが、東京まで隣には誰も来ませんでした。東京駅から上野駅へ移動しますが、山手線がなかなか来なく京浜東北線で上野へ移動します。
 
 上野駅からは、寝台特急あけぼの号のゴロンとシートで酒田へ向かいます。ゴロンとシートながら寝台列車の旅は心躍ります。写真撮影も終えていざ発車・・・。しなかった。車内放送では、しばらくお待ちください。車内でお待ちください。を繰り返すばかりで一向に出る気配がありません。原因は放送されません。しばらくして、14番線から発車した宇都宮線に続いて発車するとのことで、上野駅を20分遅れて発車しました。遅れの原因については放送されませんでした。しばらくは、ぼんやり夜景を眺めていましたが、酒田下車ですので早々に寝ました。その後、朝4時30分には起きられました。仕事柄、この時間に起きるので特に苦もありません。ただ、列車は17分分ほど遅延しているとのことでした。酒田には、17分遅れの5時23分ごろ到着しました。酒田だけを考えると、17分でも余計に乗車できて良かったです。

あいづライナー6号(会津若松17:12−郡山18:11)
 

Maxやまびこ44号(郡山18:44−東京20:20)
 

あけぼの号(上野21:15−酒田5:04)
 

今宵の宿は、ゴロンとシート
  

夜が明ければ山形県
 

酒田に到着
 
 ※あけぼの号の実際の時刻は、上野21:35−酒田5:23(遅延理由は不明) 
   

■2日目【5月22日(日)】


■早朝の特急で新潟へUターン
 酒田からは、折り返す形で特急いなほ2号に乗車します。発車時刻は、5時42分ですので乗客は少なめです。私が選択した4号車は無人でした・・・。急に雨足が強くかぜも強くなり心配されますが、酒田駅は定刻に発車しました。
 はやり、我々の世代だと特急電車といえばこの内装ですよね〜。ということで、快調に羽越本線を特急いなほ2号は快調に進みます。鶴岡駅・あつみ温泉駅から乗客が増え始め4号車も席が埋まってきます。村上でも乗車がありましたが、新発田からの乗車が多かったです。時間帯が良いのでしょうね。この特急いなほ2号は、自由席の両数が多いので平日は通勤ライナー的な使われ方もされているのでしょうね。
 大体、半分くらいの席が埋まり新潟駅に到着しました。あれっ、ヘッドマークが「回送」になっていない。と、思ったら折り返し「いなほ1号」になるようです。

いなほ2号(酒田5:42−新潟7:42)
 

風雨が強い日本海沿岸を通過
 
   


■D51と583系で磐越西線を走破
 新潟駅からは、D51ばんえつ物語号に乗車します。ちょっと各車両を見て回ります。今日は、天候も良くないので車内も空いています。全体的にまんべんなく空席のほうが多かったです。もちろん会津若松まで、私のボックス席も誰も来ませんでした。新津では、「おかえりC57−180」のイベントが行われていて、4分停車でC57とD51が並びました。もう、大混雑で1回だけ連写で撮影するのがやっとでした。
 新津からは、磐越西線に入ります。雨の新緑を見ながら阿賀野川に沿って列車は進みます。新緑の時期も良いですが、雨模様の天気が非常に残念でした。
 今年も車内でピンバッチを掛けたジャンケン大会がありますが、残念ながら今年も2回戦へ進めず・・・。と、言っているうちに山都駅に到着しました。SLそば弁当も販売がないので、ゆっくりとD51を撮影します。山都で最後の小休止をして列車は一気に山を下ります。喜多方では、大勢の乗客が下車しました。喜多方を出ると会津盆地を快走します。会津地方も雨模様の天気になりました。終着の会津若松に定刻に到着して、今年のD51ばんえつ物語号の乗車も無事に終了しました。C57の牽引に戻りましたら、再度乗車する予定です。
 
 会津若松駅で停車している583系を見ていると、もう磐越西線で583系に乗れるチャンスは無いかもしれないと思いました。6月からは485系がどのような形にしろ復帰します。やはり乗れる時に乗りたいと思いましたが、撮影を終えた時点ですので入線からかなり時間が過ぎています。それでも、空席があったら乗ろうと1号車まで歩くと席が何ボックスか空いていました。荷物で席をとって、快速くびき野4号(乗変済み)の指定券を払い戻しに行きました。これで、帰路は新津経由から大宮経由になりました。時刻表は、今回は意味がないかと持ってきていません。まぁ、新幹線もあるし何とかなるでしょう。と、583系の磐越西線の旅を楽しみました。途中の猪苗代から混雑して4人掛けになりましたが、これが往年の特急時代を思い出せてくれて充実した583系磐越西線の旅になりました。

D51ばんえつ物語号(新潟9:43−会津若松13:37)
 

阿賀野川に沿って進みます
 

あいづライナー4号(会津若松14:14−郡山15:16)

583系車内
   


■帰路は在来線&新幹線
 勢いで郡山へ来てしまいました。今回は、時刻表は持ってきてませんので新幹線に乗ろうかと思いましたがまだ時間も早いですし郡山から大宮まで4時間〜5時間で行かれそうですので、4分接続の黒磯行に乗車します。ロングシート701系2両でしたが、かろうじて座れました。その後は、徐々に乗客も減っていってロングシートでも快適に乗車できました。
 黒磯からは、快速ラビット号上野行に乗車します。なんと、黒磯1回の乗り換えで大宮・上野まで行かれます。これは予想外でした。最初は、グリーン車を選択しようと思いましたが、先頭のボックスシートが空いていたのでボックスシートに乗車します。最初は快適でしたが、お尻がだんだん痛くなってきました。宇都宮からは4人乗車となりまして特に疲れました。小山からは快速運転になりました。郡山を出て3時間21分で大宮に到着しました。在来線も案外早かったです・・・。
 
 大宮からは、あさま541号に乗車します。乗換口の窓口・自動券売機共に混んでいて購入してエスカレーターでホームに着いたと同時に、あさま541号のドアが開きました。とりあえず、最寄りの2号車のドアから乗車します。中ほどで、A席の空席を発見して窓側に座れました。ちなみに、長野までなら大宮でも高崎でも特急料金は同じですので、ウィークエンドパスを利用する時には重宝します。延々と普通列車・快速列車に乗車してきたので、普段は気になりませんが新幹線あさま号はスイスイ進んでいく感じがします。途中の佐久平・上田でほとんどの乗客が降りてしまったので、長野に着くころには車内はガラガラでした。
 
 長野からは、長野電鉄に乗車して須坂へ戻ります。8500系T3編成でした。T3編成って昨日乗車した編成です。せっかくですので、同じ場所に乗車して須坂に戻りました。1夜行の遠征は、久しぶりでしので予想外に疲れました。
 

東北本線普通(郡山15:20−黒磯16:23)
 

黒磯駅で乗換
 

快速ラビット号(黒磯16:35−大宮18:41)
 

ボックスシートで快適な旅?
 

あさま541号(大宮18:50−長野21:13)

長野電鉄(長野20:13−須坂21:03)
   

■その他


■今回の乗車券
 
 今回の遠征でも、乗車券はウィークエンドパスを利用しました。長野電鉄も乗車できますので、これ1枚あれば乗車券の用事はすべて足せます。
 また、「青春18きっぷ」と違い特急券を買えば特急(新幹線)にも乗車できるので、突発的な変更にも対応できます。