JR発足20周年・青春18きっぷの旅
3回(日)目

普通列車で行く北陸本線・金沢の旅
〜2007.3.24〜

金沢の名所「兼六園」

■この日の旅行行程
 長野8:11−普通:妙高1号−9:41直江津9:46−普通−11:46富山12:22−普通−金沢13:21
  △金沢市内観光(兼六園・金沢城公園)
 金沢16:36−普通−19:09敦賀19:52−普通−20:33長浜20:42−新快速−京都21:48
 京都23:24−臨時快速ムーンライト松山号−松山7:45
   ※ 臨時快速ムーンライト松山号に乗車の際は、指定席券も必要です。
     (臨時快速ムーンライト松山号のグリーン車には、「青春18きっぷ」では乗車できません)


    

普通列車を乗り継ぎ雨の金沢へ
 「JR20発足周年・青春18きっぷ」の旅、後半の3回は土日に1日(月曜日)を足して四国・松山へ向かいます。長距離になりますので、1日目の往路は北陸本線経由で金沢で途中下車します。帰路も、京都で途中下車してそれぞれ観光を行います。

 長野からは、189系の普通列車妙高1号に乗車します。この改正から、土曜休日の妙高1号は長野駅からの電留線からの入線となり少し驚きました。189系妙高1号は、7割ぐらいの盛況で長野駅を発車しました。やはり、乗りなれている189系は安心感があります。黒姫・妙高高原で大勢の人が下車して、ようやくゆとりが出来ました。
 直江津からは、5分の待ち合わせで高岡行に乗車します。419系の「食パン電車」でした。何とか、先頭部の進行方向窓側を確保して日本海を見ながら西へ向かいます。さすが583系譲りのボックスシートは、ゆったりしていて座っていても楽です。途中の糸魚川で、特急はくたか号退避のためしばらく止まります。その間に、大糸線ホームに停車しているキハ52系(青・黄ツートン)を撮影しました。その後は、富山に近づくにつれて混雑してきてきました。天候も良くなく立山も見えません。この列車は高岡行ですが、私は富山で下車しました。
 富山駅で昼食に「ます鮨」を食して、普通列車金沢行で金沢を目指します。予想の3連とは違い475系6連でしたので、1人1ボックスで快適に過ごせました。ただ、西へ向かうほど天候は悪くなっているようでした。線路切り替えの工事が見えてくると金沢に到着します。ボックスシートで、ちょうど良い乗車時間でした。


普通列車妙高1号
 

北陸本線普通列車
 

糸魚川で見かけたキハ52(青・黄ツートン)
 

北陸本線普通列車
  

 

■雨の金沢観光
 金沢駅からバスに揺られて、兼六園へやってきました。何とかまだ雨は降っていません。雨が降らないうちに写真撮影を始めて終盤あたりから、やはり雨が降ってきました・・・。傘をさしながらの兼六園観光も情緒があって良いのもだと、苦し紛れに言い聞かせて園内をくまなく歩きます。金沢も、梅の花が満開で春の訪れを感じさせます。また、どの種類の桜かはわかりませんが、早くも少数ながら開花している木もありました。
 兼六園を見学した後は、向かいにある金沢城公園へ向かいます。雨はだんだんひどくなってきて、観光どころではなくなってきました。雨宿りできそうな場所で、しばらく待機して雨が小降りになった間を縫って撮影を繰り返し、五十間長屋を見学します。雨がひどいので、本当にゆっくり時間をかけて丁寧に見学しました。
 見学を終える頃、一時雨がやみましたのでバス停へ急ぎます。それも長くは続かず多少の雨が降りましたが、傘を差さずにバス停までたどり着くことが出来ました。
 そこに、運がいいことに金沢駅行のバスが来ましたので迷わず乗車しました。次回、観光に訪れる際には是非晴れてほしいものです。


兼六園を見学
  

兼六園の代表的な場所です。
 

金沢も春ですね。
 

金沢城公園
 

 

■さらに普通列車で京都へ
 金沢駅で、3月26日の嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車「嵯峨野1号」の指定券を購入してホームへ行くと、予定より1本早い敦賀行普通列車が停車していました。475系6連で車内も空いていたので迷わず乗車しました。元急行電車だけあって、車内のボックスシートも快適です。この区間は、特急列車の運転も多いのですがなるべく退避が少ないように、速度を上げて運転していますのでモーター音もそれなりに楽しめます。金沢を出発してから、雨は上がることなく降り続け福井に到着しました。福井では、特急通過待ちのため長時間停車します。久々に外に出て空気を吸います。乗車時間が長くなると、こういう停車もありがたいです。
 福井を出ると、日も暮れて淡々と列車は走ります。北陸トンネルを抜けて、電源切り替え(交流→直流)をすると終着の敦賀に到着します。乗り換え列車は、ありませんでした・・・。だから空いていたはずです。金沢から乗車予定の普通列車が来るまで、京都方面への接続はありませんでした。19時9分から19時52分の列車まで、思わぬところで待ち時間が発生してしまいました。

 しかし、かえって1本早く来たのが幸いして乗車位置に先頭で並ぶことが出来ました。入線してきた長浜行きは、新型の521系2両ですぐに満席になりました。この列車が入線してすぐに、当初乗る予定の列車が到着しましたので、危うく立席で移動するところでした。予想外の乗り換え時間も、何が幸いするかわかりません。
 混雑した2両編成の普通列車は、長浜へ向かい発車しました。すでに、日も暮れていて景色も見えませんし皆疲れているのか、車内も静かでモーター音のみが車内に響き渡ります。乗車時間は40分程度ですが、意外と長く感じられました。特に、新型車両という実感も無いまま長浜駅に到着して、新快速に乗り換えます。
 新快速は、8連ですので先頭まで行くと余裕で窓側に座ることが出来ました。ここまでくれば、座席の心配も要らないので安心して乗車できます。米原で増結して12連になった列車は、東海道本線を快調に飛ばして行きます。あっという間に雨の京都に到着しました。晴れていたら、周辺散策も予定していましたがこの雨ではどうにもならず、中止してファーストフード店で時間を潰します。


475系で一気に敦賀へ
 

長浜行普通は、新型ですが2両編成
  

新快速電車で京都へ
 

雨の京都に到着
 

 

■快速ムーンライト松山号で四国へ
 あまり長くファーストフード店にいるわけにも行かないので、早めに京都駅へ入場しました。少し、ウロウロしていると今晩の宿になる快速ムーンライト高知・松山号がは1番線(中線)に入ってきました。思いかけず、機関車の入れ替え作業(機回し)を見ることが出来ました。その後、ホームへ据え付けるために一旦引き上げ線へ向かう列車を見送った後、すぐに到着した寝台急行銀河号の電源車は、トワイライト塗装でした。
 さて、快速ムーンライト高知・松山号の入線は、時刻表では発車5分前ですが実際はかなり早く入線してきました。ですので、機関車の撮影も出来て非常に助かりました。
 今晩の宿は、14系座席車です。懐かしいことに簡易リクライニングシートでリクライニングロック機能もありません。京都を出発した列車は、7割ぐらいの乗車率で発車しました。暖房が良く来ていて暑いぐらいです。大阪に着くと、ほぼ満席の盛況になりました。今日は、快速ムーンライト高知号・快速ムーンライト松山号ともに満席となっています。さっさと寝ようと思いますが、暑さと少しでも腰を浮かすとリクライニングが戻ってしまう座席でなかなか寝ることが出来ません。おまけに、飲料水も終わってしまい喉が渇いて仕方ありません。車内改札もようやく来て、翌日のスタンプを押してもらいました。岡山の停車時間で、飲料水を購入してようやく寝ることが出来ました。


急行銀河号のカニは、トワイライト色でした。
 

京都で発車を待つムーンライト高知・松山号
  

ムーンライト松山号の愛称板
 

懐かしい簡易リクシート(ロック無し)
 
   

JR発足20周年・青春18きっぷの旅
4回(日)目

坊ちゃん列車で行く松山・道後温泉の旅
〜2007.3.25〜

伊予鉄道「坊ちゃん列車」

■この日の旅行行程
 京都(3/24)23:24−臨時快速ムーンライト松山号−松山7:45
  △松山市内観光(松山城・松山城庭園・愚陀仏庵・萬翠荘・大街道
  △道後温泉観光(子規記念博物館・道後公園・湯神社・宝厳寺・伊佐爾神社・からくり時計)
  △道後温泉入浴(道後温泉本館(朝・夜)・椿の湯(夕方))
  △伊予鉄道「坊ちゃん列車」乗車(道後温泉−松山市−道後温泉/道後温泉−JR松山−古町)
 松山22:35−臨時快速ムーンライト松山号−京都6:44
   ※松山観光・道後温泉観光の順番は、地区ごとに分類しました。
   ※ 臨時快速ムーンライト松山号に乗車の際は、指定席券も必要です。
     (臨時快速ムーンライト松山号のグリーン車には、「青春18きっぷ」では乗車できません)

 
【注意】このページは、訪問順ではなく地域別に編集してあります。

■道後温泉めぐり
 快速ムーンライト松山号を降りて市内電車で道後温泉へ向かいます。とりあえず、この旅で最大の目的である「坊ちゃん列車」の撮影と、道後温泉〜松山市の往復乗車をして道後温泉に戻った後、駅から直通で道後温泉本館へ向かいすぐに入浴しました。午前中でしたので、結構空いていてのびのびと入ることができました。利用時間は、1時間ということですので、時間一杯入浴してから道後温泉周辺を散策しました。
 からくり時計を見た後は、正岡子規記念博物館や道後公園(こちらは、まだ桜は本当に少ししか咲いてませんでした。)を散策して、宝厳寺を参拝して階段が長くて難儀した伊佐爾神社を参拝した後は、松山市内観光のため道後を離れました。
 夕方に、道後に戻ました。何か、昼間とは違い大勢の人で町の中は混雑していました。(土産物を買った店の人の話では、普段の日曜より混んでいるとのことでした。)湯神社を参拝後は商店街で土産物を買ったり、いよかんソフトクリームを賞味したりして時間を過ごし、あらかじめ検索しておいた宅配業者の営業所へ、カメラと最小限の手回り品を除いて自宅へ発送しました。(驚いたことに、翌日の13には自宅に着いたそうです。私より荷物が先に着きました。)
 最後に、これから夜行列車に乗るので「椿の湯」でゆっくり入浴しました。まだ、時間がたくさんありましたので「道後温泉本館」へ行き、もう一度風呂に浸かって温泉のはしごをしました。道後温泉本館を出る頃には、時間も20時を過ぎていて、展示線に停車している「坊ちゃん列車」をバルブしたり、夜の「からくり時計」を見て名残惜しく、市内電車で道後を後にしました。(次回は、泊ってのんびりと・・・って10年前の夏にも言ってたな・・・(笑))


道後温泉本館
  

からくり時計(作動中)
 

宝厳寺
  

伊佐爾神社
  

子規記念博物館
 

湯釜(道後公園内)
 

湯神社
 

椿の湯
 

   

■松山市内観光
 松山市内の方は、松山城の観光を重点的に行いました。松山城は、ロープウェイかリフトかを選択できますが、私の場合はあまりにも荷物が多かった(まだ、土産等を発送前だった)ため、ロープウェイ往復ともロープウェイの利用になってしまいました。松山城は、階段がきつく結構内部の移動も疲れました。敷地内では、桜の花が所々で見ごろを迎えていて春本番という感じでした。
 観光というわけではありませんが、前回行くことが出来なかった大街道周辺もウロウロしてみました。そのほかに、萬翠荘や愚陀仏庵を見学しました。今回は、「坊ちゃん列車」の乗車・撮影を優先したため、松山市内の観光は少なめでした。(1997年8月に訪れていることもありますが。)
 今夜も、道後温泉で入浴後は松山駅から快速ムーンライト松山号に乗車しました。目の前が壁という最悪な席でしたが、2連続夜行も手伝って早々に寝てしまいました。


正岡子規句碑(JR松山駅前)
 

松山城
 

松山城からみた松山市内
  

松山は春本番です
 

萬翠荘
  

愚陀仏庵
 

     

■坊ちゃん列車&伊予鉄道市内線
 松山と道後温泉を結ぶ伊予鉄道の市内線の名物である「坊ちゃん列車」に乗りました。この列車は、SLに見えますが内部はディーゼルエンジンで走ります。(汽笛は、ちゃんとSL用の汽笛がなります。煙突から出る煙は、蒸気だそうです。)
 明治時代の当初の雰囲気を味わうため乗り心地も良くありませんが、それがまた良いところだと思います。私は、道後温泉→松山市 松山市→道後温泉 道後温泉→(JR松山駅経由)→古町の3回乗車しました。とりあえず、「坊ちゃん列車」が運転されている区間はすべて乗車しました。1回300円で乗車できます。
 この列車に乗車すると、専用の制服を着用した車掌氏が沿線案内もしてくれるので、初めて市内線に乗車される方は、この「坊ちゃん列車」から乗車されると良いかもしれません。
 伊予鉄道の市内線の電車は、世代交代が進んでいて温かみのある旧型車両は、順次新型車両に置き換えられているそうです。


道後温泉展示線に停車中の14号機関車編成
   

松山市駅での回転作業
    

1号機関車編成(夜はライトアップされます)
  

伊予鉄道市内線の新旧電車
  

伊予鉄道郊外線古町車庫
 

古びた客車も見えました。
 
    

JR発足20周年・青春18きっぷの旅
5回(日)目

京都・嵐山とトロッコ列車の旅
〜2007.3.26〜

京都 嵐山の渡月橋

■この日の旅行行程
 松山22:35(3/25)−臨時快速ムーンライト松山号−京都6:44
  △京都・嵐山観光(渡月橋・天竜寺・野宮神社・嵯峨野竹林)
  △嵯峨野観光鉄道(トロッコ列車)乗車(トロッコ嵯峨9:50−嵯峨野1号−トロッコ亀岡10:13)
 京都11:30−新快速−12:21米原13:09−普通−13:44大垣13:55−快速−名古屋14:25
 名古屋15:03−快速−16:15中津川16:37−普通−18:56松本19:30−快速−長野20:38
   ※ 臨時快速ムーンライト松山号に乗車の際は、指定席券も必要です。
     (臨時快速ムーンライト松山号のグリーン車には、「青春18きっぷ」では乗車できません)

 

■朝の嵐山散策へ
 快速ムーンライト松山号は、定刻に京都駅に到着しました。このまま、すぐに帰路につくのは少し勿体無いので、京都市内を観光します。今回は、嵯峨・嵐山地区を散策して最後に嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車に乗る予定です。京都駅から、山陰本線で嵯峨嵐山駅へ移動します。月曜日の朝で、8時前ですので人通りはあまりありません。まずは、渡月橋周辺を散策して時間を調整して、天竜寺の公開開始時間に合わせて天竜寺へ向かい庭と本堂(料金は別です)を見学します。この寺の庭は、本当に素晴らしい美しい出来栄えです。天竜寺を見学(参拝)した後は、竹林を歩きます。日もほとんど当たらず、ヒンヤリとしていて外の喧騒が嘘のようです。何か別世界に来た感覚でした。しばらく、竹林を歩くと野宮神社に到着します。
 野宮神社で参拝後は、嵯峨野観光鉄道の「トロッコ嵐山」駅はすぐそこですが、始発から乗りたいので20分ほど京都側に歩いて「トロッコ嵯峨」駅に向かいます。
 

渡月橋
 

天竜寺
 

嵯峨野竹林
  

野宮神社
 

     

■嵯峨野観光鉄道
 トロッコ嵯峨駅は、JR嵯峨嵐山駅に隣接しています。発車まで時間がありますが、隣接する「19世紀ホール」前に展示されているD51−51等を撮影します。駅には、トロッコ列車が入線していますが改札は発車10分前にならないとやらないとのことですので、JRの嵯峨嵐山駅に入場券を購入して入り撮影しました。時間に余裕がありましたので、ゆったりと撮影できました。
 改札は始まる5分前に、トロッコ嵯峨駅に戻りました。改札を抜けてホームへ入ります。機関車側はすでに撮影してあるので、客車の運転台(先頭)側を撮影して車内に入ります。観光客は、機関車や客車の先頭で記念撮影中ですので、楽々無人の車内撮影も出来ました。
 発車も近くなると、車内はほぼ満席になります。トロッコ嵯峨を発車して、しばらく山陰本線を走行してトロッコ嵐山に着きました。ここで、ほぼ満員ですが私のボックスは誰もきませんでした。JR西日本の前売りで購入したのですが、ほかは誰もJRで買わなかったのか2号車まで来るのが面倒で他の空席に座ったかは解りませんが。おかげで、のびのびと車窓を楽しむことが出来ました。
 この区間は1992年にも乗車しましたが、保津川沿いを走る景色の良い区間です。トロッコ保津峡を出ると、トロッコの旅も終盤で、山陰本線の新線が近づき終点のトロッコ亀岡駅に到着しました。到着後は、乗車券・指定席券を駅員に渡しますが、指定券は確認後に返却されます。
 トロッコ亀岡駅から10分ほど歩き馬堀駅へ向かい、そのまま京都駅に戻ります。


嵯峨野1号(JR嵯峨嵐山駅より)
 

トロッコ列車車内
 

タヌキが出迎えるトロッコ保津峡駅
 

保津川に沿って列車は進みます。
 

    

■長野への長い帰路
 京都から長野まで、いよいよ帰路につきます。京都から11時30分発の新快速に乗車します。何とか、車端部のボックス席の進行方向窓側を確保できました。新快速電車に乗れば、米原までスイスイ進みます。途中から乗車してくる乗客もいますが、昼前ですので空いていて立っている人はいませんでした。51分の乗車で米原に到着しました。
 米原に到着するとすぐに大垣行がありますが、大勢の人が並んでいて座れそうもありません。しかも2両編成・・・。とりあえず、並んではみますが入線してきた313系2連の座席はすぐに埋まりました。名古屋では余裕時間もあるので、迷わずに次の列車にしました。
 しばらく、ホームで待つと次の大垣行がやってきました。来たのは117系4連でした。まさか、117系4連が来るとは思いませんので、非常に驚いたと共に久々に117系に乗車できて嬉しかったです。やはり、無理せず1本待って正解でした。4連ということもあり、座席も満席とはならず乗る分にはちょうど良い乗車率で関ヶ原を越えることができました。僅かな時間でしたが、117系の乗り心地を楽しめたのは収穫でした。

 大垣からは、すぐに接続の快速に乗車します。こちらは、313系の5000番台で新車の香りがまだ残っていました。この区間では、新旧の快速列車車両に乗車することになりました。この快速列車は、後ろ側は混んでいましたが、先頭はガラガラで好きな場所を選べました。座席も新しく非常に快適な乗り心地で名古屋に向かいました。名古屋では、遅めの昼食に「きしめん」を賞味して中央線の普通列車ホームへ向かいます。前回は挫折しそうになりましたが、今回は何の迷いも無く中津川行の快速に乗り込みました。
 この快速は、新型ではありませんが313系でしたので、中津川までライナー料金も払わずに快適に乗車できました。ただ、セントラルライナーと違い、千種からは立席もギュウギュウの大混雑となりましたが、恵那あたりで落ち着きました。中津川到着後は、すぐに松本行の乗車位置に並びます。
 
 しばらくすると、松本からの普通列車が到着しました。この列車が、折り返し松本行になります。何とか進行方向窓側を確保しました。車内は意外と混んでいて、セントラルライナーからの乗換えでは座れない人もいたので、1本早い列車で来て正解でした。夕暮れ時の木曽路を2両編成の普通列車は、特急しなの号に道を譲りながらマイペースで進みます。中津川を出るときには混みあっていましたが、いつの間にか解消されて車内ものんびりとした空気が流れています。塩尻で、特急あずさ25号に道を譲り新設駅の平田駅に停車しました。よき見る暇も無く列車は発車して、終着の松本に定刻に到着しました。
 今回の旅の最後の列車は、E257系(特急あずさ号)車両を使うお得な快速列車が締めくくりとなります。特急車両を使うだけで、列車種別は快速ですので「青春18きっぷ」でも当然乗車できます。9両編成ですので、乗客も適当に分散していて車内もガラガラです。4人用のボックスにして、長野までの残リ少ない乗車を楽しみます。
 今回は九州以来の長丁場で心配でしたが、行ってしまえば何と言うこともありませんでした。おそらく、連続で18きっぷを使用する機会は、そうそうないと思いますがチャンスがあれば、また普通列車を中心にして遠征してみたいです。
 姨捨付近から、車窓に美しい善光寺平の夜景が見えくると長野に帰ってきたと実感します。篠ノ井を出るとあと僅かで長野に到着します。何か、長野を出発したのが遠い昔のような感じがします。終着の長野に20時38分定刻に到着して今回の長いような短いような旅も終わりました。


新快速電車
 

東海道本線普通列車
 

東海道本線快速列車(313系5000番台)
 

中央西線快速列車
  

中央西線普通列車
 

篠ノ井線快速列車(E257系)