〜懐かしの特急あさま号・SLばんえつ物語号乗車の旅〜

土日きっぷスペシャル旅行

2002年 4月19日 から 1泊2日1夜行

横川駅に入線する特急懐かしの特急あさま号

 

 長野では、買えないお得な切符に「土日きっぷスペシャル」がある。このきっぷは16000円で関東甲信越から南東北(古川・新庄・村上)まで新幹線・特急・急行の指定席に乗り放題のきっぷで長野から使う分には支障ないが発売駅が首都圏に限られているので横川・小淵沢・万座鹿沢口の各駅まで買出しに出る必要があるが、使い方によってはガソリン代ぐらい軽く取り戻せる本当にお得なきっぷで今回は、旅に出ることにした。最大の目的は、3年連続で運転される特急あさま号のリバイバル運転となる特急懐かしの特急あさま号である。


 4月19日、長野発22:19の直江津行き最終の普通列車に乗車する。金曜の夜なので長野を出たときは混雑していたが、豊野・黒姫と過ぎるうちに空いてきて二本木からは1ボックス1人状態で23:47に直江津に到着した。

 日が変わり4月20日、直江津0:24の急行能登号に乗車する。この列車は、489系9両編成を使用していて、国鉄色に塗り替えられているものの元特急白山号で使用されていた車両である。途中の、長岡で進行方向が変わり越後湯沢・水上に運転停車し高崎で直江津以降初めての客扱いで長時間停車する。高崎で急行能登号の撮影をして列車は、夜明けが始まった高崎線を進み上野には6:04に到着した。

 改装された上野駅で、東北方面の夜行列車を撮影して上野から特急懐かしの特急あさま号に乗車する。名前の通り特急あさま号のリバイバル運転である。私にとっては、非常に懐かしい特急懐かしの特急あさま号に乗車し、上野を8:00に発車し高崎線を戻り横川には10:38に到着した。

 

信越線普通列車

 

489系急行能登号

 

懐かしの特急あさま号(下)

 


 横川駅に到着後は、駅からハイキングに則り横川駅から旧信越本線跡を旧丸山信号所跡まで歩きその後、碓氷峠鉄道文化村を見物し帰りも横川15:15の特急懐かしの特急あさま号に乗車する。特急あさま号のリバイバルで初めて上りの上野行きが設定された。横川からでも、特急あさま号で上京していた時代を懐かしめた。今回は、下りより上りの方が印象に強く残った。17:31に上野駅に到着し、到着後は特急懐かしの特急あさま号の回送まで見送り山手線で東京へ移動し、東京18:20の新幹線あさま527号に乗車し長野に20:00に到着した。今回は、一旦自宅に帰り宿泊して次の日に、快速SLばんえつ物語号に乗車する。

 

丸山信号所跡

 

碓氷峠鉄道文化村

 

懐かしの特急あさま号(上)

 

新幹線あさま527号

 

土日きっぷスペシャル

 

懐かしの特急あさま号指定券

 


 自宅での宿泊を終え4月21日は、長野6:43の長野新幹線あさま502号で長野を発ち途中7:33到着の高崎で下車し5分乗り換えの7:38発の上越新幹線あさひ303号に乗り継ぐ。新幹線あさひ303号は、200系リニューアル編成の運転で新潟に8:57に到着する。

 新潟からは、今年から新潟駅始発になった快速SLばんえつ物語号に乗車する。入線が早かったのでゆっくりと撮影できた。9:26に快速SLばんえつ物語号は、新潟駅を後にして新たな運転区間となった信越本線をスピードを上げて運転している。さすがは、急行用機関車として製造されたC57型だけあってD51型とは訳が違う。新津では、改修工事が終わり3年ぶりに編成写真の撮影が出来た。快速SLばんえつ物語号は、磐越西線に入りゆったりとしたスピードで、新緑が美しい阿賀野川沿いを走る。津川駅で撮影用に停車する。背景の桜の木は、例年満開になるはずだが、今年は開花が早く早くも葉桜になっていた。津川を出ると展望車へ移動して、地ビールを賞味する。その名も「SLばんえつ」で大きな窓の展望車で飲むビールも格別なものだった。日出谷駅で幻の駅弁の「鳥飯」を山都駅で「SLそば弁当」(共に限定品)を購入して賞味していると、列車は電化区間に入り喜多方を過ぎて終点の会津若松には13:22に到着した。

 

新幹線あさま502号

 

新幹線あさひ303号

 

快速SLばんえつ物語号

 


会津若松からは、14:08発の快速ばんだい12号で郡山へ抜ける。いつの間にか少数派になった急行型電車の455系に揺られて1時間かけて郡山には15:11に到着した。郡山からは、15:29発のE4系新幹線Maxやまびこ105号の2階席に乗車し仙台へ向かう。さすがに2階席から眺めは良くあっという間に16:13仙台に到着する。仙台に来たわけは、「牛タン弁当」を購入するためで僅か30分程度の滞在で、16:46発の新幹線こまち20号に乗車する。本来なら新幹線やまびこ20号に乗車すべきところであるが、満席だったので新幹線こまち20号側の乗車となった。新幹線こまち20号は、途中大宮・上野のみ停車の時速275キロの速達列車で、東京に18:32に到着した。

 

快速ばんだい12号

 

新幹線Maxやまびこ105号

 

新幹線こまち20号

 


 東京駅到着後、今日は山手線の新型車両の運転開始日だということで一目見ようと思ったが、何せ3分に1本の割合で走る過密路線に今回は、新型は3編成のみで、見られるかどうかも分からないし乗車は無理でもせめて写真だけと、山手線の撮影しやすい内回り線のホームへ行くと丁度到着したのが新型のE231系の新型山手線だった。この時は、撮影後に何も考えず乗車してしまった。山手線の新型車両は良く出来た車両で、自動放送の他に英語放送やディスプレイでの案内など本当に21世紀初頭の山手線にふさわしい車両に仕上がったと思う。もう少し乗車したいと思ったが上野で下車して急ぎ東京駅に戻り弁当やら飲み物を購入していると発車のベルが鳴り出した。19:16新幹線あさま529号は東京駅を発ち長野へ向かう。大宮の次は軽井沢まで停車しない準速達列車で、長野には20:59に到着し今回の土日きっぷスペシャル旅行も終了となった。

山手線新型電車

 

新幹線あさま529号

 

SLばんえつ物語指定券