青春18きっぷで行く
在来線で関東甲信越一周の旅
2005.9.3〜9.4

 青春18きっぷが1回分残っていたので、臨時快速ムーンライト信州92号が運転される9月3日夜の出発が一番効率が良いと判断して指定席券類を準備しました。もちろん、9月3日分の長野→塩尻の乗車券も購入しました。特急あいづ号をワープで利用すると短時間ながら快速SLばんえつ物語号に乗れて、快速くびき野4号で直江津まで移動できることが判明して、期間限定の特急あいづ号にもSLばんえつ物語号にも乗れる思わぬ乗り歩きの旅になりました。




篠ノ井線普通列車(5号車17番A席)

 9月3日 普通列車
    (長野21:44−松本22:52
<遅れ23:00>

 今回の旅は、「青春18きっぷ」の残り1回を消費する目的もあるので、長野→塩尻までは普通乗車券で移動します。
 入線してきた普通列車は、なんと
2両編成・・・。いくらなんでも、2両編成は無いでしょうと思いつつ、とりあえず2号車に席を取りました。その後、3両編成が到着し連結作業を行い5両編成になりました。
 先に到着した2両編成はかなり混んでいたので、早々に5号車に移動してゆったりと松本まで移動することにします。長野駅は定刻に発車したのですが、川中島駅で先行列車遅れで3分停車しました。今日は、諏訪湖花火の影響で列車のダイヤが乱れていると放送が入りました。どうやら、篠ノ井駅で遅れている「篠ノ井線」下り特急しなの25号と「しなの鉄道線」

上りが接続を取っているらしくこの列車は篠ノ井駅に入れないようです。今井駅を出ると徐行と信号停止を繰り返し、ついに駅間で停車してしまいました。しばらくすると、遅れていた特急しなの25号が通過して数分後にようやく篠ノ井駅に到着しました。
 篠ノ井を出ると、姨捨の夜景を見ながら列車は順調に松本を目指します。結局、松本には8分遅れて到着しました。松本駅で、青柳付近の大雨の影響でこの列車も抑止となりました。


 ■ 松 本 駅 に て


201系回送列車


待機中の183系C4編成
  

 松本駅で、青柳付近の大雨の影響で運転見合わせということで、先ほど乗車していた上諏訪行の普通列車も運転見合せとなりました。下りの終着列車数本と明科行の臨時普通と黒姫行の団体列車(E257系)が発車したのみで、上り方面の発車はありません。臨時快速ムーンライト信州92号を待つ乗客も次第に集まってきていますが、肝心の183系C4編成は、松本車両センターでライトを点けてはいるものの、全く動く気配すらありません。
 この間を使って、201系の応援車両の返却回送と松本車両センターで待機中の183系C4編成の撮影をしましたが、すぐに終わってしまい後は暇な時間だけが流れます。
 日付が変わる頃、ようやく運転再開の一報が入り上諏訪行が発車の音楽を鳴らしたものの発車できず、しばらく待機の後にようやく発車して行きました。やれやれと、183系を見るとまだ発車する気配すらありません。構内放送で「運転整理のためムーンライト信州92号は、交渉しておりますが入線の見込みが立っておりません。」と放送してしばらくして、「まもなく、ムーンライト信州92号の入線作業を行います。入線後は、お客様が乗車しだいすぐの発車です。」ということで、すぐに撮影できるように最後尾で待ち受けていました。

9月4日 臨時快速ムーンライト信州92号
    (松本23:51
<遅れ0:32頃>−新宿5:27)

 日も変わり0:30前にようやく183系が入線して来ました。夜中に見る国鉄色も美しいですね〜。なんて、思う暇もなく最後尾の撮影をしてると「発車します〜」なんて言うものだから、慌てて車内に入りました。
 指定席は9号車でしたので、号車間の移動もなく楽です。席に着くと同時に40分程度遅れて松本を発車しました。
 まだ、諏訪湖新作花火に関係ない区間なのに、結構乗客が乗っていてビックリしました。塩尻で、信号待ちのため数分停車した後は、スムーズに列車は進みました。上諏訪と甲府で大勢の乗車があったほかは、特に乗降もなく大月に到着しました。
 大月では、1時間の停車時間を調整して大月から



ムーンライト信州92号(9号車10番D席)
 

定時での運転になりました。大月を出ると四方津でさらに1時間運転停車して、以前の運転ダイヤに戻りました。八王子・立川と乗客が降りて終点の新宿に到着しました。新宿駅の山手線・中央線各駅停車のホームはこの時間からにぎやかです。


フェアーウェイ号(6号車11番A席)

9月4日 臨時快速フェアーウェイ号
               (
新宿6:24−黒磯9:02)

 人気の無い新宿駅7番線に移動します。このホームは最近作り直されたようで、綺麗な新しいホームでした。
 快速ムーンライトえちご号の折り返しとなる485系は、当然ながらすでに入線していますが「回送」表示になっています。
 しばらくすると、車掌がやってきて「フェアーウェイ」表示に直して乗車が出来ました。指定された号車は、通常は女性専用の6号車でした。
 新宿を出て、湘南新宿ラインを大宮へ向かいます。それなりに乗車はしてきますが、今日は空いているようです。

  大宮からは、宇都宮線(東北本線)に入ります。気分は、リバイバル特急とゆきたいところですが、やはり快速列車だけあって停車駅が多いです。途中、居眠りなどしていたのであっと言う間に黒磯に到着しました。

9月4日 臨時特急あいづ号
            (
黒磯9:23−喜多方11:43)

 黒磯からは、今回の旅の目的である特急あいづ号に乗車します。黒磯で4分ほど停車するので、先頭部の撮影もゆっくりと出来ました。
 車内(2号車)に入ると、車内は満席で一番後ろの1席だけ空いていました。そこが私の席でした。
 座ってみると、座席間隔が広くてとても快適でした。幸い窓割りも良い席で、景色もよく見えます。
 郡山を出ると、1号車から順に観光協会の人による、パンフレットの配布などがありました。パンフレットだと思って甘く見ると酷い目に逢います。中には、立派な乗車証明書が入っています。
 この日は、残念ながら磐梯山等の景色は見えませんでした。



特急あいづ号(2号車14番A席)

 会津若松駅で、ほとんどの乗客が降りて車内は閑散となりました。私も席を移動して、ボックスにして寛ぎました。終点の喜多方に到着すると、あまりにも段差がありすぎるため、踏み台が用意されていました。乗客の多くが高齢者でしたので、良い配慮ではないでしょうか?
 喜多方は、前回観光済みなので今回はパスして列車を乗り継ぎます。



あがの号(3号車ロングシート)

9月4日 快速あがの号
           (
喜多方11:33−山都11:43)

 喜多方から、快速あがの号で山都へ向かいます。喜多方から乗車しましたが、ロングシートに辛うじて座れて運が良かったです。
 喜多方の次は山都なのですが、駅間が長いため長く感じました。

 山都駅で快速あがの号を降りて、静かな山間の駅でゆっくりと休憩しました。


9月4日 快速SLばんえつ物語号
           (
山都12:36−会津若松13:23)

 山都駅から快速SLばんえつ物語号に乗車します。山都駅で10分停車するので、到着時と停車中の2回ゆっくりと写真撮影が出来ました。車内に入ると、結構乗車していました。座席の色のモケットが変わっているのが印象的でした。
 山都駅から会津若松駅まで、約50分のSL列車の旅です。ゆっくりとしたC57に揺られて景色を見ます。磐越西線のいい景色の場所は見ることが出来ませんでしたが、喜多方〜塩川の田園風景を汽笛を鳴らしながら走る列車は、郷愁を誘いいいものでした。
 50分とは言えSL列車なので、結構乗車したと思った頃に、会津若松に着きました。


SLばんえつ物語号(5号車18番D席)


■ 会 津 若 松 駅 に て

会津鉄道トロッコ列車(右)と風っこラーメン号(左)

455系急行型電車並び
 会津若松も、前回観光済みと時間が無いのもあって、駅構内で撮影に徹しました。会津鉄道のトロッコ列車や455系急行型電車の並びを見ることが出来て充実した撮影時間でした。


磐越西線普通列車(1号車16番D席)

9月4日 磐越西線普通列車
          (
会津若松14:35−新津17:07)

 
 会津若松からは、磐越西線の新潟行普通列車に乗車します。なんと、2号車がリニューアルのロングシート冷房車で、1号車がボックスシートの非冷房車です。私は、ボックスシートを選びました。
 会津若松を発車した列車は、喜多方を過ぎました。風も急に冷えてきて心地よくなってきました。これなら、会津若松−喜多方ま我慢すれば、非冷房でも十分だと思いました。(今の時期での話ですが・・・。)
 景色のいい磐越西線の景色を見ながら、非冷房で窓が開いている列車に揺られていると、懐かしい気分になりました。
 いつしか、列車は市街地に入り新津に着きました。

9月4日 快速くびき野4号
  (新津17:19−直江津19:06
<遅れ19:20頃>

 新津からは、快速くびき野4号に乗車します。他のHPで調べると混雑する列車だと言う記述が多かったので、新津からは座れないかな?と思いつつ、一応並んでみました。幸いなことに、2号車の乗車位置には誰も並んでいませんでした。
 新津駅に、快速くびき野4号が到着しました。やはり座席は埋まっていて、立っている人もいます。ドアが開くと、人が大勢降りてきました。やっと降車が終わり車内へ入ると、通路側ながら空席が多数ありました。車両の中央に行くと、窓側が空いているではありませんか!。ということで、窓側に座れました。しかも、デラックス車両で眺めのいい9番席でした。


快速くびき野4号(2号車9番D席)

 信越本線を直江津へ向かいます。長岡からは、大勢の乗客が乗車してきて立席が出るほどの混雑でした。柏崎に着くと、大勢の乗客が降りました。この列車は、新幹線で長岡乗換えで柏崎方面の連絡列車の役割も兼ねているようです。柏崎を出ると海沿いを走ります。本当は、日本海に沈む夕日を期待していたのですが、時期が少し遅かったようです。
 柿崎駅で、この先の犀潟駅で信号機故障が発生した模様で、柿崎で10分ほど停車して発車しました。でも、速度も遅く1閉塞づつ停車してるようでした。直江津には14分遅れて到着しました。直江津では、大勢の乗客が降りました。また、遅れていた特急北越7号の接続を取ったため、ゆっくりと快速くびき野4号を撮影できました。



信越本線普通列車(5号車7番D席)

9月4日 信越本線普通列車
          (
直江津20:01−長野21:32)
 
 直江津からは、最後の乗車列車となる普通列車長野行に乗車します。115系電車6両編成で、空席が多くゆったりと乗車できました。
 直江津駅はダイヤが乱れていましたが、この列車は定刻に発車しました。高田を過ぎても乗客は少なく、ゆっくりと足を伸ばして乗車できました。
 信越国境を越えて、豊野の手前で街の明かりが見えたときにはホッとしました。
 21:32に長野駅に到着しました。24時間前に乗車した、普通列車上諏訪行は、3両編成で停車していたので、昨日だけ増結していたようです。
 これで、今夏の青春18きっぷの旅も終わりました。




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