青春18きっぷで行く のんびりお得な普通列車の旅 2004.8.21〜8.22 快速大糸線レトロ号と東京の両国で開催されるE257系の展示会に参加するため、どのような切符を購入するか考えた挙句に、「青春18きっぷ」にたどり着きました。 この切符なら、5回使用できるので他の臨時列車の乗車にも好都合だからです。青春18切符を購入して旅をするのは12年ぶりのことです。 1日目(8月21日(土曜日))
旧型車両を使用した快速大糸線レトロ号 |
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1日目:8月21日 土曜日 長野からの出発は、E257系使用の快速列車に乗車します。上手い具合に松本からの快速大糸線レトロ号の接続時間にもちょうど良く好都合でした。E257系の快速列車は、篠ノ井からは各駅に停車します。車内は、9両も連結しているので空いていますが、明科からは結構な乗車率になります。 松本では、乗り換え時間の間に「快速ムーンライト信州91号」に使用した189系N102編成の返却回送があるので退屈はしませんでした。また、通過するEH200との並びも見られまして、本日のメインを前に一仕事終えたような気分でした。 松本からは、快速大糸線レトロ号に乗車します。4号車の指定席券を持っているので、スハフ3352に乗車できました。しかも、通路側ながら進行方向に座れました。向かいには、家族連れがいましたが席が分かれていたらしく、車掌に交渉して別の席に移って行きましたので、一人で4人分を使えました。この日は、特段に暑い天候でもないので、快適に旧型客車の旅が出来ました。白馬では、乗り換え時間がありましたのでゆっくりと撮影できました。また、撮影地でよく見かける方々と話をして過ごしました。 白馬からは、大糸線の普通列車に乗り換えます。白馬での下車もあったので、ロングシートの片隅に何とか座れました。まぁ、乗車時間が僅かですので立ち席でも良かったのですが、座れるときに座っておきたいものです。南小谷に列車が着くと、ダッシュで糸魚川行き乗り場へ並ぶ人を尻目にE127系の撮影をして並ぶのが遅れましたが、1両の国鉄色の気動車が到着して車内に入りましたが、進行方向とは反対の窓側に座れました。大糸線の気動車は、運良く国鉄色の車両でした。室内に特に変化はありません。沿線では、撮影している人が大勢いました。山岳地帯を過ぎると平坦な鉄路になり糸魚川駅に到着しました。 糸魚川からは、北陸本線で直江津へ向います。車内は、そこそこの乗車率で空いているボックスは見当たりません。一番後ろへいくとガラガラでした。海側の席を取って座りますが、ちっとも涼しくなりません。車内の表示を見ると「弱冷車」でした。空いているはずです。でも、海側で1ボックス取れたので頑張っていくことにしました。 列車は、直流区間に入りトンネル駅で有名な筒石駅を、後ろ髪を引かれる思いで下車せず、暑い車内で頑張っていると海が見えてきました。しばらく、海を眺めながら走っているとトンネルを抜けて直江津に到着しました。 直江津からは、新井行普通に乗り換えます。理由は、快速くびき野号に始発から乗りたいのと、座席を自由に選びたいからです。115系新潟車は、冷房が良く効いていて極楽でした。高田から、夏休み中だろうに高校生が大勢乗車してきましたが、それほどの混雑もなく新井に到着しました。新井から先は、明日の新宿まで485系の乗り継ぎなので楽です。 新井からは、快速くびき野5号に乗車します。この列車は、485系4両編成で新潟側4号車が一般車で残りの3両はデラックス車両です。私は、2号車に席を取りました。車内は、新井から結構乗っています。高田からは、大量乗車があり7割がたの席が埋まりました。直江津からは、ほぼ満席の状態で新潟へ向います。時間はちょうど夕暮れ時で、日本海に沈む夕日を眺めながらの印象深い乗車になりました。薄暗い長岡駅に着くと半分以上の乗客が下車して乗車も少なかったので、ちょうど窓側が埋まるぐらいで新潟に着けました。 新潟で車両撮影をしたあと、時間調整も兼ねて快速らくらくトレイン村上号に乗車します。整理券を購入して一番先頭の1号車へ急ぎますが、グリーン室はすでに満席でした。いつも利用している人達にはかないません。だから並んでいたのですね。仕方なく2号車に乗車します。新潟を発車するまでグリーン室を覗きに行く人は絶えず、1号車の普通席も混んでいました。他の号車は、土曜日も手伝って閑散としていました。 村上に到着後は、駅前のコンビニで食料を調達して485系の快速に乗車します。帰りの快速は、グリーン車が解放されているか解らなかったのですが、案内放送でも「全ての車両が自由席」とだけ言っているし、乗客もグリーン席にいるので、試しにグリーン席に座って様子を見ましたが大丈夫そうでしたので、そのままゆったりと過ごしました。地元の人には常識らしく初めからグリーン室に直行してきます。半ば、回送列車みたいな列車ですのでグリーン席も満席にならずに新潟に到着しました。 新潟からは、今晩の宿となる快速ムーンライトえちご号に乗車します。先ほどまで乗車していた編成がそのまま留置線から入線してきました。私は、喫煙車の指定席でしたので事前に変更を試みましたが失敗しました。本日は、一般の指定席は満席とのことでした。車内に入りますが、殆どの席が新潟から埋まっています。新潟を出る段階では、私の隣に誰もいません。車内改札で、青春18きっぷに日付を入れてもらう頃には、新津に到着しました。ここで、19分停車する間に日付が変わります。 |
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篠ノ井線快速(E257系) 長野07:44−松本08:56 |
松本駅にて 189系とEH200の並び |
快速大糸線レトロ号 松本09:52−白馬11:51 |
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大糸線普通 白馬12:44―南小谷13:03 |
大糸線普通(キハ52国鉄色) 南小谷13:30−糸魚川14:25 |
北陸本線普通 糸魚川14:44―直江津15:21 |
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信越本線普通 直江津15:27―新井15:52 |
快速くびき野5号(485系) 新井17:08―新潟19:27 |
快速らくらくトレイン村上号 新潟20:05−村上20:58 |
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羽越本線快速(485系) 村上21:27−新潟22:17 |
新潟駅にて 583系急行きたぐに号 |
快速ムーンライトえちご号 新潟23:33−新宿05:27 |
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2日目(8月22日(日曜日))
E231系2階建てグリーン車(普通車扱い) |
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2日目:8月22日 日曜日 新津駅のホームで、紅茶を飲みながら485系を眺めていると日付が変わり、快速ムーンライトえちご号も新津を発車しました。相変わらず、隣は誰も来ません。少し寝て長岡を出ても誰も来ません。いよいよ周囲から、内心2席取りかと勘ぐられていると思いちょっとやな気分になりながらも、疲れたのか寝てしまいました。高崎駅で、なにやら座席が揺れたような気がしたのでおきてみると隣に人が座ってきました。高崎から他の号車にも結構乗ってきたようです。車掌が、指定券を確認しているので強行乗車ではなさそうです。高崎からの利用も結構あるようで驚きました。そして、また寝て気が付くと大宮を出るところでした。隣の人は、大宮で降りたようです。485系は、湘南新宿ラインに入り、昼間ではまず味わえないのんびりした速度で走り新宿に到着しました。 まだ、時間が早いので新宿から山手線外回りで上野へ移動しようとホームで電車を待ちます。さすがは、新宿でまだ5:30過ぎなのに大勢の人が電車を待っています。少しぼーっとして待っていると、突如ホームがざわつき始め、停止直前だった山手線内回りと三鷹方面行の中央線各駅停車が急停車しました。どうやら、私の右となり付近で携帯メールを見ていた女性がホームに落ちた模様で、あっと言う間に人垣が出来ました。ちょうど車椅子の乗降のため駅員が近くで渡し板を持って待機していたため、すぐに緊急停止スイッチを押して人身事故にはなりませんでしたが6分遅れました。危うく上野駅で115系の普通列車の撮影が出来なくところでした。危ない危ない。 というわけで、眠気も吹き飛び上野駅と東京駅で夜行列車の撮影をしました。上野駅で撮影後は、東京駅へ移動して夜行列車の撮影をして、113系の普通列車に乗車しました。この列車ものれる時に乗っておかないと、後悔しそうなので。隣の7番線は、185系の普通を待つ人が列を作っています。113系のボックスに揺られること1時間で平塚に到着しました。平塚からは、湘南ライナー14号に乗車します。日曜日でしたのでガラガラでした。平塚始発の列車ですが、入線は、発車の1分前という慌しさで撮影が出来ませんでした。仕方なく、品川で下車して撮影しました。品川からは、横須賀線・総武快速線経由で錦糸町へ向い、そこから両国へ向いました。 両国駅では、この秋登場するE257系500番台の展示会が行われておりました。ここで、一足早くE257系500番台を見て回りました。両国駅での展示会見学を終えて、あとは東京・品川・新宿・池袋で撮影や買い物をしながら山手線をぐるっと1周しました。そして東京から京浜東北線で上野へ向いました。 上野駅の15番線ホームには、予定の列車の発車40分前に着きました。とりあえず、グリーン車乗車口に並び列車が来るのを待ちました。放送で、「この列車の4号車5号車には、グリーン車が・・・」の言葉を聞いてやっと安心できました。13年ぶりに上野駅から普通列車で帰路につきます。普通車扱いのグリーン車の2階席に席をとったので、高崎までの各駅停車も全く気になりませんでした。ただし、これが出来るのはこの夏が最初で最後で冬からは18きっぷ単体では乗車できません。高崎で、泣く泣くグリーン車を降りて信越線に乗り換えます。今度の信越線普通列車は、211系5両編成という珍しい編成でした。車内は、非常に空いていたのでゆったりと乗車できました。横川駅からは、JRバスに乗車します。乗り換え時間は5分なので急いで乗換えをします。バスの乗客は、たったの3人で非常に寂しかったです。バスは、非常に順調に進み軽井沢駅に若干早めに到着したので、軽井沢から新幹線あさま527号に乗車券・特急券を購入してワープしました。車内は、混んでいましたが窓側をキープできました。いままで、普通列車を乗り継いできて新たな発見ばかりでしたので、公私共に乗りなれている「あさま」は特に何も感想はありません。強いて言うなら、「新幹線は、やはり速かった」ぐらいでしょうか。長野に到着後は、「あさま」でワープした最大の目的である旧型客車の回送を撮影して今回の旅は終わりました。 普段は、仕事でも遊びでも鉄活動でも時間を惜しむように新幹線や特急に優先して乗車しますが、たまにはゆったりと普通列車に乗り続ける旅も、学生時代を思い出して非常に良い気分転換になりました。就職して金銭面の心配はなくなりましたが、同時にこんどは自由な時間が足りなくなりました。時間を短縮するためならば、優先的に航空機や新幹線・特急などで出かけていた私に、忘れかけていた何かを思い出させてくれた今回の旅でした。 |
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上野駅にて 寝台特急北陸号 |
東京駅にて 寝台特急出雲号 |
東海道本線普通(113系) 東京07:15−平塚08:18 |
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快速湘南ライナー14号 平塚08:46―品川09:33 |
両国駅にて E257系500番台展示会 |
高崎線普通(解放グリーン) 上野15:40−高崎17:29 |
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信越本線普通 高崎17:42−横川18:15 |
新幹線あさま527号 軽井沢19:00−長野19:32 |
長野駅にて レトロ客車回送 |
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※横川18:20−軽井沢18:56 JRバスで移動。
この旅では、3回目と4回目で使用。
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