新緑のローカル線一筆書き旅行
2008.5.5
南小谷駅にて
今日は休出が中止になりましたので、急遽381系特急しなの84号の乗車をするついでに新緑のローカル線を一周してきました。
長野駅に到着するまで、撮影にしようか乗車にしようか迷いました。天候を見て結局は、乗車の方を選択して乗車券を購入します。昨日使用した「信州北回廊パス」を持っているので、あとは「妙高高原−直江津−糸魚川−松本−姨捨」の乗車券を購入して、今回の短距離ですが乗り鉄の旅が始まります。 |
■日本海と新緑を眺めて
5番線ホームへ行くと、ちょうど183系・189系N101編成の「妙高1号」が安茂里側の電留線から入線して来ました。ダイヤ改正前は、長総から入線してくる特急しなの4号と同時刻に入線していましたが、改正後からは特急しなの4号の方が2分早く入線するようです。さて、久しぶりに183系・189系の「妙高」で直江津まで乗車できるので気分もとても良いです。この列車は、混雑を予想していましたが、連休も後半となり大した混雑もなく相席もなくゆったりと乗車できます。信越本線沿線も新緑の季節で、あいにくの曇り空ですが美しい新緑を見ることができました。
直江津からは北陸本線に乗り換えます。妙高1号が6番線到着で、高岡行普通列車が1番線から発車と言うことで乗り換えも大変です。「妙高ミズバショウ号」を撮影する暇もありません。普通の人なら忙しいながら余裕で間に合いますが、子供連れや高齢の方々は乗換えが大変で間に合うはずもありません。案の定、乗り換え待ちで1分ほど遅れての発車となりました。419系3両編成の列車は、各ボックス2〜3人程度の乗車率です。何とか、進行方向とは逆ながらボックス席に座れました。日本海をみながら列車は糸魚川へと進んで行きます。トンネル内の筒石駅で途中下車したいのですが、今回はパスをして先を急ぎます。
糸魚川からは、大糸線に乗り換えます。本日は多客が見込まれるため、計画的にキハ58系急行型気動車に車両変更となっています。発車ホームも大糸線専用の4番線から3番線に変更となっており、特急はくたか2号が発車後の入線でした。この列車は、なんとか進行方向の窓側を確保しました。車内も、1ボックス1人〜2人でゆったりと過ごせます。急行型気動車に揺られて、姫川や山々の新緑など美しい風景を見ながら列車の旅を楽しめました。沿線では、この列車を撮影するファンの方々も大勢いました。思いがけず、急行型気動車で大糸線の旅が楽しめました。南小谷からは、E127系の普通列車で白馬へ向かいます。大糸線(北部)からの乗換客で座席が埋まる程度の混雑でした。 |
妙高1号(長野8:12-直江津9:41)
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北陸本線普通(直江津9:46-糸魚川10:25)
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日本海をみながら進みます
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大糸線普通列車(糸魚川10:43-南小谷11:43)
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姫川に沿って南下します
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大糸線普通列車(南小谷11:57-白馬12:16)
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■381系撮影と白馬散策
白馬駅到着後は、さっそく381系の撮影をします。まずは、空いているうちに駅ホームで撮影をしてから途中下車して、駅裏の道から1両ずつ撮影をしてゆきます。この撮影は、じっくりと時間をかけて行ったので早めに来て正解でした。つづいて、「詩の小徑」を散策します。桜の花の時期は終了しましたが、これからは春の花や新緑の季節で緑が美しくなります。今日は、暑くもない曇り空ですので散策には最適です。遠くに、白馬のスキージャンプ台も見ることが出来て短い時間ながら、充実した散策が出来ました。ただ、残念なのはアルプスが完全に見えないことでしょうか。 |
白馬駅に停車中の381系
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「詩の小徑」を散策
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アルプスもこの天気では・・・
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白馬ジャンプ台も見えました。
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■最後の新旧特急しなの号
白馬から本日のメインとなる381系特急しなの84号に乗車します。白馬駅は、特急あずさ26号と特急しなの84号と関東・中京方面への特急が続くため大勢の乗客が待っています。駅の待合スペースも混雑しているので、改札の時間が早まり早々とホームには入れました。先頭の撮影をしていると、一気に特急しなの84号の自由席にも人が並び10人ほどになりました。列車が入っているものの、まだ乗車はできないのでひたすら待ち続けます。今日は、鉄道ファンはそれなりにいますが大半は一般の旅行客で家族連れです。列車が停車しているのに乗車できないと所々から文句が出ています。待つこと20分でようやくドアが開き乗車できました。381系時代の特急しなの号でよく乗車した6号車に席をとりました。車内は、まだすいていますが指定席は満席との放送が流れています。本格的な混雑は松本からでしょう。
白馬を出た特急しなの84号は、まだガラガラです。久しぶりの381系特急しなの号の乗車と同時に、最後の381系特急しなの号の乗車です。この381系特急しなの号は、明日(5/6)の運転で最後となるとのことです。沿線にも、有名な撮影地には大勢のファンがこの列車を撮影しています。途中の駅からの乗車もあって、車内は確実に混雑してきましたが、松本まで相席になることもなくゆったりと乗車できました。本当は、名古屋まで乗車したいのですが松本で381系特急しなの号とお別れです。松本を発車していく381系を見送ると間もなく、383系特急しなの15号が到着しました。
今日の、特急しなの15号は10両編成です。一番最後部の10号車で待つと、運良くまとまった空席がありD席側に座れました。3連休や繁忙期には、381系と383系の新旧特急しなの号の乗り比べが出来ましたが、それも明日で最後です。ゆったりした座席の383系に揺られていると、明科を出た時点で車内改札がありました。「信州特急料金回数券」だと白馬→長野まで改札を出なければ1枚の特急券で乗車できるので大変お得です。善光寺平が見えてくると姨捨を通過して、短い旅を振り返っていると列車は終着の長野に到着しました。
381系(神領車)の引退は、時の流れとは言え大変残念です。引退当日に乗車できないのは残念ですが、短い区間でしたが引退前日に乗車できて良かったです。また、信越本線や大糸線の新緑も美しく近場で有意義な乗り鉄が出来ました。
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特急しなの84号(白馬14:47-松本15:59)
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特急しなの15号(松本16:05-長野16:55)
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