秋の熊本・阿蘇SL列車の旅

平成12年09月30日(土)〜10月02日(日)

 今回は、快速SLあそBOY号に乗車するため熊本・阿蘇地方を旅行することにした。今回は、広範囲を周遊するのではなく熊本県の熊本市内と阿蘇地方のみを重点的に観光することにした。また、途中で宿泊をする博多・福岡地方も3回目の九州旅行ではじめて観光にあてた。
 熊本は、96年に一回観光をしているが到達しただけという感が非常に強く観光も熊本城と水前寺公園のみであったので、今回は、観光個所を増やし阿蘇地方も回ることにした。
 今回も、時間の都合で稚内旅行と同様に片道を航空機利用とした。今回、航空機を利用したために1日目の朝7時に長野を発ち午後は、ゆっくり熊本観光ができるという夢のような行程が実現したのは事実である。今後は、往復航空機で目的地の観光・鉄道乗車を楽しむ形式の旅行が増えるかもしれない。

1日目 9月30日(土)長野→東京→熊本

 1日目は、気温が低く肌寒い長野を7:02に発車する新幹線あさま550号でちょうど良い気温の東京へ向かい、羽田11:10の全日空645便で熊本へ向かった。途中、気流の影響で揺れたもののほぼ定刻の12:50に蒸し暑い雨の熊本空港に着いた。

 まったく九州に来たという実感がないまま飛行機を降りバスに乗り換え熊本市内の観光をする。水前寺公園・熊本城・旧細川刑部邸・夏目漱石記念館・熊本伝統工芸館と周りホテルへ向かう。長野を発ったその日のうちに熊本市内の観光ができるとは飛行機はすごいものだ。


あさま550号


全日空645便


水前寺公園


熊本城


旧細川刑部邸


夏目漱石記念館

2日目 10月 1日(日)熊本→阿蘇→熊本→博多

 2日目は、ホテルを7時に発ち熊本市電の乗車・撮影と熊本地区のJR車両の撮影をした後、特急あそ1号で阿蘇へ向かう。元JR四国の185系車両は、立野駅でのスイッチバックもこなし阿蘇駅についた。ここで、阿蘇登山バス(定期路線バス)に乗り換え阿蘇山へ向かう。途中の草千里で休憩し、終点の阿蘇山西からロープウェイに乗り換え、阿蘇中岳火口を見物する。見物途中に、火山ガス発生で緊急非難したものの無事観光を終え下山し阿蘇駅から豊肥本線普通列車で宮地へ向かう。

 宮地では、阿蘇神社へ参拝し「おみくじ」を引くと「大吉」が出た。宮地から、今回の旅のお目当てである快速SLあそBOY号に乗車する。大正時代生まれの蒸気機関車に引かれ熊本に戻り、特急つばめ20号で博多へ向かい今日は、博多に泊まる。


熊本市電


特急あそ1号


阿蘇山中岳火口


豊肥本線普通列車


阿蘇神社


快速SLあそBOY号

立野駅スイッチバック

特急つばめ20号

3日目 10月 2日(月)博多→東京→長野

 早いもので最終日の10月2日は、博多・福岡の観光をするといっても時間がないので最小限になってしまった。博多・福岡という町は、九州最大の都市で韓国への定期高速船も就航し韓国語標記が多い、九州旅行の際は必ず宿泊するが、中継が目的だったので観光したのは初めてである。天神・福岡市赤レンガ記念館・聖福寺・櫛田神社・博多ふるさと館を回ったが、博多と福岡の使い分けがよくわからなかった。

 帰りは、周遊切符の定理(片道を航空機利用の際は、JRの片道分の終着地・出発地は、航空機利用空港の同一地域に限る)に基づき新幹線のぞみ18号で東京へ向かう。500系新幹線は、博多を12:35に出発し前半の山陽区間を時速300キロで飛ばし、昨日から「のぞみ号」の新規停車駅に加わった新横浜に停車して東京に17:28に到着し引き続き18:20の新幹線あさま529号に乗車し長野に19:53に到着した。名古屋で特急しなの号に乗り換えたほうが1時間早いが、九州から信州まで東京で新幹線乗継をして長野まで帰るのも貴重な体験であった。これで、今回の旅は終了した。


福岡市赤レンガ記念館


聖福寺


櫛田神社


博多祇園山笠


博多ふるさと館


500系新幹線のぞみ18号


新幹線あさま529号