「土日きっぷ」で行く夏の旅

夏のイベント列車乗車の旅

2009.7.4〜7.5
 

会津若松駅で発車を待つ特急あいづ号

■懐かしの気動車を求め木更津へ(2009.7.4)
 久々の「土日きっぷ」の旅は始まりました。本日は、千葉を中心に回りますので長野はいつもより遅めの「あさま508号」で立ちます。長野を出ると、上田・大宮・上野に停車する速達列車です。長野駅には、早めに到着したので列の先頭付近に並べましたが、7分前に先行の「あさま506号」が発車した直後でしたので、この列が出来る速さには驚きました。
 長野を発った「あさま508号」は、自由席が3両しかありません。一番定員の多い2号車に乗車しましたが、長野からほとんどの席が埋まり上田で満席になりました。上田を出ると大宮まで止まりません。途中の駅をスイスイ通過するので、普段乗車する「あさま」と違い乗車時間が短くて済みます。結局、車内の混雑は大宮で収まりました。やはり、最近は東京より大宮で降りる人が多いようです。
 
 東京からは、木更津へ移動します。特急さざなみ号は、京葉線地下ホームからの発車ですので延々と連絡通路を歩かなくてはなりません。東京駅では乗換えを24分確保しましたが、家族連れなどでコンコースも動く歩道も混雑していてちょうど良い位でした。今度乗車する特急さざなみ号は、10両編成で自由席も6両あるので何とかなるかと思いましたが、予想に反して空いていて10号車は6人しか乗車していない状態で東京駅を出ました。しばらく地下を走行し、地上に出ると東京湾に沿って進みます。途中、東京ディズニーリゾートを見ながら舞浜を通過して海浜幕張に停車します。海浜幕張にも特急が停車するようになったんですね。京葉線を進み、蘇我から内房線に入ります。蘇我からは、それでも乗車してきて15人ほどになりました。蘇我からの先の内房線は、京葉線内とは変わって快調に飛ばして木更津に到着しました。10号車の乗客はほとんど木更津で降りました。
 
 10号車の目の前に、幕張車両センター木更津派出があり国鉄色に塗り替えられたキハ30が出区準備をしています。撮影終了後は、。今から並んでも乗れるかどうか解らないので、とりあえず「復活記念証」を貰いに行きます。乗車記念証とは違い、誰でも貰う事が出来ましたので混乱もありませんでしたし、別の用事で内房線を利用する方々も貰えましたので、久留里線のPRにも一役買ったようで、この方式もなかなか良い物だと思いました。
 車庫からキハ30−98が出てきて移動を始めます。いよいよ、キハ30が入線して来ました。ドアが開き乗車が始まります。何とか、ドア付近に乗車する事ができました。特に積み残しも無く乗車を希望した人は全員乗車できたようです。
 木更津を出た列車は、各駅に停車しながら久留里を目指します。途中の横田駅で交換待ち合わせがあり、この駅で木更津方面へ帰る方も結構いて車内も余裕が出てきます。今日は、曇り空で気温も低く非冷房で扇風機が頼りの車内も快適に過ごす事が出来ました。久留里での折り返しは5分です。その間に撮影等を行いましたので結構忙しかったです。帰路も、臨時列車に乗車します。往路よりは空いていて車内に少し余裕がありました。曇り空ながら夏の久留里線を木更津へ向けて走ります。今回は、車内は混雑したものの積み残しは上下共に発生しませんでした。横田駅で交換風景を撮影して、しばらく車窓を見ると内房線が接近してきて木更津に到着しました。
 
 木更津からは、内房線普通列車で千葉へ向かいます。10両編成でしたので快適に乗車できました。113系のボックスシートに揺られて旅をするのも久しぶりですね。千葉駅で、211系使用の総武本線に乗り換えます。こちらは、オールロングシートでしたが、四街道から空席が出始め佐倉からは快適に乗車出来ました。この列車は、榎戸駅まで乗車しました。
 

あさま508号(長野7:35−東京9:06)
 

さざなみ5号(東京9:30−木更津10:25)
 

久留里線臨時(木更津10:54−久留里11:38)
 

久留里線臨時(久留里11:43−木更津12:28)
 

内房線普通(木更津12:40−千葉13:18)
 

総武本線普通(千葉13:40−榎戸14:11)
 
   
■湘南色113系&つばさ号で新庄へ(2009.7.4)
 榎戸駅、対面ホームの小さい駅です。ここで降りた理由は・・・・。おっ、次の八街駅で先ほどの普通と交換した1358Mがやってきました。そうです、今日の1358Mは113系湘南色のリバイバルカラー編成が入っています。
 久留里線のキハ30系と並んで、幕張車両センター所属の113系マリ117編成も湘南色になりました。まさか、JR東日本所有の113系で再び湘南色を見ることが出来るとは思いませんでした。
 榎戸から千葉までの短区間ですが、113系湘南色の旅を楽しみました。やはり、キハ30と掛け持ちで乗車される方も結構いて8両編成中、千葉側のマリ117編成のみ乗車率が良かったようです。
 この列車、榎戸駅と南酒々井駅で交換のため停車時間がありましたので、駅撮にも最適な列車でした。
 
 千葉からは、総武線快速で東京駅へ移動します。先頭車両まで行くと、運の良いことに「横須賀線120周年」マークが付いた編成でした。わざわざ先頭まで移動した甲斐がありました。この列車は、グリーン車に乗車します。普段使う事の無い「モバイルSuicaグリーン券」をE217系でも試してみたかったので。まぁ、結果的にはE231系でも211系でも同じなのですが、何故か達成感が湧いてきました。眺めの良い2階席からの景色を楽しんでいると列車は東京に到着しました。
 
 東京からは、山形新幹線で新庄に向かいます。本当は、山形あたりで宿泊したかったのですが、ホテルに空きがありませんでしたので、部屋に空きがあった新庄へ向かいます。本日は、E3系2000番台で指定された15号車1番A席は、車端部で隣に人も来る事も無く新庄までの長丁場を快適に過ごせました。福島で、新幹線Maxやまびこ123号と別れ明るいうちに板谷峠を越える事ができました。夕食は、米沢の「牛肉どまん中」にしました。車内販売は、山形までとのことでしたが、米沢から弁当が積まれいろいろ種類はありましたが、某氏に勧められた「牛肉どまん中」に決定・・・。
 本日は、新庄駅前のホテルに宿泊しました。1階には温泉もあってなかなかのものでした。

総武本線普通(榎戸14:29−千葉15:00)
 

総武線快速(千葉15:10−東京15:52)
 

つばさ123号(東京16:08−新庄19:41)
 

夕食は「牛肉どまん中」
 

本日の最終目的地「新庄」
 

本日は、新庄駅前に宿泊
 

■485系特急あいづ号の旅(2009.7.5)
 翌日は、特急あいづ号(485系)と快速いわて平泉号(583系)をメインに乗車します。東北新幹線開業前の花形だった特急型電車に乗車します。
 
 まずは、6時30分からホテルで無料の朝食を食べて新庄駅へ。新庄から新幹線つばさ106号で郡山へ向かいます。本日も、E3系2000番台です。新庄を出る頃には自由席も空いていましたが、山形・米沢で満席になりました。とは言え、新庄〜米沢では区間乗車も多く立席は辛うじて出なかったようです。途中で、残り数編成となった400系とすれ違いました。また、往復で板谷峠を明るい時間帯に通過できました。福島から、新幹線Maxやまびこ号を連結して東北新幹線を走ると郡山に到着します。郡山では結構降車する乗客がいました。
 
 郡山からは、磐越西線の普通列車に乗車します。本日は、6両編成でしたので立席もなく快適に乗車できました。夏の磐越西線を1駅づつ進み会津若松に到着しました。会津若松からは、すぐの接続で快速あがの号に乗り換えます。キハE120系とキハ110系の合わせて3両でした。キハE120に乗りたかったのですが、あいにく満席でキハ110系のロングシートで喜多方へ向かいます。車内は、特急あいづ号に乗車する乗り鉄の方々でかなり混雑しています。喜多方ではラーメンでもと思いましたが、時間が微妙でしたので次回に回して特急あいづ号の入線を待ちます。
 
 改札を入ると、向かいのホームへ歩き編成写真を撮ります。クハ481−1500番台が、4ツ目のライトを点灯させているシーンを上りで撮影するには喜多方駅しかありません。喜多方駅で一通り撮影を終えて車内に入ると、すでに会津若松からの進行方向に備えて座席が反対にセットされています。まぁ、1駅ぐらいですから苦にもなりませんが・・・。地元の方々に見送られて、特急あいづ号は喜多方を出発しました。車内は、会津若松到着前ということもあるのかまだ空いていて空席がかなり目立ちました。列車は、進行方向と逆に座席がセットされたまま会津若松に到着しました。
 会津若松で進行方向を変えて、1号車が先頭に進みます。一部の号車は、かなりの席が埋まっていましたが、6号車についてはガラガラのまま会津若松駅を発車しました。ここで案内放送が始まりますが、オルゴールが鳴らなくてがっかりしました。
 これより先は、郡山まで停車時間はほとんどありません。列車は、磐梯山を見ながら郡山へ向けて順調に走行しています。沿線では、チラホラ撮影している人もいますが、昨日よりは少ないとのことでした。列車は、郡山駅に到着しました。
 
 郡山からは、快速いわて平泉号に乗るべく古川経由で小牛田へ向かいます。やまびこ53号は、念のためE2系0番台が来てもいいように、0番台編成でも大窓車となる7号車の指定をとりましたが、心配も杞憂に終わりE2系1000番台が来ました。途中の仙台で、「はやて」「こまち」の通過待ちがありましたので、短い区間ながらE2系1000番台の旅を楽しめました。

本日は、新庄からスタート
 

つばさ106号(新庄7:20−郡山9:33)
 

磐越西線普通(郡山9:43−会津若松10:54)
 

快速あがの号(会津若松11:01−喜多方11:17)
 

特急あいづ号(喜多方12:09−郡山13:44)
 

やまびこ53号(郡山13:58−古川14:55)
 
   
■583系電車の旅〜帰路(2009.7.5)
 古川駅の待合室で時間を潰し、陸羽東線の普通列車で小牛田へ向かいます。2両編成ですが、古川始発ですので車内は空いています。列車は、12分ほどで小牛田に到着しました。
 小牛田駅では、快速いわて平泉号は10分停車するので撮影がゆっくりできるはずでしたが、一向に列車が来ません。いわて平泉号は、平泉付近の集中豪雨の影響で小牛田駅に15分遅れての到着となりました。小牛田駅では、10分停車の予定でしたが、すぐの発車となり小牛田駅到着時の撮影のみを行いすぐに乗車しました。小牛田駅での停車時間を短縮したため、列車の遅延自体は5分遅延に短縮されました。
 車内は、予想以上に空いていてグループ客以外の席は1人1ボックスの状態でした。遅れを取り戻すため、583系は特急並みの速度で運転しています。ボックス席ながら、特急用のゆったりしたシートに座ると往年の特急はつかり号に乗っているような気分です。
 松島駅には3分遅れての到着となりました。松島駅では、5分停車を2分停車に短縮して定刻に戻りました。緑の田園風景から徐々に町並みの風景になり東北新幹線が近づいてくると終着の仙台に到着しました。仙台駅で、ようやく落ち着いて撮影が出来ました。仙台では、車両基地に引き上げる583系を見送り新幹線ホームへ向かいます。
 
 仙台からは、新幹線こまち22号で東京へ戻ります。すでに盛岡から満席のようで、15号車の空席も一気に埋まりました。いつもは、この2本後の「はやて」「こまち」に乗車しますが、少し時間がずれるとこんなに乗車率が変わるんですね。今回は、「はやて」は満席で「こまち」しか空席がありませんでした。東北新幹線をスイスイと進んでいく列車ですので、大宮まであっというまでした。本当は、大宮で「あさま」に乗り換えようかと思いましたが、指定は東京まで確保してありますし、まだ外も明るく暇なので東京駅まで乗車しました。
 
 東京からは「あさま545号」に乗車します。自由席も空いていて2号車のA席を確保できました。上野・大宮と停車しましたが、グループ客以外の席は窓側が埋まる程度の乗車率です。今夜の夕食は、「チキン弁当」を食します。うん?。何か、中身が変わったような気が・・・。檸檬とレタスが消えました。代わりに、チーズとポテトサラダ・檸檬汁が付いています。ちょうど夕食も終わった頃に高崎に到着しました。高崎での降車が多く、車内も一気に閑散となりました。碓氷峠を越えて軽井沢・佐久平と停車してさらに車内は空いてきます。もう、すでに3列席を回転させて6人向かい合わせにして寛いでいます。
 列車は、定刻に長野駅に到着しました。列車が到着して驚きました。指定席はかなり乗っていたようです。指定席より自由席の方が空いている列車だったようです。これで、今回の旅も無事に全て終了しました。
 
 今回の「土日きっぷ」の旅は、国鉄色の車両の乗車をメインに旅行しました。毎度の事ながら、次回は少しは観光を加えたいものです。

陸羽東線普通(古川15:50−小牛田16:02)
 

快速いわて平泉号(小牛田16:20−仙台17:04)
 

こまち22号(仙台17:26−東京19:08)
 

あさま545号(東京19:28−長野21:08)
 

夕食は「チキン弁当」
 

長野に到着