ラッピング列車風林火山52号

ラッピング列車で行く春の甲府旅行
〜2007年4月7日〜

信玄公祭り「甲州軍団出陣」(甲府駅前にて)


 E257系に、風林火山のラッピングを施した特急風林火山号の運転が期間限定で始まりました。この列車の運行初日は、信玄公祭りにあたりますので祭り見物と話題の「風林火山博」の見学も兼ねて運転初日の特急風林火山52号に乗車して甲府へ出かけてきました。

−−主な旅行行程−−
 須坂11:13−普通−11:40長野12:40−風林火山52号−甲府15:09
   ■甲府市内観光(風林火山博など)・信玄公祭り「甲州軍団出陣」見学
 甲府18:29−スーパーあずさ27号−19:37松本20:01−しなの23号−長野20:50
 長野21:02−B特急−須坂21:20
 

  

■ラッピング特急で甲府へ
 今日は、長野発12:40の快速風林火山52号(松本から特急)に乗車すればよいので、久しぶりに余裕を持った出発ができます。長野駅での出発式を考慮に入れて、須坂駅11:13の普通に乗車することにしました。この列車は、貴重な2000系特急電車を使用する普通列車です。須坂駅のホームに入ると、すでに折り返し運用のため2番線に停車していました。今日は、マルーン塗装の2000系A編成です。車内は、昼前ということもあって空いていてゆったりと、2000系電車の旅が楽しめました。
 長野駅に到着してしばらくすると、風林火山号の出発セレモニーが始まりました。まずは、太鼓の演奏始まり終わると同時にE257系特急風林火山号(松本まで快速)が入線してきました。後は、挨拶が続きまして最後に「くす玉割り」で出発セレモニーは終了しました。
 長野を発車した快速風林火山52号は、時間帯のせいか乗車率は良くありません。私は、混雑を警戒して長野駅から指定席扱いのグリーン席を奮発しましたが、その必要は無かったようです。最初の停車駅の篠ノ井で早くも大勢の人が下車してしまいました。列車は、篠ノ井線に入り姨捨で後続の特急しなの14号に抜かれるためしばらく停車しました。姨捨駅からの善光寺平の眺めは格別ですので、景色を見るにはちょうど良い時間だったでしょう。
 松本から、特急風林火山52号となります。松本でも大勢の人が下車しましたが、甲府行の特急ということで乗車してくる人はほとんどいないまま、終点の甲府駅に到着しました。ただ、松本〜上諏訪で配られた乗車記念のペーパークラフトは、9両分入った豪華な物でした。
 甲府駅では、地元在住のM氏がわざわざホームまで迎えに来てくれました。

長野電鉄普通列車
  

風林火山号出発式
  

姨捨駅に停車中の風林火山52号

姨捨からの眺め
      
■春の甲府観光
 甲府駅に降り立ち、M氏の案内で甲府市内を観光します。やはり、地元の方がいると心強いです。この週末は、信玄公祭りが開催されメインの甲州軍団出陣が夕方からあるので、身動きのとれる時間が良いということで、とりあえず風林火山博を見学します。会場内は、1階の物産展も地下のメイン会場も大混雑していました。入場券を買うのに並び、入場の列に並びエスカレーター前で並びでようやくメイン会場に着きましたが、ここで入場制限という盛況振りです。
 ようやく中に入るも、人が多すぎて見るのに苦労しました。館内は、武田信玄が活躍した時代について映像やジオラマなどを使い解りやすく紹介されていました。また、大河ドラマ「風林火山」の情報エリアもあり結構ためになりました。
 風林火山博見物後は、甲府駅北口からバスで武田神社へ移動します。バスが走る武田通りの桜並木も、桜の花が満開でした。武田神社周辺も桜の花が見ごろでした。武田神社で参拝した後は、甲府駅へ坂を下る形で武田信玄ゆかりの史跡を歩きます。円光院は、信玄公の正室三条婦人の菩提寺です。枝垂桜と参堂の菜の花と満開の桜が綺麗でした。その後、満開の桜の花に囲まれた武田信玄公墓にお参りしてひたすら歩き続けます。これは、下り坂ながら良い運動になります。
 最後に、武田信虎の菩提寺である大泉寺を参拝して甲府駅に戻ります。日が長くなったとは言え、もう周囲は薄暗くなっています。

風林火山博会場
 

甲府は桜が見ごろでした。(武田神社)
  

武田神社入口
  

武田神社
  

武田通りの桜並木も見事です。
  

円光院付近にて。春らしい光景です。
  

円光院(枝垂桜が綺麗です。)
  

武田信玄公墓
  

大泉寺入口

大泉寺
       
■信玄公祭り(甲州軍団出陣)
 この週末は、甲府市内で信玄公祭りが開催されています。帰路のため甲府駅に戻ると、ちょうど「甲州軍団出陣」が行われていました。特急スーパーあずさ号まで時間がありましたので、大勢の人が集まっていて見難かったのですが、場所を移動して何とか撮影できる場所を確保して、迫力ある出陣の様子を楽しみました。途中から雨が本降りになりましたが、それが一層迫力を引き立たせました。
 最後まで見たかったのですが、残念ながら途中までの見物でした。甲州軍団出陣を見ることが出来ただけでも、甲府へ来た価値が十分ありました。

      

■特急リレーで長野への帰路
 信玄公祭りを見物した後は、駅前で信玄像と桜の組み合わせを撮影して観光は終了です。後は、長野へ帰るだけになりました。短い時間でしたが、充実した甲府市内観光でした。
 M氏にホームまでお見送り頂き、雨の甲府を特急スーパーあずさ27号で出発します。甲府でかなりの人が下車したため車内は空いているかと思いましたが、11号車の窓側は結構埋まっています。やはり、E351系だけあって速いですね。中央東線をスイスイ走り塩尻に到着します。ここで下車する人も多く、車内はさらに空いてきます。終着の松本には、定刻に到着しました。この列車は、折り返し最終の特急スーパーあずさ36号となるため、忙しく折り返し整備が進められます。

 松本からは、特急しなの23号に乗車します。先行の松本終着の普通が若干遅れた関係で、この特急しなの23号も少々遅れての松本発車となりました。長野駅の自動券売機で、指定席の座席表を見たところ◎印の3号車でも窓側はほとんどなかったのですが、実際に乗ってみると空席が多数あり少々驚きました。とりあえず、指定した席番の場所(D席)に座りました。松本を出ると座席を移動する人が結構いましたが、面倒ですのでこのままいました。明科に停車した後は、篠ノ井まで止まりません。姨捨付近の昼とは違う美しい善光寺平の夜景を見ると、列車は下り勾配を走り篠ノ井に到着します。篠ノ井を出ると終着長野も目前です。今日は、手動放送と自動放送2種類の「ワイドビューチャイム」が流れてちょっと得でした。

 長野駅に到着後は、長野電鉄地下乗り場へ移動してB特急に乗車します。2000系D編成でしたので、往路にA編成に乗車したので、現存する2000系電車全2編成に乗車できたことになります。平日と違い土曜日ですので車内も空いています。長野を出発したB特急は、通勤対応のため停車駅がA特急より多めですが、それでも須坂駅までの所要時間が短いので早く移動したい時には非常に助かります。長野駅から18分で須坂駅に到着し、今回の日帰り旅行も終わりました。

武田信玄像と桜
 

特急スーパーあずさ27号
 

特急しなの25号

長野電鉄B特急