SL列車で村上ひな祭り旅行 |
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平成14年 3月 3日 日曜日 日帰り |
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SL村上ひな街道号 |
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3月3日、新潟から村上まで運転される快速SL村上ひな街道号に乗車しついでに村上も観光しようと須坂駅を出発します。往路は、須坂から長野電鉄で長野駅へ出て長野新幹線で高崎駅へ向かい上越新幹線に乗り換えないとSLの発車時刻に間に合わないので新幹線あさま502号で長野を発つ。高崎からは新幹線あさひ303号に乗り換えたい所だが指定席が満席だったため後続の新幹線たにがわ75号に乗り換えます。 この新幹線たにがわ号は、たにがわ号としては珍しく熊谷と上毛高原駅には停車しない。車両は、リニューアルの200系新幹線車両で座席も新型が装備され快適である。指定席を確保しておいたが、自由席がガラガラだったので自由席で3列席を回転させて6人分を一人でゆったり使う。 越後湯沢からは、後続の高崎駅通過、越後湯沢駅停車の新幹線Maxあさひ305号に乗り継ぐ。最近、急速に上越新幹線にも勢力を拡大してきたE4系Maxである。越後湯沢に到着すると乗客のほとんどが下車してしまい、指定された5号車2階へ行くと乗客は5人しか残っていなかった。 Maxの2階席から見晴らしの良い景色を見ているとあっという間に新潟に到着しました。 |
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新幹線あさま502号 (長野―高崎) |
新幹線たにがわ75号 (高崎―越後湯沢) |
新幹線Maxあさひ305号 (越後湯沢―新潟) |
新潟からは、快速SL村上ひな街道号に乗車します。新潟駅の6番線に旧シルフィード塗装のDE10型機関車に牽引されて快速SL村上ひな街道号が入線してきました。列車の入線時間は結構早くこれなら写真撮影でも混乱がないでしょう。D51型蒸気機関車には日章旗とヘッドマークが取り付けられたスペシャルバージョンになっていました。 10時25分に新潟駅を発車した列車は、新崎駅で長時間停車をしてD51の点検作業をしましたが運転停車扱いで乗客がSLを撮影することが出来ず残念でしたが、停車時間中は展望車の空いた席で、ビールでも飲んで過ごしました。車内では、クロッカスの鉢の抽選会をして見事に当選することが出来ました。次の新発田駅では、7分の停車時間があり乗客たちもようやく快速SL村上ひな街道号の撮影が出来たようでした。新発田を出ると雪がちらついてきましたが、列車が遅れることなく運転を続け定刻に坂町駅に到着しました。坂町駅で、車内で当選した引換券を持っていってクロッカスの鉢に引き換えてもらいました。 坂町駅を出て、D51は小雪のなかを走り列車は、定刻に村上駅に到着しました。村上駅では、乗客数以上の地元の人々がSLを見物に訪れていました。村上駅では、お雛様の扮した2人の子供が出迎え到着イベントが開催されました。今回は、乗車証明書が発行されず残念でしたが、羽越本線でSLに乗車できたのは貴重な体験でした。 村上到着後は、快速SL村上ひな街道号の到着セレモニーを見てから村上観光へ出かける。村上は、雅子妃殿下と深いつながりがある町で小和田家の先祖は、村上に住んでおり雅子妃殿下の本籍地もご成婚までは村上市の本町(現:飯野1丁目)にあったそうだ。最初に訪ねたのは、まいづる公園で、ここには村上の武家屋敷が復元され展示されている。まいづる公園で武家屋敷を見た後は、徒歩でおしゃぎり会館へ移動しました。 |
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快速SL村上ひな街道号 (新潟−村上) |
SL村上ひな街道号指定券 |
新発田駅停車中 |
村上駅到着イベント |
まいづる公園 |
旧嵩岡家住宅 |
おしゃぎり会館は、「村上大祭」に使用される「おしゃぎり」と呼ばれる山車の展示を中心にして鎧など多数の歴史資料が展示されています。今回は、ひな祭りと言うことで、村上に伝わる歴史的な雛人形の特別展示も行われていました。おしゃぎり会館の隣には、国指定重要文化財の若林家住宅があります。東日本の日本海側では、唯一残っている江戸時代の武家屋敷で、一歩中に入ると囲炉裏の火が冷えた体を温めてくれました。ここ、若林家でも雛人形の展示が行われていました。若林家は、庭から見るととてもよい建築物に見えました。 若林家見学後は、村上で昨日から開催されている「第3回町屋の人形様巡り」(ひな祭り)を見学しました。このイベントは、街中の商店や協賛した住居でひな人形が見られるイベントで、ふだんひな人形を見る機会がないのでこの機会にいろいろな店のひな人形を見て回りました。特に、物を買う用が無いので、ガラス越しに見ていたら中に招き入れて近くで見せてもらったりしました。ひな人形見物のはしごをしながら村上鮭公園へ移動しました。途中から雪がひどくなって来た。村上鮭公園は、名前の通り鮭について展示してあるイヨボヤ会館を中心に成り立っています。 |
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旧藤井家住宅 |
旧若林家住宅 |
村上鮭公園 |
村上観光を終えて村上から特急いなほ14号で帰路につきます。帰りは料金・運賃共に高崎回りの半分で済む直江津回りで北長野へ向かいます。特急いなほ14号は、秋田駅始発なので指定席を確保した予感は的中し多分自由席は、村上からでは座れなかったと思います。リニューアルの485系3000番台車は非常に快適でした。行きは、低速のSL列車に乗った分あっという間に新潟駅に到着しました。 新潟駅からは、特急北越10号に乗り継ぎます。特急北越10号は、塗装変更されているものの今年の12月で引退すると言われている原型の485系だったので上垂沼運転所の485系特急電車のリニューアル車(いなほ14号)と原型車(北越10号)の乗り比べが出来る幸運に恵まれました。通常は、両編成とも共通運用で事前に使用車両を特定するのは困難なのと原型車は、編成数が少ないためこのような乗り比べは難しいと思います。特急北越10号は、暗くなった信越本線をひた走ります。この列車も指定席を確保しました。新潟を出る時点では、自由席は6割・指定席は3割ぐらいの乗車率でしたが、上越新幹線の接続駅の長岡を出ると新潟・長岡方面からの金沢行き最終特急にふさわしく指定席は満席で自由席も立客が大勢出ました。私は、直江津駅で下車して信越本線の普通列車に乗り換えです。直江津から115系電車にトコトコ揺られ北長野で下車して信濃吉田まで歩き長野電鉄に乗り換えて須坂へ戻りました。新潟県といっても東西南北に広く、今回は山形県の県境近くまで行ったので忙しい行程になりましたが、充実した旅でした。 |
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特急いなほ14号 (村上―新潟) |
特急北越10号 (新潟―直江津) |
普通(362M) (直江津―北長野) |