水 戸 市 内 観 光 の 旅
2006.7.15
水戸駅前にある「水戸黄門」の像
この日は、快速SLばんえつ物語号に乗車して寝台特急あけぼの号を宿代わりにする予定でしたが、大雨の影響で快速SLばんえつ物語号は運休になり、寝台特急あけぼの号は土砂崩れの影響で北上線・東北本線に迂回運転となり上野に着く時間が分からないとのことでしたので、両列車の指定席を払い戻して、目的地を水戸に変更しました。理由は、「日本3名園」の一つである「偕楽園」を訪ねて「日本3景」(松島・天橋立・宮島)に続いて「日本3名園」(後楽園・兼六園・偕楽園)を全て訪ねて「日本3名園」も完結させることです。 |
あさま504号 |
東京駅レンガ駅舎 |
特急フレッシュひたち13号
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651系特急フレッシュひたち号の行先表示
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長野駅で、運休になった列車の指定席券の払い戻しと変更を終えて新幹線ホームへ行くと、すでに自由席の列が結構延びていました。あさま504号の自由席は、1−4号車ですので、階段を下りてすぐに反対方向へ歩いて4号車の乗車位置に行くと数人しか並んでいません。長野を発車した「あさま504号」は、「週末フリーきっぷ」の影響で指定・グリーンは満席ですが自由席は空いていました。途中の高崎までは2席を1人で使えましたが、さすがに高崎からは一気に満席になりました。
東京駅では、もう見ることは出来ないだろうと思っていた丸の内側の駅舎を見ることが出来ました。いつまで見ることが出来るのでしょうかね〜。東京駅構内で軽く朝食を済ませて上野駅へ移動します。
今日は、観光に重点を置いているので乗車する車種は特に問わないので、往復共に空いている特急フレッシュひたち号に乗車することにしました。上野駅に着いて、特急乗り換え改札に移動する途中で特急スーパーひたち号が発車したので、次の特急フレッシュひたち号まで30分近く時間があります。17番線へ移動すると、651系が止まっていました。9:30の特急フレッシュひたち13号は、特急スーパーひたち号でおなじみの651系で運転されるようです。この列車は、3連休の初日の午前に首都圏を出る列車ですので、混雑を警戒して指定席を確保しましたがその必要も無かったようです。しかも、地平の乗換改札を通過したので指定された11号車は一番先端まで11両分歩くことなります。どちらにしろ撮影のために11号車へ行くので構いませんが・・・。
上野を出発した特急フレッシュひたち号は常磐線を走ります。乗っているのが651系ですので、気分的には特急スーパーひたち号に乗っているような気分です。指定席は、ガラガラでした。指定席は、車内改札も省略ですので快適に過ごせます。常磐線の特急に乗るのは久しぶりですので、車窓を楽しんでいると瞬く間に水戸に到着しました。 |
旧水海道小学校 |
旧水戸農業高等学校 |
偕楽園に到着
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好文亭から見た偕楽園
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好文亭
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偕楽園は、紫陽花の花が見ごろでした
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特急フレッシュひたち号を降りて水戸駅に降り立ちました。まずは、駅前の水戸黄門の像を撮影してバス乗り場へ移動します。バス乗り場で、偕楽園経由のバスを探して時刻表を見ていると待っている人が、「これも偕楽園へ行くよ」と親切に教えてくれたので止まっていたバスにすぐ乗車できました。偕楽園前でバスを降りると運転手さんも「後方へ歩いて信号を右ですよ」と降りる際に教えてくれました。梅の時期には大勢の観光客が訪れるのか、観光客に親切な人が多く非常に助かりました。おかげで予想より20分ぐらい早く着きましたので、はじめに茨城県立歴史館と旧水海道小学校・旧水戸農業高等学校を見学できました。
その後、偕楽園に徒歩で到着して「日本3名園」(後楽園・兼六園・偕楽園)の訪問を達成しました。偕楽園内は自由に散策できるので、暑いのがちょっと酷でしたが園内を歩いてみました。ちょうど、紫陽花の花が見ごろでしたのでいい時期に当たったとちょっと嬉しくなりました。有料の好文亭を見学した後は、徳川博物館へ移動します。地図を見ていると、また地元の人がJRの歩道橋渡れば10分ぐらいで近いよ。と後ろから教えてくれましたので、感謝しつつ教えられた道を歩きました。 |
特急フレッシュひたち28号 |
普通列車384M |
普通列車355M
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特急スーパーひたち19号
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今日は、鉄活動はあまり考慮しない予定でしたが、偕楽園から徳川博物館へ行く途中にJR常磐線をまたぐ陸橋から良い具合に常磐線が撮れる場所がありましたのでちょっと撮影しました。いい時間でしたので、15分ほどの滞在で特急スーパーひたち号・特急フレッシュひたち号に普通列車も2本撮影できました。やはりこういう場所を通ってしまうと、ついつい寄り道して撮影してしまいます。 |
徳川博物館 |
水戸城跡(塁並び濠) |
道路から見た弘道館
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弘道館(正庁)
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偕楽園から歩いてようやく、徳川博物館に到着しました。偕楽園からの距離は予想より短かったのですが、気温が高かったので大変といえば大変でした。館内は、冷房が効いていたので見物前に冷房の下のベンチで一休みします。十分に涼んでから館内を見学しました。水戸徳川家の貴重な資料を見ることが出来ました。これだけ大名家の資料をまとめて見ることが出来るのはここだけでしょう。
見学を終えて近くのバス停まで歩きます。このT字路を右に曲がればバス停というところで、「水戸駅」と表示が出たバスが通過してしまいました・・・。仕方なく停留所へ行くと、別系統のバスが9分後に来るので安心しました。
続いてきた地元の人が、弘道館へ行くなら銀杏坂でバスを降りて見に行った方が、水戸駅まで下り坂だから楽だと教えてくれました。水戸の人は親切な人が多いようです。銀杏坂でバスを降りて教えられたとおりに「水戸城跡」を見て弘道館を見学しました。水戸藩の藩校として創設されて、当時の藩校としては最大だと言われることだけあり、内部の見学も結構時間がかかりました。
閑静な佇まいの弘道館を見学して、坂を下り少し歩くとにぎやかな駅前通りに出ました。ほんの数分歩くだけで、これだけのギャップがることにちょっと驚きました。 |
特急フレッシュひたち36号
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あさま533号
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水戸市内観光を終えて、長野への帰路につきます。今回は、地元の方々と路線バスの時間に恵まれて効率よく回ることが出来ました。水戸駅に戻り、土産を購入して改札口の発車案内を見ると特急フレッシュひたち36号があります。窓口の時刻表で、始発が勝田ではなく高萩始発と分かりましたので、指定席を確保しました。水戸駅の特急発車ホームと鹿島臨海鉄道ホームにも乗換改札がありました。乗換改札を通ってホームに行きますが、列車自体は発車1分前に到着します。
しばらくして、高萩からの特急フレッシュひたち36号が到着しました。今日は、緑帯(7両)+オレンジ帯(4両)の11両編成でした。実は今まで、特急フレッシュひたち号に乗っても緑帯の編成だけは乗ったことがありませんでしたので、緑帯編成は初めての乗車でした。これで、全5色すべての帯の編成に乗車できました。車内は、指定席でも結構乗車していました。水戸からもかなり乗車したので、4号車指定席の窓側はほとんど埋まりました。やはり、新しいE653系は快適でした。で、上野からの「あさま」の時刻を調べると、特急フレッシュひたち36号の上野到着が15:06です。一番早い「あさま531号」は、上野駅15:10発です。4分で上野駅の地下ホームへの移動は少し厳しいようです。次の「あさま533号」は上野駅を通過します。ということで、東京駅から「あさま533号」に乗車します。
上野までの一時、アイスコーヒーでも飲みながら快適に常磐線特急の旅を楽しみます。上野駅には17番線に到着し、先頭部1号車の撮影をして東京駅に急ぎます。
ちょうど、京浜東北線快速が到着しました。すぐに乗車するも、「後続電車が遅れているためしばらく停車します。」こんなときに・・・。と思って山手線に乗り換えも考えましたが、こちらは快速運転ですのでこのまま待つことに。ようやく、上野を発車して御徒町を通過して秋葉原へ。秋葉原で、「後続電車がさらに遅れているためしばらく停車します。」周囲からもため息が・・・。後続の山手線が進入すると同時に秋葉原を出て、神田を通過してようやく東京駅に着きました。普段は、京浜東北線の快速運転なら上野−東京は7〜8分で着きますが、今回は13分もかかりました。
新幹線ホームへ行くと、「あさま533号」の自由席は1−3号車ですでに大勢の人が並んでいます。順繰りに数えていって、一番並んでいる人の少ない2号車の品川側に並びました。まだ、20人ぐらいしか並んでいないので運が良ければ窓側に座れそうです。折り返しの車内清掃が終わりやっとドアが開きました。今日は、家族連れ中心ですので席を詰めて座るのでA席ながら窓側に座れました。その後も、続々と乗車してきて東京駅を出る頃には空席が少しあるだけでした。「あさま533号」の時間は、当初は、東京・大宮・佐久平・上田・長野のみの停車でしたが、次第に停車駅が増えて東京・大宮・高崎・軽井沢・佐久平・上田・長野に止まるようになりました。この列車での一番の見せ場となる上野を通過すると大宮から先は、「あさま」の標準的な停車駅に止まります。大宮からは、すごい乗車で通路まで立つ人が出ました。湘南新宿ラインが出来てから大宮からの乗車が増えたようにも思えます。
列車は、高崎に到着します。大勢の人が下車しましたが、乗ってくる人も大勢いて「あさま533号」の高崎停車は正解だったようです。長野には、まだ明るい時間に到着しました。ちなみに、「あさま533号」はN1編成でした。
水戸の人々は、観光客には親切で驚きました。って、観光用の地図を持って歩いていたからかな。どちらにしろ非常に助かったのは事実です。
明日の「土日きっぷ」2日目は、本命の行程を組んでありますので予定通り進んでほしいものです。
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