東北本線開業120周年記念、特急ひばり号リバイバル運転
 「土日きっぷ」でリバイバル特急の旅
2007.12.15〜12.16
 

リバイバル運転された特急ひばり号
  
 今年最後の遠征が、特急ひばり号の乗車と言う幸運に恵まれました。ただ、休みが確定して「ひばり」の指定も奇跡的に確保できたのが直前でしたので、今回も乗り鉄中心の旅となりました。
 それでも、指定席券の入手が難しい「ひばり」に乗れるということで、平成19年最後の旅にふさわしいものとなりました。
   

■特急ひばり号は、郡山から乗車

−行程−
 長野6:37−あさま504号−8:02大宮8:06−やまびこ205号−郡山9:23
 郡山9:54−ひばり号−上野12:47−京浜東北線−東京14:08−つばさ119号−山形16:59
※ひばり号:他列車の車両点検の影響で上野到着12:59頃 
 須坂を5:59に発車する長野行に乗車して長野駅に着きました。ここから、平成19年最後の旅が始まります。まずは、長野6:37の「あさま504号」に乗車します。すでにホームに止まっていて、E2系N1編成でした・・・。どうも、この編成とN21編成の座席は疲れるので好きになれません。かといって、後続に乗るわけにもいかないので乗車します。やはり乗るなら比較的空いている4号車を選択して歩いて4号車へ向います。中ほどに席を取った頃、「あさま504号」は、東京を目指して夜明け直前の長野を発車します。すでに、薄っすらと明るくなっています。この列車で大宮へ向います。各駅から乗車してくる人もいますが、師走も手伝ってか普段の混雑も無く高崎を過ぎても一人で乗車できます。今日は東北新幹線に乗り換えるため大宮で下車します。
 大宮からは、4分乗換えで「やまびこ205号」に乗ります。自由席は5両あるのでどこかに座れるでしょう。すでに到着放送が終わった頃に自由席付近に到着したので何処もかなりの列になっています。やってきたのは、E2系1000番台でした。本当なら手放しで喜ぶところですが、今日は座れるか心配ですのでそれどころではありません。一応、2号車に並びましたが、自由席は何処の号車も混んでいるようです。車内に入り、辛うじてC席が空いていたのでここに座ります。まぁ、座れただけ良しとします。大宮を出ると白石蔵王駅を通過するだけで各駅に止まります。早くも小山からまとまった下車があり宇都宮で窓側に移れました。E2系の大きな窓から景色を見ていると郡山に到着します。さすがに、郡山では大量下車があり車内も空いたようです。
 
 郡山からは、念願の特急ひばり号に乗車します。現役時代・リバイバル運転を通して「ひばり」に乗るのは初めてのことです。しばらく、ホームをウロウロすると583系「ひばり」が到着しました。さっそく撮影して、発車ホームの5番線へ移動します。乗車されている方々は、一目散へ4番線ホームへ撮影のため向かっています。5番線側でも撮影して、発車の放送が入るころ乗車して6号車へ移動します。今回は、直前に指定券が準備できました。このため、企画枠のキャンセル分が一般に流れたようです。冬晴れの東北本線を一路上野へ向けて583系は快調に飛ばしてゆきます。黒磯では、電源切り替えのため2分停車します。6号車の乗車位置も手伝って、ホームへ出て撮影します。郡山発車時には1号車側のイラストマークしか撮影していないので、6号車の文字マークには驚きました。列車は快調に飛ばして、大宮駅に到着しました。6号車は、基本的に「びゅう企画枠」の車両ですので鉄道博物館コースの方々がほとんどで一斉に下車してしまい一瞬だけ車内が閑散となりましたが、大宮からは一般枠のようで続々と乗り込んできます。それにしても、大宮駅での停車時間が長いです。放送が入り、西川口付近で走行中の列車が異音感知で点検中で、大宮発の列車は抑止中との放送が入りました。
 その後、ひばり号だけ運転を再開して次の「さいたま新都心」まで運転してまた抑止になりました。どうやら、混乱による危険防止のため長く大宮駅に停車させられなかったようです。運転見合わせは長くは続かず程なくして運転を再開しましたが、ノロノロ運転が続き終点の上野に到着しました。
 
 上野からは、京浜東北線で東京へ向います。東京駅で、最後に「あけぼの(ゴロンと)」を見てもらいましたが満席ということで、快速ムーンライトえちご号の指定券を購入して新幹線ホームへ。この先、時間調整と移動を兼ねて山形・仙台と回って新潟へ向います。「つばさ119号」は、自由席利用です。すでに長い列になっていますが、家族連れが多いため窓側に座れるでしょう。発車間際に行ったので、大した待ち時間も無く乗車できました。案の定、窓側に座れて一安心です。列車は、Maxやまびこ119号仙台行と共に東京を出て山形・新庄へ向います。自由席はすでにかなりの席が埋まっているので相席も時間の問題でしょう。上野を出て大宮で相席になりました。まぁ、「つばさ」ですから仕方ないですね。と思っていると上越新幹線と別れて北上を続けます。宇都宮では、自由席からの降車も多くまた一人で快適に乗車します。今日は、郡山からの乗車も少なく安心したのものもつかの間で、福島からの乗車が多く相席になりました。仙台行のMaxやまびこ119号と分かれて、板谷峠越えに挑みます。まだ日没前で、辛うじて板谷峠の景色が見えます。板谷峠を登りきることに日没となり日が暮れた米沢に到着しました。米沢での降車が多く車内も空いてきます。後は、山形まで一人で快適に過ごせました。山形では、乗車する人も多く自由席にも列が出来ていましたが、降りてしまったのでその先は解りません。新庄駅へ向かう「つばさ119号」を見送り在来線ホームへ移動します。

新幹線あさま504号
  

新幹線やまびこ205号

 

特急ひばり号

新幹線つばさ119号

        

■山形から新潟へ向い今夜の宿に乗車

−行程−
 山形17:43−快速−19:03仙台19:26−こまち30号−大宮20:42
 大宮20:50−Maxとき349号−22:43新潟23:35−ムーンライトえちご号−新宿5:10
 山形から快速列車で仙台へ向います。もう車窓は暗いので、ほとんど景色も見れませんし何処を走っているのかも駅以外は解りません。車内も山形発車時は空いていて半分も乗っていませんでした。途中、面白山高原あたりで雪が降っていたようですが作並ではやんでいました。作並から快速運転になって通過駅がります。仙台へも早く到着するので、愛子から乗車してくる人が多くなり車内もにぎやかになり寂しい雰囲気も一掃されます。仙台に定刻に到着後は、東北新幹線に乗車します。新潟でムーンライトえちご号に余裕を持って間に合うためには、「はやて・こまち30号」に乗る必要があります。今日は、「こまち」も空席が多数と言う事で「こまち」を選択しました。なるほど、仙台を出ても隣に人はいなく車内も空いています。仙台で購入した「牛タン弁当」を食べているともう宇都宮を通過しています。急いで下車準備をして大宮で下車します。
 
 大宮では、8分の乗換えでMaxとき349号に乗り換えます。自由席が多い列車ですので、余裕で着席できると思い先頭の撮影をしてから7号車から乗り込みます。この列車は、何回か利用しているので勝手がわかっています。座席の良い2階の自由席は満席状態です。今日は1階席も混んでいるようです。すこし心配になりましたが、延々と各号車の1階を移動して2号車につくと2階席へ。案の定ガラガラでした。リクライニングしない6人がけ座席は敬遠されているようです。と言う事で、1人で快適に2階席を使用しています。熊谷・高崎・上毛高原での下車が多く車内も閑散となりました。もう、2号車の座席も飽きたので5号車へ移動して良い座席の3列席で快適に夜の上越新幹線を新潟へ向います。

 新潟からは、快速ムーンライトえちご号で新宿を目指します。東京駅で指定席券を購入した際には、窓側は1席だけですと言う事で渡された指定券は2番D席なるほど本当に最後だったみたいです。と言う事で、指定された席に座ります。今日は、ほぼ発売済みとの放送が流れています。今日は、本当に混んでいるようで各号車ともに良く埋まっています。今日はさすがに疲れたのか、新津を出ると早々に寝てしまいましたが、深夜2時ごろにトイレに行った際にNODOKAとすれ違ったのは覚えています。結局、その後は巣鴨付近まで寝ていました。夜明け前の終着の新宿には5:10時刻通りに到着しました。

仙山線快速列車
 

新幹線こまち30号

 

新幹線Maxとき349号

 

快速ムーンライトえちご号

  

      

■朝の東京は青空が綺麗でした

 −行程−
 新宿−中央線各駅停車−東京−山手線−秋葉原(朝食)−京浜東北線−東京(銀河号撮影)
 東京−山手線−新橋−ゆりかもめ−台場(散策)−ゆりかもめ−新橋−メトロ銀座線−浅草
 (浅草寺参拝)−メトロ銀座線−上野
 快速ムーンライトえちご号は、定刻に新宿に到着しました。これから、特急ひばり号の上野発車時刻まで時間があります。とりあえず、髭を剃り身支度を綺麗に整えなおし中央線各駅停車で東京へ向います。もはや、E233系ばかりで201系の姿を見ることは出来ませんでした。東京駅に到着後は、またしばらく考え込みとりあえず携帯の充電も兼ねて早いですが朝食をとることにします。このあたりで、携帯の充電が出来てこの時間帯(朝6時前)に営業しているファーストフード店は秋葉原しか知りません。普段は混みあっていますが、この時間は空いているでしょうということで山手線で秋葉原へ。
 日中の喧騒とは違い、夜明け前の秋葉原は人通りもほとんど無く静かでした。お目当てのファーストフード店に到着して地下へ下ります。予想通り空いてはいましたが、コンセントのある区域は混んでいました。それでも1席確保して携帯の電源を切って急速充電開始。周囲を見ると皆同じ考えのようです。その最中に、朝食を摂りながらこれからの行程を考えます。
 
 とりあえず、急行銀河号の撮影をするということで後は充電の完了を待ちます。念のため、朝食のセットの他にコーヒーを1つ余計に頼んで時間を稼ぎますが、急行銀河号の到着の兼ね合いもあります。携帯は相変わらず充電中のままです。6時40分を過ぎてそろそろ限界かな?。と片づけをはじめた瞬間に充電が終わりました。 その後は、東京駅に移動して急行銀河号の撮影をします。やはり何名か撮影していましたが、人数も少なくゆっくり撮影できました。その後は、台場へ移動して周辺を散策します。朝の東京は、冬季も手伝って青空が綺麗でした。また富士山もしっかりと見えました。普段は、夜景撮影に来る機会が多いですが、朝の光景も青空が手伝って良い写真が撮れました。 その後は、浅草へ移動します。時間は、8時30分すでに参拝の人が大勢来ています。朱印は9時からと言う事で先に参拝して待ちます。おみくじを引いてみると「吉」でした。「凶」以外はお持ち帰り下さいとの事ですので持ち帰りました。まぁ、「旅行:良いでしょう」となっていたので良いのですが、9時になり朱印を貰い(というか購入)してメトロ銀座線で上野駅へ急ぎます。朝の東京も悪くは無いですね。

寝台急行銀河号
  

台場から都心方面の眺め

 

レインボーブリッジと東京タワー
  

ゆりかもめ

   

レインボーブリッジ通過中(最後部)
  

雷門

 


羽子板市目前で飾りつけがありました
 

浅草寺
 

      

■北の玄関口から東北へ

 −行程−
 上野10:03−ひばり号−15:06仙台15:54−はやて338号−上野17:30
 上野17:34−Maxたにがわ418号−17:40東京17:44−あさま541号−長野19:32
※はやて338号:仙台始発上野行の臨時列車 
 地下鉄で、北の玄関口上野駅に到着しました。まずは、駅舎の撮影をして中央改札口から入場します。自動改札になっていますが、改札上の動物の絵を見ると旅立ちの雰囲気が高まります。まずは、特急ひばり号の出発式を見学します。隅の方になりますが、最前列で見られる場所がありましたのでここで最後まで見学します。テープカットが終わり式典が終わった頃を見計らうように特急ひばり号が入線して来ました。昨日と同じ583系6両編成です。大混雑した撮影も終えて車内に入ります。
 10:03に特急ひばり号は定刻に上野を発車します。今日は、窓側ながら進行方向と逆になりますが贅沢言っていられません。車内は空席は多少ありますが、上野駅からかなり埋まっています。大宮を出ると田園風景が広がります。黒磯から交流区間に入り天気も下り坂になります。小雪ちらつく郡山で少々停車して北上すると天候も徐々に回復してきます。福島で最後の小休止をして、583系特急ひばり号は仙台を目指します。天候も回復してきて西日が車内に入ってきています。午後のゆったりとした時間が車内に流れます。夜行ではなく昼行列車で乗車時間が5時間3分と言う事で、少し心配しましたが乗ってしまえばあっという間に仙台に到着しました。仙台では、車庫へ回送される583系ひばり号を見送り新幹線ホームへ向います。
 
 仙台からの帰路は、仙台始発の上野行という臨時はやて338号に乗車します。運転区間が珍しいので一度は乗ってみたいと思いましたが、なかなか機会に恵まれず冬の臨時列車としては運転最終日にようやく乗車できます。しかも、E2系1000番台が使用され大変うれしいです。乗車率は、やはり上野行ということで少なめです。私が乗車した8号車もE席が辛うじて埋まる程度でA席は1名しかいない状態でした。ですので、ほとんどが空席のままです。仙台を発車した「はやて338号」は、快調に飛ばし次々と駅を通過してゆきます。停車駅は、大宮・終着上野のみですので、もう人が乗車してくる事はまずありません。途中で、日没となり東京へ近づくにつれて夜景になってきます。大宮で、ほとんどの乗客が降りてしまい。寂しい状態のまま上野に到着しました。上野からは、Maxたにがわ418号に乗り換えます。普通なら上野から東京行上り列車に乗ると人目が気になりますが、この列車は16両編成ですので空いていて人はほとんど乗っていません。僅かな乗車ですが、しっかりと2階席に陣取って東京を目指します。
 
 東京からは、いよいよ最後の列車となる「あさま」に乗車します。とりあえず、4分後に発車する「あさま541号」の2号車(自由席)を覗いてみるとA席に空席があります。これから並ぶのも面倒ですので、迷わずに乗車します。この列車が混みあったのは、大宮−高崎ぐらいで後は3列席を1人で快適に乗車できました。そして終着の長野に到着し今年の遠征も全て無事に終了しました。
 あとは、長野電鉄のB特急で須坂駅へ戻るだけです。本日は、りんご色のD編成でした。

上野駅から東北へ
  

特急ひばり号出発式

 

特急ひばり号
 

臨時新幹線はやて338号(仙台始発上野行)
 

日も暮れて旅も終盤です。
 

終着の上野に到着
 


新幹線Maxたにがわ418号
 

新幹線あさま541号