正月パスで行く

東日本新幹線乗り継ぎ元旦旅行

2002年 1月 1日 火曜日 1夜行日帰り

 今年も、JR東日本全線乗り放題の「正月パス」が発売される時期が来た。今回は、グリーン車用が復活した反面、長野での発売がなく首都圏のみでの発売となったため長野から一番近い首都圏の駅である横川まで買いに出た。結局、発売開始時刻より2テンポ遅れてしまったので、「つばさ」と「いなほ」は、普通車の乗車となってしまった。「つばさ」は、福島で列車を分けて福島―東京間はMaxやまびこ100号のグリーン車乗車に変更した。あと、新幹線つばさ号は旅行当日グリーン車への変更に成功し、新幹線は結局すべてグリーン車で移動できることになった。あとは、旅行当日を待つばかりとなった。

1月1日のみ有効の「正月パス」

 

 

今回の旅行行程

12/31(別払い)

 長野―普通―松本(駅近くの神社へ2年参り)

 

01/01(正月パス)

 松本―アルプス82―新宿―中央線―東京

東京―Maxあさひ361―新潟―いなほ1―

秋田―こまち6号―仙台―ホリデー仙山23―

山形―つばさ142−福島―Maxやまびこ100−東京―あさま531―長野 

 平成13年もあと1時間18分となった12月31日の22:42発の普通列車松本行で今回の「正月パス」の旅がスタートした。本来なら、急行ちくま号に乗車しても松本で臨時急行アルプス82号に乗車できるが、接続時間が3分しかないし2年参りも実施したいので篠ノ井線の最終の普通列車に乗車した。松本には、23:49に到着して一旦改札を出て松本駅近くの「稲荷神社」と「浄林寺」で2年参りをした。「浄林寺」では、除夜の鐘も初めて撞けた。

 年が明けて、平成14年1月1日いよいよ恒例の「元旦旅行」が始まる。松本駅に戻り3番線に降りると臨時急行アルプス82号が入線していた。183系M14編成と言う事で、オール一般車両での運転となり残念ながら6号車のグリーン車も3列ではなく4列であった。0:53臨時急行アルプス82号は、定刻に松本を発車した。私が乗車したのは、通常は1人用のC席側であったが、今回は4列のため通路側になってしまった。車掌に聞くとD席はマルス発売していないとのことだったので今夜はC席とD席の2席を使用できることになった。途中、甲府で59分停車し6号車のグリーン車のみマルス上発売された席は満席となり終点の新宿には5:27に到着した。新宿からは、5:41発の中央線の各駅停車で東京へ移動し東京に5:57に到着した。

篠ノ井線普通列車

(長野―松本)

臨時急行アルプス82号

(松本―新宿)

中央線各駅停車

(新宿―東京)

 東京駅からは6:36発の臨時Maxあさひ361号に乗車する。E1系初代Maxの12両編成で3両あるグリーン車はすべて満席になっている。幸い私は、窓側に座る事ができた。例年、赤羽付近で見られるご来光は、今年は曇りのため新幹線から拝むことはできなかった。新潟には8:31に到着して急行きたぐに号・快速べにばな号を撮影していると特急いなほ1号が入線してきた。今日の特急いなほ1号は、485系3000番台のリニューアル編成であった。特急いなほ1号は正月パスで日本海側を北上する際には、どうしても乗車しないと旅程が立てられない重要な列車で、グリーン車は早々に売り切れてしまっていたので、普通車指定席に乗車することになった。当然、日本海側のA席を確保したのは言うまでもない。私が乗車したのは4号車の指定席で通常は自由席に使われる車両で隣は自由席となっている。当然、指定席は満席で自由席も大混雑していて自由席車に乗車できな乗客が4号車3号車の指定席の通路に立つほどの混雑であった。ほとんどが「正月パス」の乗客であったのは言うまでもない。

 新潟駅を9:05に発車した特急いなほ1号は、日本海に沿う形で北上をしていく。途中の酒田駅を発車した辺りから天候がおかしくなってきた。時折見える日本海も荒れ狂い風も強く雪も降ってきた。特急いなほ1号も次第に遅延を持つようになり、羽後本荘を7分遅れで発車した。これでは、秋田で新幹線こまち16号に間に合わない。接続はとってくれるのだろうかと心配になってくるが車掌からは、何の説明もない。列車は、7分遅れて12:46に秋田に到着した。

Maxあさひ361号

(東京―新潟)

快速べにばな号

(撮影のみ)

特急いなほ1号

(新潟―秋田)

 秋田駅に到着したのは新幹線こまち16号の発車1分後であったがとりあえず秋田新幹線ホームまで走っていくことにした。乗り換え改札にたどり着くと自動改札はすべて開放になっていて「こまち16号が接続を取っております」としきりに言っていたので何とか間に合ったようだ。

しかし、「ただいま秋田貨物ターミナル駅で落雷により停電と信号故障が発生しております」と放送が流れた。どうやら秋田新幹線には影響がなさそうなのか、約7分遅れの12:52に秋田を発車した。新幹線こまち号のグリーン車は初体験であったが、座席は通路側である。途中の田沢湖では、ものすごい大雪で前途を心配したが太平洋側に出ると天候も回復して仙台には5分遅れの15:11に到着した。

 仙台からは15:50発の、仙山線の特別快速ホリデー仙山24号で山形へ向かう。6両編成の車内は拍子抜けするほどすいていた。この列車は、途中 北仙台・山寺のみ停車の仙山線の最優等列車である。途中、山寺付近の雪が心配されたが心配もよそに山形に定刻の16:47に到着した。

新幹線こまち16号

(秋田―仙台)

特快ホリデー仙山23号

(仙台―山形)

佐沢線普通

(撮影のみ)

 山形駅で、佐沢線の普通列車(キハ110型佐沢線色)を撮影して、新幹線ホームへいくとすでに新幹線つばさ142号が入線していた。400系のグリーン車は、すでに乗車済みであるがリニューアル編成のグリーン車は初体験なのである。当初、新幹線つばさ号は福島まで普通車指定席に乗車する予定であったが仙台で聞いてみたところグリーン車で1席のみ福島まであると言うことなので福島まで乗車することにした。当然通路側になってしまったがこれは仕方ない。

山形を17:02に発車した新幹線つばさ号は板谷峠を下る。やはり、「こまち」の4列シートとは違い「つばさ」の3列シートはゆったりしている。18:14に福島に到着し後続の福島18:42発のMaxやまびこ100号に乗り換える。さすが、新型のE4系Maxだけあって、2階席の眺めとともに座席もゆったりとしていて座り心地が良い。E4系の2階から夜の町並みを見ながらくつろいでいると、20:16定刻に東京に到着した。

 東京駅からは、最終ランナーの新幹線あさま531号に乗車する。20:32定刻に発車した新幹線あさま531号のグリーン車は、なんと「正月パス」の利用者でほぼ満席になっている。私も、「あさま」のグリーン車なら何度か乗車経験もあるし乗車率も調べてあるが、東京発車時からほぼ満席というのも非常に珍しい。E2系のグリーン車に久々に乗車したときに限って時間が経つのが早く22:12定刻に長野に到着して今年の正月旅行も終わった。やはり、新幹線のグリーン車は楽だったのか、ぜんぜん疲れなかった。

幹線つばさ142号

(山形―福島)

Maxやまびこ100号

(福島―東京)

新幹線あさま531号

(東京―長野)