じょんのび酒風呂とSL列車の旅

〜2005.1.29〜

水上からD51が先頭になる「ループ線観賞号」

 

 今回は、快速ループ線観賞号という「ループ線」の観賞とSLが牽引(水上から)する1列車で2度楽しめる臨時快速の乗車をメインに、冬の上信越を一周しました。もちろん、ミニ観光と温泉の入浴も組み入れて結構、楽しい小旅行になりました。

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■普通妙高1号 長野 8:11−直江津 9:39/5号車13番A席

189系N102編成「妙高1号」

 

 長野からのトップバッターは、189系妙高1号です。平日は、松本から「おはようライナー」として到着するため発車2分前の到着ですが、土曜休日は「おはようライナー」が運休のため、長野駅に7:51ごろに入線してきます。

 長野を出発した妙高1号は、スキー客らしき人々で混んでいます。上野行の往年の特急あさま6号を思わせる乗車率です。いつもは、北長野までの乗車なのですが、今日は終着の直江津まで乗車します。長時間189系に乗れるので、今日は嬉しいです。天気も良く、黒姫・妙高の山々もくっきり見えました。今日は、撮影に来た方が良かったかな?と思えるぐらいの良い天気でした。

 妙高1号は、黒姫と妙高高原で大勢のスキー客

を降ろして車内は一気に空きました。途中、スイッチバックの二本木駅を過ぎて新井から乗車客が増えてきました。高田で大勢の乗客が下車しましたが、乗車も結構多く車内の混雑度は変わりませんでした。終着の直江津には、定刻の9:39に到着しました。同じホームの向かいには、485系快速くびき野3号が停車していて、ダッシュで乗り換える乗客も多々いました。普段はどうなのかは解りませんが、妙高1号からの乗換えで快速くびき野3号の窓側は厳しいかなと思いました。

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■特急はくたか5号 直江津10:07−越後湯沢10:57/8号車5番D席

 直江津からは、特急はくたか5号に乗車します。なかなか人気のある列車のようで、グリーン禁煙と指定席禁煙は満席でしたので指定席の喫煙に乗車しました。

 北越急行のホームページでは、今日の特急はくたか5号は、JR西日本681系と言うことでしたが、実際は681系北越急行車が来ました。思いがけない北越急行編成の登場でした。

 車内に入ると、ほとんどの席が埋まっていて私の席がポツンと1席あるような状態でした。直江津を発車すると終着の越後湯沢まで停車しません。北越急行線内は、トンネルが多いので車窓は期待できませんが、681系のスピード感は十分に楽しめまし

681系北越急行車 はくたか5号

 

た。六日町を過ぎて上越線に入ると、山々がくっきり見えて美しい冬景色を見ることが出来ました。上越新幹線に接続する特急らしく、到着の5分ぐらい前になると降り支度を始めて出口付近に並ぶ人が大勢います。越後湯沢に到着すると、大勢の人がダッシュで新幹線ホームへ向って行きました。私は、のんびりと681系の撮影をして駅出口へと向いました。

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■越後湯沢

民族資料館「雪国館」

 

越後湯沢は、川端康成の小説「雪国」の舞台となったことで有名で、上越国境谷川岳の北西麓、越後湯沢駅周辺の魚野川左岸の台地に、宿が建ち並びます。近くにはスキー場が数多く点在しており、冬は多くのスキー客で混雑します。温泉としては千年もの歴史があります。

駅を出て、とりあえず「雪国の碑」を見に行きます。駅から歩いても近いです。しかし、残念ながら「雪国の碑」は雪に埋もれて見ることは出来ませんでした。

つづいて、民族資料館「雪国館」を見学します。映画「雪国」の撮影風景や豪雪地帯での暮らしなどを見ることが出来ました。

 「雪国館」見学の後は、越後湯沢12:01発の上越新幹線Maxたにがわ97号でガーラ湯沢駅へ向います。回送用の引込み線を走り3分で到着しました。ガーラ湯沢駅は、新幹線の留置線を利用した駅で、スキー場に直結していて冬季のみ営業しています。乗り鉄の私には、今回はすることもない駅なので駅表示のみ撮影して隣に停車していた、12:09発の上越新幹線Maxたにがわ440号に乗車しました。滞在時間は僅か5分で、改札を出て切符を買ってすぐにガーラ湯沢駅を出発しました。

 越後湯沢駅に到着後は、駅構内にある温泉「ぽんしゅ館」で温泉に入ることにしました。実は、私はこの施設の存在を知らなかったのですが、知り合いの方に教えていただき駅構内で手軽に入浴できました。源泉は湯沢町温泉第1配湯所なので「駒子の湯」と同じ成分の天然温泉に金升酒造の協力による浴用酒が混ぜられています。温泉の成分の影響なのか、洗い場の蛇口は黒く変色していて浴室内は温泉の成分でツルツルすべりました。意外に体が温まりのんびりと疲れを癒せました。時々通る新幹線の振動と通過音が伝わってくるのが鉄道好きにはたまらないですね。

 温泉で、のんびりくつろいでいるその時、在来ホームは489系代走の特急はくたか10号で賑わっていました。その後、慌てて撮影しましたが(笑)。

 

雪に埋もれた「雪国」の碑

 

回送で停車中の200系H編成

 

ガーラ湯沢駅まで乗りつぶし

 

Maxたにがわ号で往復

 

駅の温泉、ぽんしゅ館入口

 

489系代走はくたか10号

 

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■快速ループ線観賞号 越後湯沢13:47−高崎17:12/1号車5番B席

 「ぽんしゅ館」の温泉を楽しんだ後は、本日のメインである快速ループ線観賞号に乗車します。あいにく、指定席は通路側でしたが進行方向側でしたのでまぁまぁ席です。現在では、白昼に客車列車でループ線を見ながら旅が出来るのも貴重な体験です。

 この列車、越後湯沢から水上までは茶色のEF64−1001型電気機関車が牽引します。水上からは、D51−498型蒸気機関車を先頭に連結して、蒸気機関車と電気機関車の重連で高崎へ向います。このようなことも手伝ってか、車内は普段のSL奥利根号より格段に混んでいます。この列車は、Y氏にお会いして停車時間のある駅では、一緒に撮影させていただきました。

ループ線観賞号からループ線を観賞

 

 越後湯沢を出発して途中の停車駅である「土合駅」では積雪のため、私が乗った1号車からは乗降出来ませんでした。積雪は、ホームから列車の窓ぐらいまでありました。その後、最大の見せ場である「ループ線」で速度を落として運転してゆっくりと観賞できました。

 水上からは、先頭にD51−498型蒸気機関車連結して。SLと電気機関車が重連となって高崎を目指します。水上から高崎までは、SL列車の旅も楽しめます。時折聞こえてくるSLの汽笛と電気機関車の警笛が一層旅情を引き立てます。高崎には、定刻に到着して上越線の客車列車の旅は終わりました。次回も、運転される事を期待したいです。

 

水上までEF64−1001が先頭

 

水上からD51−498が先頭

 

※快速ループ線観賞号について詳しくは、乗車記のページもご覧下さい。※

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■新幹線あさま559号 高崎17:29−長野18:23/4号車16番A席

E2系新幹線あさま559号

 

 高崎からは、長野新幹線あさま559号で長野へ戻ります。自由席が4両あるので、まぁ座れるだろうと思って、先頭の写真を撮影して4号車の自由席に乗り込むと結構乗車していてびっくりしました。

辛うじて、16番A・B・C席が空いていたのでA席に席を取り一安心しました。

 各駅に停車ですが、高崎からだと安中榛名に停車するだけなので苦になりません。佐久平・上田では大勢の乗客が下車しましたが、上田からの乗車もありました。上田で、知り合いの某氏にお会いして話をしているとあっと言う間に長野に着きました。

 今日は、温泉にも入れて満足な小旅行でした。

 

※あさま559号の画像は、手ぶれが酷いため高崎で撮影した別画像を使っています。

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※題名の「じょんのび」の意味は、「ゆったり」「のんびり」という方言です。