正月パスで函館旅行

〜2005.1.1〜

 

 今年も、「正月パス」を利用して元日旅行に出ました。今年は、函館までフリー区間に入りましたので迷わず函館行きを決定しました。

 

 

正月パス本券

 

「正月パス」今回の行程

12/31

長野〜普通〜松本(0時前の明科駅まで普通乗車券)

 

1/1

松本〜ムーンライト信州82号〜新宿〜中央線〜東京

東京〜はやて1号〜八戸〜スーパー白鳥1号〜函館

 ■函館市内散策

函館〜スーパー白鳥28号〜八戸〜はやて28号〜大宮

大宮〜あさま5号〜長野

 

 


往路(長野―甲府―東京―函館)※時刻は所定時刻です。

長野駅を出発

 

 

篠ノ井線普通列車

長野23:10−松本0:21

 

松本駅には遅れて0:27に到着

 

ムーンライト信州82号

松本1:02−新宿5:27

 

遅れて6:01に新宿に到着

 

中央線各駅停車

新宿6:10―東京6:30

 

東京駅には余裕で到着

 

はやて1号

東京6:56−八戸10:04

 

八戸駅は、乗換客で大混雑

 

スーパー白鳥1号

八戸10:16−函館13:12

 

浅虫温泉付近にて

(車窓から)

 

北海道の南端、函館に到着

 


 平成16年もあと僅かとなった23:15に、松本行の最終の普通列車は長野を発車しました。新幹線が大雪で遅れた関係で定刻より5分遅れての発車でした。大晦日としては、珍しく大雪となり今回の旅を中止しようか予定を変更しようか迷いましたが、189系豊田車を使用する快速ムーンライト信州82号に乗りたい一心で強行出発しました。松本行の普通列車は、115系C編成6連でした。いつもC編成を使っているのか、今日だけダイヤ乱れの影響でイレギュラーの運用だったのかはわかりませんが。

 途中、姨捨で遅れている1231Mと交換のためこちらの列車も6分遅れての運転で、日が変わり元旦の松本に到着しました。

 

 松本からは、快速ムーンライト信州82号に乗車します。普段は、189系長野車(あさま色)を使用していますが、この日は189系豊田車(あずさ色)を使用します。現役の特急あずさ号時代とは、編成が反対で6両と短い編成ですが、松本駅に停車している189系「あずさ色」編成を見ると懐かしい気持ちで一杯になります。

 定刻の1:02に発車した快速ムーンライト信州82号は、空席はありますが思ったより人が乗っています。鉄道唱歌のオルゴールが鳴り車内放送は始まりました。天候も回復しているようで、このまま定刻に新宿まで行けるかと思ったのですが・・・。快速ムーンライト信州82号は、全席指定席ですが正月パスの指定席使用回数が4回までなので、別に現金で指定券を購入しました。甲府駅では、急行アルプス号時代から長時間停車します。とりあえずバルブ撮影をして車内に戻ったのですが、私の乗っている3号車のドアの調子が悪いらしく修理を始めたので、寝ることも出来ずただ作業の具合をトイレに行くついでに見たりしていました。どうやら熱線の具合が芳しく無いようで凍結してしまったようです。結局、この件は後日に修理ということで定刻に甲府を出ました。少し寝たかと思ったのですが、気が付くと初狩駅に停車していました・・・ハァ。

 何やら、近くにいた「正月パス」旅行者らしい人々の話によると大月駅で信号の不具合があったらしいとのこと。これは、やはり明日の「あさま500」で出発すれば良かったかなと思っても仕方ないので、立川から武蔵野・埼京線経由での時間を検討すると、立川に6:00までに着けば大宮から「はやて1号」に間に合うと判明。とりあえず様子を見ることに・・・。4:35過ぎに運転を再開するも徐行・停止の繰り返しでなかなか進まない。ようやく大月に到着してしばらく停車したあと発車しました。

 その後、高尾を通過すると回復運転を始め特急あずさ号時代を彷彿とさせる走りを見せてくれました。

立川では、「正月パス」の利用者と思われる人が多数下車して行きました。車掌からの放送で、新宿の到着は6時ごろとの案内があったのでそのまま新宿まで乗車しました。新宿には、6:01に到着して中央線で東京駅へ向い余裕で「はやて1号」に間に合いました。

 

 はやて1号は、新型のE2系1000番台でした。新年から幸先が良いです。東京駅を出た段階では空席がありましたが、上野・大宮と停車していくうちに満席となりました。デッキにも大勢の立客がいました。指定枠の最初の1回目は、この「はやて1号」で使用しました。快速ムーンライト信州82号の中ではよく寝られなかったので、寝ていたらすでに北上川通過中で盛岡到着前でした。盛岡からは、「やまびこ41」からの乗り継ぎ客で車内は一層混雑しました。

 

 八戸駅では、特急スーパー白鳥1号に乗り換えます。大混雑のため自動改札は停止になっていて駅員の目視で確認が行われていました。在来ホームに行くと、特急スーパー白鳥1号が発車を待っていました。自由席から溢れた乗客が指定席のデッキにいるため、指定席の乗客が乗り切れず混乱していました。正月パスの指定席2回目は、「特急スーパー白鳥1号」にしたのですが自由席に隣接する4号車でしたので乗ることが出来ずに、6号車から乗車して人をかき分けて自分の席に着きました。車内は、自由・指定のデッキ・通路まで立客がいて大変混雑していました。進行方向が変る青森駅では、座席を回して外を見ると485系新潟車(国鉄色)が停車しているではありませんか。一瞬、降りてしまおうかと思いましたが押さえて、函館まで行くことにしました。青森を過ぎて、また寝てしまったので青函トンネルを通過するのにも気づかずに、木古内駅付近まで寝ていました。あまり実感が無いまま、特急スーパー白鳥1号は函館駅に到着しました。函館は、長野より暖かく雪も少なかったです。

 


〜 函 館 散 策 〜 ※観光施設は休みなので外観のみ

 函館では、2時間28分ほど空き時間があるので函館駅周辺を散策することにしました。五稜郭や函館山は時間的に厳しいので、駅前・西部地区を中心に回りました。函館は、今回で3回目の訪問になるので、なんとなく道順を覚えていたので道に迷うことなく効率的に散策できました。

 冬の函館は初めてでしたが、この日は快晴で暖かく長野よりも雪がありませんでした。

 基本的に、元日は観光施設が休みなので外観のみの見物でした。赤レンガ近くの土産物屋は営業しているので、土産物はここで購入しました。

 

―散策ルート―

  函館駅13:30頃〜函館市電〜末広町13:37頃−旧イギリス領事館−旧函館地区公会堂−八幡坂

−ハリストス正教会−聖ヨハネ教会−カトリック元町教会−赤レンガ倉庫(買い物)−旧桟橋

北海道第1歩の地碑−摩周丸−函館駅15:07頃(以降、駅で列車撮影 <笑> )

                              ※ 〜:函館市電  −:徒歩

 

函館市電で末広町へ

 

旧イギリス領事館

 

旧函館区公会堂

 

八幡坂

 

ハリストス正教会

 

聖ヨハネ教会

 

カトリック元町教会

 

赤レンガ倉庫群

 

北海道第1歩の地碑

 

青函連絡船記念館 摩周丸

 

懐かしいJNR

 

函館駅で撮影もしました

 


復路(函館―大宮―長野)※時刻は所定時刻です。

 

短いながら函館観光を

終えて帰路につきます

 

スーパー白鳥28号

函館15:40−八戸18:40

 

789系のロゴマーク

 

函館が遠ざかる・・・

(車窓から)

 

八戸駅には、7分遅れたので

大急ぎで新幹線に乗り換え

 

はやて28号

八戸18:55−大宮21:42

 

大宮駅には、4分遅れたので

早足で長野新幹線ホームへ

 

あさま5号

大宮21:52−長野23:00

 

函館から最速乗り継ぎで

7時間20分後に長野に到着

 


 函館での短い観光(散策)を終えて、函館駅に戻ってきました。僅かな時間でしたが、北海道に来ることが出来て良かったです。余った時間は、函館駅での列車撮影に使いました。特急スーパー白鳥28号の発車するホームの自由席乗り場には、大勢の人が並んでいてすごい長さになっていました。私は、ここで指定席の使用枠3回目を使ったので並ぶことなくゆっくりと、特急スーパー白鳥28号の撮影が出来ました。車内に入ると、指定席券を持たず自由席にも座れなかった人々が座っていましたが、発車時刻には指定席も満席になり結局はデッキに移動していました。

 函館を15:40に発車した特急スーパー白鳥28号は、夕日を浴びながら函館湾に沿って走ります。遠くに渡島(函館)が見えてくると北海道ともお別れです。青函トンネルに入り吉岡海底駅で、見学の乗客を乗せると指定席は完全に満席状態になりました。トンネル内は暖かいせいか、窓の外側が曇っています。トンネルを抜けて本州に戻り、青森の手前で交換となる特急白鳥15号が遅れていた関係で、こちらの列車も遅れて青森に到着しました。

 進行方向を変えて7分ほど遅れて、特急スーパー白鳥28号は青森駅を発車しました。引き続き車内は満席で自由席は通勤列車なみの混雑になっていました。八戸駅に7分遅れて到着しました。

 

 八戸駅は、新幹線乗り継ぎの乗客で大混雑していました。午前とは違い自動改札を作動させているので混雑に拍車を掛けています。普段は、接続特急が遅れて到着した場合は改札がフリーとなるのですが・・・。「はやて」の定刻の発車まで時間が刻々と近づいてきて、有人通路を「正月パス」で通過した頃にようやく、自動改札を止めて駅員の目視確認だけになりました。階段を下りてホームに着くと、E2系1000番台が止まっていました。今日は、往復共に新型のE2系1000番台に乗車できるわけです。発車の音楽がなり始める中を先頭部の撮影だけしておきます。まだ、階段を下りてくる人がいるので大丈夫そうです。撮影を終えて2号車の座席に到着した頃、列車は八戸を発車しました。

 

 「はやて」は、全席指定なので指定席の使用枠最後の4回目を使用しました。車内は、完全に満席と言うわけでもなくホツポツと空席があります。八戸から盛岡までは、在来特急時代から何回も乗車しているので、あっと言う間に到着しました。夕食用の弁当を購入する時間が八戸ではなかったので、盛岡で購入しようとしましたが弁当店はお休み。売店のサンドイッチや食べられそうなものも全て売り切れ・・・。仕方ないので、菓子を購入して夕食の代わりとしておきます。

 さて、秋田からの「こまち28号」が遅れているようで一向に来ません。大宮での乗り継ぎは10分しかないので焦ってきます。ようやく「こまち」が到着し、盛岡を8分遅れて発車しました。このままのペースで行くと大宮では2分しか乗り換え時間がありません。続いて、仙台を7分遅れで発車しました。ここから回復運転が効果を見せ始め大宮には4分遅れで到着しました。

 念のため、階段に近い4号車へ移動して待機していましたが、余裕で「あさま5号」に乗り継げました。

 「あさま5号」は、指定席の使用枠を使い切ってしまったので自由席の乗車となります。普段は、大宮からでも窓側に座れる機会が多いのですが、今日みたいな「正月パス」などの使える特別な日はどうかな?とも思いましたが、いつも通りの乗車率で2号車の自由席もA席側に余裕で座れました。普段から公私で乗りなれているE2系「あさま」に乗るとホッとします。あさま5号は、大宮を出ると軽井沢まで止まらないので長野までゆったりと過ごせて元日の旅は終わりました。

 結局、夕食にはありつけず駅前のコンビニで調達して長野電鉄の終電の発車前に食したことは言うまでもありません。

 

夜行日帰りで函館まで往復しましたが、結構いろいろ見て回る事が出来てお得な旅でした。