四国・北九州周遊旅行

 今回のダイヤ改正(平成13年3月3日)でデビューした新型特急白いソニック号に乗車する旅行を思いついた。周遊きっぷ「福岡ゾーン」を使い観光面では、北九州観光と大宰府天満宮の参拝を加えた。そして、西鉄から「1000系さよなら運転」の詳細が発表された。この列車には、大宰府天満宮参拝の帰りに乗車できるように調整した。

 さらに、途中の岡山で途中下車して高知往復で2種類のアンパンマン列車に乗車が出来ることが判明した。高知では、約5時間の時間があるので前回工事中で見学できなかった「はりまや橋」を中心に高知城など観光できる。だた、新型特急ソニック号試乗のみの旅行から四国・北九州観光まで付いた壮大な旅行になってしまった。計画時間わずか2時間とは思えない旅行行程であった。

 これで、今年はわずか3ヶ月で北海道・九州・四国へ足を伸ばしたことになり21世紀最初の年に相応しいすごい年になった。

 

●1日目:3月18日(日)

 長野発3月17日土曜日の急行ちくま号に乗車する。夜行急行なのでグリーン車を奮発して乗車する。1号車10番A席に座る。春休みに入っているせいか、今日のグリーン車は、7割程度の乗車率で結構込んでいた。23:55に長野を発車し、日が変わり3月18日の篠ノ井を過ぎると早々に室内灯が減光された。松本からもかなりの乗車があったが自由席中心でグリーン車への乗車は無い。

 急行ちくま号は、7:21に新大阪駅に到着し乗り換え改札を通過し新幹線ホームへ移動する。新大阪からは、新幹線ひかり357号(レールスター)で岡山へ向かう。ひかりレールスターの指定席は2列シートなのでゆったりと過ごせるが人気が高く指定席の確保が難しい事でも知られている。

 岡山からは、9:21発のアンパンマン列車2号(ピンク)の特急南風1号に乗車する。車内は大混雑で指定席も満席になっていた。久々に瀬戸大橋を渡り途中の多度津で特急しまんと7号を連結して高知へ向かうが、反対の上り特急南風10号の車両故障に巻き込まれ高知到着が遅れ定刻の11:51から12:08にずれた。高知では、土佐電鉄の路面電車を使い前回(97年)の訪問時に工事中で見学できなかった「はりまや橋」を見学し続いて高知城・自由民権資料館を見学して、高知駅で四国唯一の団体車両「アイランドエクスプレス四国U」の撮影をして 高知16:03発のアンパンマン列車2号(ブルー)の特急南風20号に乗車する。途中の多度津駅で、徳島からの特急うずしお20号を連結し瀬戸内海に沈む夕日が綺麗に見える時間(18:03)に瀬戸大橋を渡り短い滞在時間だった四国に別れを告げ岡山に18:31に到着し今日は岡山に泊まる。

 

急行ちくま号

長野23:55〜新大阪07:21

※長野発3月17日

ひかりレールスター357号

新大阪07:50〜岡山08:41

特急南風1号

岡山0921〜高知1151

アンパンマン列車2号

はりまや橋

前回は、工事中だった。

高知城

土佐電気鉄道

路面電車

 

アイランドエクスプレス四国U

四国唯一の団体車両

 

特急南風20号

高知1603〜岡山1831

アンパンマン列車1号

夕暮れの瀬戸大橋を通過

 

 

●2日目:3月19日(月)

 3月19日は、岡山駅で列車撮影をして岡山9:13の新幹線のぞみ1号で博多へ向かう。車両は500系車両なので何度か世界最速の時速300キロを体験できた。10:49に博多に到着し、すぐに大分方面特急ホームの2番線へ向かうと乗車列車の1本前の特急ソニック17号が停車していた。この列車も新型の885系白いソニックだったので一通り撮影した。

 博多駅11;25に私の乗車した特急ソニック19号こと885系白いソニックが博多駅を発車した。この列車は、博多駅の入線時刻が11:21なので4分しか撮影時間が無く1本前の列車を撮影しておいたお陰でゆったりと乗車できた。この特急ソニック19号の指定席は満席だったので、グリーン車に乗車した。3列の独立したシートは快適だった。周遊きっぷ「福岡ゾーン」の最終駅になる大分県の中津駅で下車してすぐ折り返しの特急ソニック26号に乗車する。特急ソニック26号は、初代ソニック号の883系で運転されている。まだ、新車の部類に入るが少々古めかしさを感じてしまった。途中の小倉で下車して初の北九州観光をする。まず、小倉城と小倉城公園を見学し普通列車で門司港へ移動して門司港レトロ地区を見学する。珍しい「はね橋」の稼動を見学できた。門司港を見学した後は、普通列車で小倉へ向かい小倉から特急ソニック32号に乗車する。この特急ソニック32号も新型の白い特急ソニック号だったので復路は自由席に座ってみる。JR九州は、自由席・指定席で座席に差をつけていないので感心している。自由席の座席も革張りシートが採用されているので普通車自由席ではおそらく日本一豪華だと思う。博多到着後は、博多ラーメンを賞味して博多駅近くのホテルに泊まる。

 


新幹線のぞみ1号

岡山09:13〜博多10:49

 

 

特急ソニック19号

博多11:25〜中津12:42

885系白いソニック

 

特急ソニック26号

中津13:02〜小倉13:31

883系ソニック

 

小倉城

 

 

小倉城庭園

門司港駅

駅舎では唯一の

      国の重要文化財

 

門司港レトロ地区

 

 

 

ブルーウィング門司

(はね橋)

 

特急ソニック32号

小倉15:34〜博多16:14

885系白いソニック

●3日目:3月20日(火)

 早いもので旅行最終日は、大宰府天満宮へ参拝に出かける。博多駅から地下鉄で福岡・天神へ向かい。西鉄福岡駅から西鉄の特急(といっても通勤型電車)で西鉄二日市へ向かう。約15分で到着して大宰府線に乗り換え大宰府駅に到着する。大宰府へは、高校の修学旅行以来9年ぶりに訪れた。参道は見違えるほどきれいになったが、大宰府天満宮の周辺は変わらなかった。大宰府天満宮を参拝した後、大宰府天満宮の隣にある梅林の梅の花が満開だったので一足早くお花見をした。その後、大宰府文書館・曲水の庭を見学して光明禅寺の庭を見学し、再び大宰府線の電車で西鉄二日市へ向かう。

 西鉄二日市からは、3月25日で廃車になる1000系電車さよなら運転の普通列車に乗車する。この車両は、塗装を往年の特急塗装に戻して運転された。最初で最後の1000系電車にゆられて西鉄福岡へ戻り地下鉄に乗り継ぎ博多駅へ戻る。

 博多駅からは、12:39発の新幹線ひかり368号(レールスター)で新大阪へ向かう。2列シートは快適であっという間に新大阪へ着いた。新大阪からは15:51発の新幹線のぞみ60号に乗車する。まだ新造したての700系らしく新車のにおいがした。新大阪始発の臨時新幹線のぞみ60号は、京都・名古屋のみの停車で、新横浜がのぞみ停車駅になった今となっては、新横浜を通過する珍しい新幹線のぞみ号である。日も暮れ夜になった東京駅に18:21に到着した。東京からは、19:16の新幹線あさま531号で長野への帰路に着いた。

 

大宰府天満宮

 

大宰府文書館

 

 

曲水の庭

 

大宰府梅林

 

 

光明禅寺

西鉄1000系さよなら列車

二日市10:40〜福岡11:08

 

ひかりレールスター368号

博多12:39〜新大阪15:22

 

新幹線のぞみ60号

新大阪15:51〜東京18:21

新幹線あさま531号

東京19:16〜長野20:59