正月パスで行く函館旅行
2006.12.31〜2007.1.1
帰路の定番列車である特急スーパー白鳥32号
今年も正月パスの季節がやってきました。目的地は、例年通り函館に決定しました。(ここ数年連続で函館を目的地にしているので、元日は函館という恒例行事になりつつあります。)
今回は、往路で愛用していた夜行快速ムーンライト信州92号の設定がありません。189系で年越しが出来たのは昨年だけでした。今回は、おとなしく「あさま500号」乗車か直江津経由で急行能登号に乗車するしか選択ありません。時刻表を見ると、急行能登号の前に寝台特急日本海1号が走っています。今まで気にしていませんでしたが、寝台特急日本海1号に乗車して青森で特急白鳥45号に乗っても函館は目指せます。ただ、寝台特急列車は特急券・寝台券は別購入しなければなりませんので、料金の安い秋田駅で下車して秋田新幹線で盛岡へ移動して函館へ向かうパターンしました。今回は、例年とは少し違う旅行になります。 |
■正月パス JR東日本が、1月1日の元日の1日に限りJR東日本線内とJR北海道の中小国(本州)〜函館(北海道)間の、新幹線・特急・急行・快速・普通列車の自由席が乗り放題の特別企画乗車券です。
普通車用とグリーン車用の2種類があり、それぞれ4本列車まで指定席(グリーン車用はグリーン指定席)が利用できます。函館方面への人気列車は、競争率が激しくすぐに満席になります。「駅ねっと」やプッシュホン予約も可能ですので、そちらを利用した方が席が確実に確保できます。(寝台列車に乗車の際は、特急・急行券と寝台券が別に必要です。)
※翌年以降の使用時は、条件等が変わる事があります。時刻表や駅配布のリーフレット等で良くお確かめください。
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(一部画像処理をしてあります) |
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−往路の行程−
12/31 須坂20:57−普通−21:23長野22:06−普通−23:37直江津23:51−寝台日本海1号
−秋田5:28(1/1)
1/ 1 秋田6:02−新幹線こまち2号−7:28盛岡7:59−新幹線はやて95号−8:37八戸8:52
−特急スーパー白鳥95号−函館12:02
※長野〜新津間乗車券・日本海1号特急券・寝台券は別購入。 |
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信越本線普通列車(359M)
長野22:16−直江津23:37(4号車7番A席)
須坂から8500系の長野電鉄の普通に乗車して長野駅に着きました。長野から直江津行の最終に乗車します。
115系6両編成で、大晦日の夜も手伝ってほとんど乗車していませんでした。115系は、2006年の最終列車として各駅に停車しながら直江津へ向かいました。大晦日の夜も手伝って、何か寂しい感じがする乗車でした。
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寝台特急日本海1号(寝台特急券別購入)
直江津23:51−秋田 5:28(3号車4番上段)
直江津からは、寝台特急日本海1号に乗車します。寝台券・特急券は別購入ですので、節約のため秋田で下車します。直江津を出て早々に新年を迎えました。この列車、乗車率が良いようで禁煙の下段はほとんど埋まっていて上段も4割ぐらい埋まっていました。私も上段でしたが、振動が無くゆっくりと横になって移動が出来ました。
まだ夜も明けきらない、元旦の早朝5:28に到着した秋田駅で下車しました。 |
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新幹線こまち2号(指定席枠1枚目)
秋田 6:02−盛岡 7:28(12号車4番A席)
秋田からは、「正月パス」をフル使用します。秋田駅1番の「こまち2号」に乗車します。途中、大曲・盛岡・仙台のみ停車の速達列車です。とりあえず指定席を準備しましたが、秋田を出るときにはガラガラでした。その後、大曲で大量乗車があり指定を確保して正解でした。大曲からの乗車はすごいですね。雫石の手前で初日の出を見ることが出来ました。 |
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新幹線はやて95号(普通車自由席)
盛岡 7:59−八戸 8:37(2号車16番A席)
盛岡からは、はやて95号に乗車します。八戸行の「はやて」号の下り列車では「はやて95号」限り自由席が連結されています。
今日は、さすがに自由席はかなり混んでいるだろうなと覚悟していましたが、混んでいたのは指定席とグリーン車だけで、自由席は閑散としていました。2号車は、数人しか乗車しておらず予想外に快適に八戸まで移動できました。E2系0番台だったのが残念ですが。 |
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特急スーパー白鳥95号(指定席枠2枚目)
八戸 8:52−函館12:02(1号車4番A席)
八戸から特急スーパー白鳥95号に乗車します。この列車は、まだ指定席に空席があるようですので余裕があります。また、青森以降は自由席にも空席がありました。
この列車には、パソコン用のコンセントがついていました。相席にはなったものの、大した混雑も無く津軽海峡線に入り函館には定刻に着きました。東京からの接続の新幹線がないとこんなに違うものなのですね。
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−今回の観光ルート−
函館駅−(市電)−十字街−山麓駅−(ロープウェイ)−山頂駅−函館山展望台−山頂駅−(ロープウェイ)−山麓駅−徒歩−聖ヨハネ教会−ハリストス正教会−カトリック元町教会−八幡坂−旧函館公会堂−写真歴史館−元町公園−旧イギリス領事館−北海道第一歩の碑−摩周丸−函館駅−(市電)−五稜郭公園前−五稜郭公園−五稜郭タワー−五稜郭公園前−(市電)−函館駅 |
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例年よりも、早い時間に函館駅に到着しました。今回は、昨年までの散策ルートに函館山を加えようと思います。今年も、市内の移動には市電を利用しました。
十字街で市電を降りて、坂を登り山麓駅からロープウェイで山頂へ向かいます。函館山から見た函館市内の眺めは、何時見ても美しいです。いくら時間があるとは言え、ここでのんびりするわけにはゆきません。山麓駅に戻り、教会(3ヶ所・外観のみ)を見て回り元町公園方面へ徒歩で向かいます。途中、八幡坂で景色を見るため小休止して、元町公園へ向かいます。函館旧公会堂(外観のみ)と写真歴史館(外観のみ)を見学したら、旧イギリス領事館(外観のみ)を見たら、電車通りを |
挟んで海側まで一気に坂を下ります。今年は、雪がほとんどないので足元を気にすることなく一気に歩くことが出来ましたのでかなり時間短縮になりました。海側に出て、北海道第一歩の碑・赤レンガ倉庫とおなじみの場所を見て歩き、摩周丸(外観)を見学して函館駅に戻りました。
函館駅から、五稜郭公園へ向かうため市電で移動します。少し時間が押していますが、最悪の場合は五稜郭からタクシーで函館駅へ向かえば何とかなるでしょう。五稜郭公園前で市電を降りて、早歩きで五稜郭へ向かいます。到着後は五稜郭公園内を少し見て歩き、五稜郭タワーから五稜郭を見て再び市電で函館駅へ戻りました。
函館駅に着いたのは、特急スーパー白鳥32号発車の29分前でまぁまぁ時間一杯観光したのではないのでしょうか。函館は、春・夏・冬合わせて6回目の観光でしたので、道順や近道等も覚えているので効率よく回れました。また、今年も暖かく雪も少なかったので観光には最適でした。 |
函館山にて |
ハリストス正教会 |
元町公園 |
赤レンガ倉庫 |
摩周丸 |
五稜郭公園 |
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−復路の行程−
函館15:42−特急スーパー白鳥32号−18:40八戸18:56−新幹線はやて32号−大宮21:42
大宮21:52−新幹線あさま553号−23:01長野23:20−普通−須坂23:44 |
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特急スーパー白鳥32号(指定席枠3枚目)
函館15:42−八戸18:40(5号車2番A席)
帰路は、特急スーパー白鳥32号に乗ります。指定を確保できたのでよかったです。自由席は大混雑しているようでした。
函館を発車して、皆疲れているのか車内は行きより静かでした。列車は、青函トンネルを通過して青森に着きました。青森からの乗車も多く、指定席のデッキも自由席の乗客で満杯になりました。
例年並の混雑で八戸駅に定刻に到着しました。 |
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新幹線はやて32号(指定席枠4枚目)
八戸18:56−大宮21:42(2号車7番E席)
八戸からは、はやて32号に乗り換えます。帰りはE2系1000番台でした。1000番台は乗る機会が少ないので素直に嬉しいです。
この列車も、満席の盛況で東京へ向かいます。今回は、車内販売で「牛タン」弁当も買えましたし、盛岡でも「こまち32号」が遅れずに到着して連結しましたし、本当に何の心配もなくゆっくりと乗車を楽しめました。 |
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新幹線あさま553号(普通車自由席)
大宮21:52−長野23:01(1号車4番A席)
大宮からは、あさま553号に乗車します。例年、自由席が空いているので、大宮でも焦ること無くゆっくりと乗換えをしました。自由席の2号車〜4号車はそれなりに人が並んでいましたが、1号車はほとんど誰も並んでいませんでした。到着した列車の1号車は、ほとんど乗車しておらず3列席のA席を確保してゆったりと長野まで過ごせました。大宮を出ると軽井沢まで停車しませんので、ゆったりと長野まで乗車できました。 |
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長野電鉄普通列車
長野23:20−須坂23:44(1号車)
今回の旅の最後の列車は、長野電鉄の最終239列車です。この列車は、今では大変貴重な2000系を使用しています。
今回来たのは、2000系D編成でした。と言うことで、2007年にちなみ1号車のモハ2007に乗車しました。最終列車の割に結構乗客がいました。ほとんどの人は、朝陽までで降りてしまいましたが・・・。須坂には、函館を出て8時間2分後の23時44分に到着しました。 |
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今回は、寝台特急日本海1号を利用して函館へ行ってみました。寝台特急券(秋田まで8820円)と、長野駅から1月1日に日付が変わる最初の停車駅の新津駅までの乗車券(3260円)が別購入となりますので、費用的にはかなり出費が大きいのですが、函館の滞在時間が延びて例年以上に観光が出来た点と、短時間ながら寝台車で横になって移動できたので例年より疲れなかったです。やはり、疲れが少ないと言うのが最大の利点でした。
来年の「正月パス」の旅(発売されれば)に向けて、1年間頑張りましょう。 |
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