3:ガタゴト日誌(旅行記)  
    2010年夏「青春18きっぷの旅」B 作成日:2010年 9月 1日(水)  

東京総合車両センター見学と飯田線秘境駅の旅

2010年 8月28日(土)から1夜行2日 


飯田線秘境駅号と東京総合車両センター公開(左下)
 

 2010年夏の「青春18きっぷ」の最終回は、飯田線秘境号の乗車変更に成功して、最後の最後で一発逆転の理想的な旅ができました。今回は、久々の東京総合車両センターの公開と飯田線秘境駅を訪ねる旅をしました。

■1日目【8月28日(土)】
■奇跡の逆転確保〜大井町へ
 長野電鉄で長野駅に到着してまずは窓口へ。一応、8月29日の急行飯田線秘境駅号の指定席があるかと聞いてみたところ、1席だけ空いているという回答だったため急きょ購入しました。最後の最後で、逆転勝利ということで行先を大井町に変更します。長野を6:55に発車する快速に乗車すれば間に合う予定です。
 長野から乗車したE257系の快速列車は9両編成。平日は混みあうようですが、今日は土曜日ですのでガラガラの状態で聖高原までは快適な特急車両の快速列車の旅を楽しみました。聖高原からは、高校生野乗車が多く車内も混雑してきました。明科からは大勢の乗客が乗車しましたが、最後部の11号車に席を取っていたので、相席になることもなく快適に松本駅まで乗車できました。
 松本からは甲府行に乗り換えます。115系3両ですが、まだ発車時刻まで時間があるので余裕の座席確保ができました。松本から乗車した甲府行は、大したした混雑もなく順調に進みます。ただ、交換の特急スーパーあずさ1号が2分遅れの影響で2分遅れて、富士見で特急あずさ10号が2分遅れた関係で、合計4分遅れで甲府到着。接続の高尾行は、発車時刻を過ぎていましたが接続は取っていました。
 
 甲府からの高尾行は、乗換の乗客の確認をしないままドアを閉めようとするしかなり焦っていました。車内に入ると空席は僅かしかありませんでしたが、手荷物を持っていない人のボックス席に座りました。この選択が大正解で次の酒折から進行方向側の席に移動して座れました。後は、大月で富士急行の河口湖駅始発の3両を増結しているうちに、特急あずさ12号が通過していくという上手いダイヤで待ち時間を感じませんでした。その後も、乗客は少なく1人で快適に高尾まで乗車できました。
 高尾からは中央線快速電車に乗り換えです。快速電車を1本逃して次の中央特快に乗車します。この特別快速は、早くも八王子から大混雑で立川からは凄い混雑で新宿を目指します。私は座れたから良いものの立っている人は大変ですね。本日は新宿で下車して乗り換えです。
 
 新宿からは、りんかい線直通の新木場行に乗車します。車内もなかなか混雑しています。大崎から「りんかい線」に入り大井町で下車します。大崎から大井町までなので、清算も大したことがないかと思いましたが「200円です」。これには驚きました。思わず、大崎経由ですがとか言ってしまった・・・。まさか、都心部で初乗り200円もするとは思わなかった・・・。

長野を6:55に出発
 

快速(長野6:55−松本8:03)
 

普通(松本8:37−甲府10:45)
 

普通(甲府10:47−高尾12:22)
 

中央特快(高尾12:31−新宿13:14)

6時間19分後の13:14に新宿に到着
   


■久々の「夏休みフェア」
 大井町駅から歩いて東京総合車両センターへ。前回来た時には、まだ大井工場だったので7年ぶりの訪問です。正門近くの展示車両も901系に代わりました。もう、終了まで1時間位でしたので急ぎ足で見学をします。今回は、EF58−61とDD51−842が展示されていましたので、機関車系の方々も大勢撮影に訪れていました。ゆっくりと見学したいところですが、「蛍の光」に促され後ろ髪を引かれる思いで会場を後にしました。

東京総合車両センターの公開へ
 

クハ901−1
 

お召し機関車並び

展示車両4並び
   


■念願のスカイライナー160キロ
 東京総合車両車両センターの公開を見学した後は、「今度こそ」と力を込めて京成上野駅へ。本日は、順調に運転中とのことで「スカイライナー45号」のライナー券を購入しました。ちゃんと、シートマップで検索で窓割も確認して場所を確保しました。列車は、京成上野を発車して日暮里で7割程度の席が埋まり成田空港に向かいます。途中で、建設中のスカイツリーも見ることができました。前回は、列車の大渋滞を引き起こした青砥を通過して高砂を過ぎるとスカイアクセス線へ。本当にどんどん速度が上がり、新幹線を思わせるかのような流れの速い車窓を楽しんでいると、もう空港第2ビル到着の放送が・・・。本当にあるという間に到着ですね。成田空港では、改札を出ると検問所がありますが、免許証の提示だけで荷物検査はなし。パスポートの利用者は、チラ見だけでほぼフリーパス状態でした。前回よりも制限が緩和されているようです。
 しばらく空港内を見て歩き、帰路は「青春18きっぷ」を利用して快速列車で東京に戻りました。帰りの快速電車は、やはり長く感じたのは仕方ないですね。その後は、夕食を食べてから近場を行ったり来たりして涼んで時間を調整しました。

スカイライナー45号(京成上野16:00−成田空港16:44)
 

車窓から見た建設中のスカイツリー
 

上野から44分で成田空港に到着
 

帰路はJRで東京へ
 

快速(成田空港17:58−東京19:26)

寝台特急あけぼの号(撮影)

   

■懐かしい元あさま号のアコモ車で西へ

ムーンライトながら号 東京23:10−大垣5:55
 
 東京からは、ムーンライトながら号に乗車します。一時は、車両点検で大幅な遅れが予想されましたが、幸いにも5分遅れで東京駅を発車しました。
 この列車の指定券も、本日の朝に確保できました。通路側ながらなんと10号車。しかも、オール189系のH102編成です。10号車は、グレートアップあさま号仕様の車内です。もう、これが嬉しくてなかなか寝付けませんでした。
 今回は、この車両に呼ばれたかのように乗車変更に成功した運命的なものを感じました。いや、本当に素晴らしい一夜でした。

名古屋を出ると朝日が・・・

大垣に到着
   

■2日目【8月29日(日)】
■いつものホームライナーで豊橋へ

大垣駅に停車中
 ムーンライトながら号を降りて、西へ向かう方々を見送り私は豊橋へ戻ります。大垣までは、睡眠時間の確保も兼ねています。
 豊橋に戻るには、今回もホームライナー豊橋32号です。大垣−名古屋が座席指定制(乗車整理券制)で、名古屋−豊橋は、全車自由席(乗車整理券制)で、何回も乗車して慣れましたので、車内で整理券を購入し大きい番号の席に座り、非常に快適に豊橋までの1時間37分を過ごせました。
 豊橋到着後は、豊橋市電の撮影等を行い時間を調整しました。

   

■飯田線秘境駅の旅
 豊橋からは、指定券の確保に難航した急行飯田線秘境駅号で天竜峡へ向かいます。この列車は、急行列車ですので「青春18きっぷ」は使えません。乗車券を別途購入しました。
 この列車は、春に運転された飯田線の秘境駅を訪ねる団体列車の一部席を一般開放して臨時急行として走らせるもので、8割が団体・パックの企画枠になっています。373系電車に乗車して天竜峡までのんびり5時間12分の列車の旅です。途中の特徴的な駅や秘境駅では周囲の散策ができるように停車時間がある観光列車です。中部天竜を過ぎると秘境駅が続きます。よくこんな場所に駅を・・・。と思うような場所に駅があったりしてかなり楽しめました。1本の列車で、これだけ楽しめるので今回の別購入は大して割高だとは思いませんでした。

始発の豊橋駅
 

飯田線秘境駅号(豊橋9:51−天竜峡15:03)
 

新城駅舎
 

東栄駅舎
 

大嵐駅舎
 

小和田駅舎

千代駅に停車中

天竜峡に到着

   

■2010年夏の終わり・・・
 急行飯田線秘境駅号の旅も終り長野へ戻ります。今回の旅も終盤ですが、飯田線の辰野までは長かった・・・。天竜峡始発なので余裕で進行方向に座れましたが、延々と続く駅に気が遠くなります。特に飯田から伊那市までが長く感じました。伊那松島までくれば、昔頻繁に通ったので内心ホッとしましたが、辰野駅でJR東日本の駅名板を見た時が一番安心しました。辰野からは、ワンマン運転で終点の岡谷に到着します。岡谷からは、普通列車で松本へ向かいます。立川始発の普通列車ですので混雑を警戒しましたが、空席だらけで余裕で座れました。塩尻で、松本から乗る車両を使う特急あずさ25号を退避します。その後、篠ノ井線を進み松本には、特急あずさ25号の10分後に到着しました。
 
 松本からは、この度で最後の列車となるE257系使用の快速に乗車します。今回の旅は、E257系の快速で始まりE257系の快速で終わります。特急車両ですので快適に乗車できますが・・・。特急あずさ25号で松本に到着後に車内清掃が入らないのか、車内はゴミだらけ・・・。車両を移動して4号車に移動しました。松本出ると聖高原まで各駅に停車して、後は篠ノ井・川中島のみ停車の快速運転となります。列車は、トンネルを抜けて姨捨からの善光寺平の夜景が美しく見えると終点長野も目前です。この夜景を見ると長野に戻ってきたと実感すると同時に、長い旅も終わるのだ寂しくなります。終点の長野に21:13定刻に到着して「2010年夏の青春18きっぷ」の旅が終わりました。同時に乗り鉄としての夏も終わりました・・・。

普通(天竜峡16:14−岡谷19:19)
 

七久保あたりで日が暮れます
 

普通(岡谷19:22−松本20:00)

快速(松本20:10−長野21:13)

   


■その他


役目を終えた「青春18きっぷ」
 2010年夏の「青春18きっぷ」も無事に役割を終えてアルバムの中に入りました。5日間乗車した暑い日々を今頃思いだしているのでしょうか?。
 
 今年の夏は、昨年と違いノ−ワープに拘らずに、「青春18きっぷ」を使い時にはワープして効率よく各地を回りました。おかげで、体力的には楽な旅行ができました。