T.水郡線の旧型客車(長野〜東京〜上野〜水戸〜常陸大子〜郡山)
長野駅を6:37に発車する「あさま504号」に乗車します。「東京週末フリー」の効力が変わったため、いままでの乗車率が嘘のように空いています。自由席も以前は混みあっていましたが、今回は高崎を過ぎても空席があり私の隣も空いたままでした。(早く言えば、高崎であれだけの人が全員座れた。それほど、長野新幹線区間は空いていた。ということです。)この後は、上野で降りて乗り換えれば良いのですが時間もありますし東京駅まで乗車します。在来線の「あさま」時代は、尾久客車区(当時)が見えてくると東京に着いたと実感がわきましたが、新幹線の「あさま」では秋葉原から地上に出て、山手線・京浜東北線・中央線を見ると東京に着いたという実感がわきます。それを体験したいがために、わざわざ東京駅まで乗車しました。(乗り放題ですしね。(笑))
東京駅に到着後は、京浜東北線で上野駅へ戻ります。時間に余裕がありますが、のんびりしている余裕があるわけではありません。上野駅に着くと、特急列車乗換改札を通り16番線へ進みます。すでに、特急スーパーひたち11号は入線していましたが、まだ折り返し清掃中でした。どうせ11号車の先頭まで撮影に行くので、勝田終着の10号車・11号車の指定でも良いのですが指定の号車は5号車です・・・。
いわき行の特急スーパーひたち号は混みあうので、指定席発行枠の1枚を使用しましたが自由席は空いているように見えました。前売りの段階では、指定席も空席が多数で少し損したかなとも思いましたが、発車時間の10分前ぐらいから急速に混雑してきて、1〜5号車の指定席もほとんど満席になりました。この特急スーパーひたち11号は、1〜7号車が「いわき」行、8号車〜11号車が「勝田」行の11両編成です。次は、下車駅の水戸まで止まりません。上野を9:00に発車した列車は、高崎線の臨時特急草津・白根号と同時発車でしたが、こちらがやや先行して発車しました。とは言え、日暮里手前で抜かれましたが・・・。その後は、我孫子付近までノロノロ運転が続き、取手からようやく速度を上げて運転しました。一度速度が上がると結構早いもので、上野から1時間16分で水戸に着きました。
水戸駅からは、本日のメインとなる快速奥久慈レトロ号に乗車します。まだ列車は入ってきていません。しばらくして、推進運転で快速奥久慈レトロ号が入線してきました。機関車は、DE10でヘッドマークつきでした。DE10の汚れ具合といい、ヘッドマーク付きを除いては本当に旧客の現役時代を思わせる列車でした。今日は、暖かいの窓を空けると気持ちの良い風が入ってきます。今回は、残念ながら通路側ですが、進行方向側に加えて5号車はスハフ32ですのでかえってよかったです。上菅谷を出るといよいよ山間部に入ります。ただ、紅葉には少し早いようです。車内では記念品の配布もはじまりました。なんと、紙袋に入った「おやつ」も配られました。茶色の紙袋に入った10円程度のお菓子が何個か入っていましたが、小学生の頃を思い出し非常に懐かしかったです。これは、ある程度の年齢より上の人には大好評でした。私も、まさか茨城まで旧客に乗りに来てもらえるとは思いませんでした。
常陸大子で、快速奥久慈レトロ号は終点ですのでこれより先は普通列車に乗車します。今回の行程が実現したのは、11月4日に臨時普通列車郡山行が運転されたためです。これが無ければ、水戸経由で違う場所へ行っていたでしょう。水戸からの普通列車常陸大子行が、常陸大子からそのまま臨時普通列車郡山行になりました。ただし、3両のうち水戸側1両は切り離し2両ですが。到着後、車内清掃も無いのですぐに乗車して一人用のボックス席を確保しました。これで一安心です。
常陸大子を出た列車は、秋の水郡線を郡山へ北上します。何しろ各駅停車ですのでのんびり走ります。景色もよかったのでそれほど苦になりませんでしたが、郡山に着いたときにはやっと着いたか。というのが正直な感想でした。
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