2009年春「青春18きっぷ」の旅@

ムーンライトながら号で行く高松の旅

2009.3.13〜3.15

高松築港付近を走る琴電(高松築港−片原町)
    
■とりあえず東京へ
 本日は、計画休業日でしたが仕事の都合で朝の出発は出来ません。ならば、115系しなの鉄道車の出場の撮影を・・・。とも思いましたが、仕事を早く終わらせるためにはこれも撮影できず・・・。救いは、10時には仕事が終わった事でしょうか。そのまま須坂駅に向かいます。
 須坂発10:40のA特急ゆけむり号に乗車します。平日でも乗車率が良いようで、2号車の3号車側にようやく2つ並びの空席を見つけてそこに座りまいた。「ゆけむり」は、運転時間帯からほとんど乗車する事がないので、慣れた路線でも結構楽しめます。
 
 長野からは、快速みすず号に乗車します。JR東海の313系使用の列車です。転換クロスシートの影響もあるのか早めにホームに向かいましたが、かなりの席が埋まっていて驚きました。3両目の窓側に座り松本へ向かいます。篠ノ井からも乗車が多く、この時間帯は結構乗っているようです。松本で、普通列車小淵沢行に乗換えとなります。こちらは、松本駅0番線から出る珍しい列車です。発車間際には、座席がほとんど埋まる乗車率で発車しました。途中の上諏訪−茅野では高校生で大混雑しましたが、その後は乗車する客は少なくのんびりした雰囲気で列車は小淵沢を目指します。小淵沢には、途中駅の混雑の影響で2分ほど遅れて到着しました。接続の高尾行には3分で接続なので、ちょっと厳しそうです。列車がホームに着くと、すでに高尾行は発車しようとしているし・・・。階段を下りる頃には、発車のメロディーが流れ初めていて焦りましたが、小淵沢駅員の指示で接続を待って発車しました。
 
 小淵沢での乗換も無事に済んで、この列車に乗ってしまえば高尾まで自動的に連れて行ってくれます。車内は、6両編成もあってか閑散としています。私は、最後部の車両に乗車してゆっくりしています。スカ色の115系電車に乗るのは久しぶりです。さて、まだ松本から一度も後続の特急の通過待ちをしていません。何処で追い越されるのかも楽しみです。とりあえず甲府に到着しましたが、ほとんど乗車もありません。特急の乗車位置には大勢並んでいるので特急が接近しているのはわかります。山梨市でも通過待ちは無くすぐの発車です。甲斐大和駅でようやく特急の通過待ちがありました。ホームに出て気分転換です。松本を出て最初の特急退避駅が甲斐大和駅とは驚きです。普通列車も結構早く進むものですね。甲斐大和を出て、大月と相模湖で大量乗車があった他は、列車は淡々と進み高尾に到着しました。
 
 高尾からは、中央線特別快速に乗り換えです。残念ながら201系ではありませんでした。この列車に乗れば、東京駅まで乗り換え無しで突入できます。高尾を閑散とした乗車率で発車はしましたが、八王子・立川で案の定大量乗車があり新宿まで大混雑の乗車率でした。でも、停車駅ごとにドアが開くと都会が近づいてきた事だけはわかりました。新宿で一気に降車がありまして車内は空席を残したまま東京駅の中央線高架ホームに到着しました。長野から6時間11分の旅でした。

A特急ゆけむり号(須坂10:40→長野10:57)
 

快速みすず号(長野11:23→松本12:30)
 

普通列車(松本13:00→小淵沢14:06)
 

普通列車(小淵沢14:09→高尾16:31)
 

甲斐大和駅にて特急あずさ号通過待ち
  

中央線特別快速(高尾16:34→東京17:34)
    
   
■撮り収め乗り収め
 今日は、ダイヤ改正の前日です。この改正でも様々な動きがありましたが、伝統の東海道ブルートレインの廃止はショックでした。東京駅到着後は、最後の列車となる「富士」「はやぶさ」の見送りにゆきました。最後部の「富士」だけ辛うじて撮影できました。大混雑した東京駅ホームで、ホームの喧騒とは嘘のように静かに九州へ向けて発車する「富士」「はやぶさ」を見送りました。
 
 その後は、時刻調整も兼ねて489系金沢車で運転されているホームライナー鴻巣3号で、489系電車の乗り心地を楽しみ大宮から京浜東北線で東京へ。東京駅の房総地下ホームのライナー券自販機の前には、大勢のファンが待ち構えていました。整理券を購入して地下ホームへ。しばらくして189系幕張車C編成使用のホームライナー千葉3号が入線して来ました。189系C編成も、本日が定期運用最終日となります。189系「グレートアップあさま」仕様の車両に確実に乗車できるのは今日で最後です。普通車に乗車して、私にとっては最後になるかもしれない189系「グレートアップあさま」仕様の車両の乗り心地をしっかりと胸に焼き付けました。本来なら、千葉まで乗車したいところですが、旅程の都合で稲毛で下車して最後に1枚撮影して快速電車で東京へ戻りました。

最終日の寝台特急富士号
 

ホームライナー鴻巣3号(上野18:40→大宮19:07)
 

京浜東北線(大宮→東京)
 

ホームライナー千葉1号(東京21:00→稲毛21:31)
     
   
■夜行快速で西へ
 東京駅に戻り、本日で毎晩運転の定期列車としては最後となる快速ムーンライトながら号に乗車します。車両も明日からはJR東日本所有の189系に変わるので、JR東海373系の夜行列車も本日で終了です。ホームは、最後の373系快速ムーンライトながら号を記録しようと凄い人だかりです。何とか撮影して車内に入ります。東京駅を時間通りに発車した快速ムーンライトながら号は、空席を多く残したまま西へ向かいますが、横浜・小田原と過ぎていくと満席になりました。途中の静岡駅での停車時間でゆっくりと撮影出来ました。その後は、列車は大垣へ順調に走行してゆきます。豊橋からは全車自由席になりますが、ダイヤ改正になっていて快速ムーンライトながら号も臨時列車の扱いですので誰も乗ってきません。豊橋を出て名古屋でかなりの人が降りましたが、逆に名古屋から惜別乗車する人で空いた席の分だけ埋まりました。本日は、名古屋での切り離しは無く9両全てが大垣まで運転されます。木曽川付近で夜明けを迎えた列車は、終着の大垣駅に定刻に到着しました。終着駅の余韻に浸る事無く、名物の大垣ダッシュが始まります。
 
 反対ホームに移りましたが、まだ加古川行は入っていません。しばらくして貨物列車が1本通過すると、すぐに加古川行が入線して来ました。221系6連です。本日は、まだ春休みに入る直前なのか、ほぼ全員座れたようです。私も最後部車両の窓側に座れました。221系で関ヶ原を越えて米原で新快速電車に乗り換えます。ほとんどの方が同じ考えのようで、米原駅のホームも一時的に混み合います。223系の網干行は、米原始発ですので余裕で着席できました。米原を発車する際は空いていましたが、草津を出たあたりから混雑が始まり京都からは大混雑になりました。大混雑は、大阪・尼崎を過ぎて三ノ宮でようやく終わりました。三ノ宮からは、のんびりした新快速電車の旅を楽しみ姫路で下車します。下車して始めに行った場所はトイレです・・・。(汗)
 
 姫路からは、山陽本線の混雑を回避するため赤穂線経由で進みます。どちらのルートを選択しても、岡山からは指定席を確保してある快速マリンライナー33号に間に合いますので。網干始発の播州赤穂行は、223系の4両編成ですが車内は大変空いていてのんびりと西へ進みます。播州赤穂で30分ほど乗り換え時間があります。
 今度の岡山方面列車は、元快速マリンライナーに使用されていた213系です。非常に懐かしい再会をしました。まさか、赤穂線でこの車両に乗れるとは思いませんでした。乗車後は、まだ閑散としていましたが、接続の新快速が到着すると山陽経由を回避した人で2両編成の列車は凄い混雑になりました。みな考える事は同じようで、1本前の列車で来て良かったです。大混雑の213系は、赤穂線を順調に進み最後まで混雑したまま岡山駅に到着しました。
 
 岡山からは、快速マリンライナー33号で瀬戸内海を渡り四国へ向かいます。本当は指定を取ろうか迷いましたが、発車10分前の到着でしたので指定を取って正解でした。自由席に空席はありませんでした。指定を取ったおかげで、発車ギリギリまで撮影できました。このマリンライナーは、グリーン車が2階席、指定席は1階席です。まぁ、新幹線ではないので1階席でも十分景色は見えます。指定席は、ほぼ満席の盛況で岡山を出て瀬戸大橋を渡ります。久々に白昼の瀬戸大橋を渡ります。今日は天候にも恵まれましたので、遠くの島々まで良く見えました。列車は、四国に入り終着の高松に定刻に到着しました。私の目的地も高松ですので、往路の行程も無事に終わりました。すぐに、高松駅構内の「連絡線うどん」で讃岐うどんを賞味します。

ムーンライトながら号(東京23:10→大垣6:42)
 

普通列車(大垣6:57→米原7:31)
 

新快速列車(米原7:48→姫路10:16)
 

普通列車(姫路10:38→播州赤穂11:09)
 

往路は、赤穂線を経由して西へ・・・
 

播州赤穂で乗り換えです
 

普通列車(播州赤穂11:39→岡山13:02)
 

快速マリンライナー33号(岡山13:12→高松14:05)
 

瀬戸大橋を渡り四国へ
 

高松に到着
 
   
■高松市内観光
 前回訪問時(1997年)とは別の駅のように様変わりした高松駅前をウロウロして、高松から高徳線で移動して栗林公園北口へ。最初に栗林公園を見学します。ここは、前回訪問時と変わっていませんでした。香川はもう春のようでいろいろな花が咲き始めていました。庭園を一回り散策して四国に来た事を実感します。
 
 栗林公園を見学した後は、琴電で移動します。栗林公園駅に着くと同時に列車が到着して、琴電を上手く撮れたか撮れないかのうちに乗車して高松築港へ。高松築港では、下車後に観光地ではありませんが、高松城のお堀と琴電が撮影できるポイントへ。今回は観光旅行ですが、やはり定番の場所が近くにあると外せません。西日ながら光線具合もいいので何本か撮影してから、玉藻公園を見学。高松城の跡地ということで、随所にそれと解る建物があります。この頃から、急に風が強くなって来ました。

 玉藻公園を見学後は、サンポート地区へ。土産物屋を見たり港を散策して過ごします。普段は、海には縁がありませんので、行き交うフェリーを見ながら強風の中を過ごします。期待の赤灯台(せとしるべ)は、強風の影響で閉鎖されていたので望遠での撮影に留まりました。一通りの観光を終えて、日暮れ頃に駅前のホテルに入り本日は終了です。夜は、讃岐うどんを賞味に出かけました。

高松駅前
 

普通列車(高松14:47→栗林公園北口14:53)
 

栗林公園を見学
 

栗林公園内にて
 

栗林公園内にて
 

栗林公園内にて
 

梅の花も咲いていました。
   

高松は、もう春のようです。
            

琴電(栗林公園15:49→高松築港15:55)
 

高松築港付近で撮影
  

玉藻公園を見学
 

高松城跡(艮櫓)
 

歩道から見た高松城跡(月見櫓)
 

高松港より瀬戸内海を見ます
 

高松港内を進むフェリー
 

赤灯台(せとしるべ)は、強風のため閉鎖
 

せとシーパレットモニュメント
 

高松シンボルタワー方面の眺め
 

宿泊するホテルに到着
 

ホテルから見た高松市内
 

     

   

■四国からの長い帰路
 今日は、高松から長野への長い帰路につきます。早起きして6:15にホテルを出発して、高松駅6:45の快速マリンライナーに乗車します。高松駅で増結をしたマリンライナー8号は、日曜日も手伝ってかガラガラのまま瀬戸大橋を渡り岡山に到着しました。岡山からは、山陽本線に乗車します。今度の相生行は長い編成でしたので余裕で座ることが出来ました。なんと、湘南色の115系がやってきました。西日本でも、湘南色の115系がまだまだ健在のようで安心しました。姿勢が良くなるボックスシートに揺られて相生へ。今日は、沿線にファンが大勢います。何が来るのかと見ていたら583系が通過しました。皆さんこれを狙っていたようです。列車は、春の山陽路を東へ進み相生に着きました。乗り継ぎの播州赤穂始発の姫路行きは4両編成で混雑している中を、同時到着の7両分の岡山からの普通列車の乗客が加わり大混雑して相生を発車しました。座ることは当然出来ず、ドア付近に潰されそうな感じで姫路を目指しますが私は網干で下車しました。
 
 網干では、さらに岡山方面へ583系が通過してゆきましたので2本続けて583系の「団体」があったようです。網干からは、網干始発の新快速に乗車します。始発ですので8連でも余裕で座れました。ガラガラの新快速も4両を増結する姫路を出ると徐々に混み始め加古川で立席が出始め、明石海峡大橋を見て東へ向かいます。三ノ宮で大混雑となり、そのまま大阪・京都と東へ新快速電車は走ります。草津でようやく混雑も収まり、後は快適に米原を目指します。 米原からは、すぐに接続する大垣行きに乗車します。117系4連で最後部の車両は、ガラガラで余裕がありました。117系に揺られて関ヶ原を越えて大垣に到着します。大垣では、中央の階段に人だかりが出来ましたが、米原側の階段はガラガラでしたので、こちらを利用して隣のホームへ。接続の新快速豊橋行も、最後部はガラガラでした。東海道本線を快調に飛ばす新快速は定刻に名古屋に到着しました。
 
 名古屋では、1時間ほど休憩を入れます。ここで遅めの昼食を摂り、あとは名古屋〜長野までの「青春18きっぷ」のゴールデンコースをたどるだけです。10番線に行くと、長野行の特急しなの17号が停車しています。いつも、ここで挫けそうになるのですがもう迷いはありません。特急しなの17号を見送って、快速セントラルライナー13号に乗車します。6両編成で、乗車整理券が必要な区間は空いていました。特急並みの速度で運転してきたセントラルライナーも、多治見からは一変してローカル色満点の列車に変わります。
 中津川からは、2両編成の普通列車松本行に乗車します。1本後の快速でも間に合うのですが、2両編成で乗車時間も長いため念のため1本早い列車で来ています。それが正解だったようで、ホームはかなりの混雑となりました。でも、乗ってしまえば相席さえ嫌わなければ全員座れそうです。ただ、相席を嫌い立っている人が大勢いましたが・・・。夕暮れの木曽路をゆっくりと進みます。中津川で特急しなの号の直後に発車したので、特急退避も無く一駅一駅確実に停車してゆきます。JR東日本仕様の「塩尻」の駅名板が見えたときにはホッとしました。
 
 松本からは、「青春18きっぷ」の旅では最後となる長野行に乗車します。一番最後部にボックスで空いている席があるのでそこに座ります。乗りなれた115系長野車ですし、もうここまで来れば安心です。後は、長野への到着を待つだけです。途中の姨捨駅で善光寺平の夜景が見えて、長野に戻ってきたな〜。と実感しました。金曜日に旅立ったのですが、遠い昔のように感じます。列車は、定刻に長野駅に到着しました。
 長野駅からは長野電鉄8500系に揺られて、須坂駅に到着して今回の旅も無事に全て終了しました。

朝6時15分にホテルを出発
 

高松駅を6:45に出発
 

すでにマリンライナーは入線済
 

快速マリンライナー8号(高松6:45→岡山7:46)
 

車窓から瀬戸大橋を望みます
 

瀬戸大橋で本州へ
 

岡山駅にて
 

普通列車(岡山8:18→相生9:24)
    

普通列車(相生9:25→網干9:36)
  

新快速列車(網干10:08→米原12:51)
 

車窓から明石海峡大橋を見て東へ
   

普通列車(米原12:59→大垣13:33)
 

新快速列車(大垣13:40→名古屋14:10)
 

セントラルライナー13号(名古屋15:15→中津川16:18)
 

普通列車(中津川16:54→松本19:09)
 

普通列車(松本19:16→長野20:29)
 

姨捨の夜景を見て長野に帰ってきた実感が・・
 

長野電鉄(長野20:47→須坂21:14)