新幹線のぞみ号とSLで行く津和野・山口周遊旅行

平成12年9月8日から1泊2日1夜行

今回は、今までの旅行で通過ばかりしていて立ち寄らなかった山口県を旅することにした。これで、県庁所在地駅は、乗り換え又は途中下車の何れかで下車したことになる。そして、長い間の悲願だった快速SLやまぐち号にも乗車するという1泊2日1夜行の忙しい旅行でした。

 

●1日目・2日目


急行ちくま号


新幹線のぞみ33号


新幹線ひかり357号

9月8日金曜日、長野23:55の急行ちくま号で長野を出発する。日が変わり、9月9日の7:21に新大阪に到着する。朝食を取るひまもなくあわただしく新幹線のぞみ33号に乗り継ぐ、名古屋始発で7:32に到着した700系新幹線のぞみ33号を撮影後、1号車前のドアから飛び乗り6号車へ移動する。快適な700系新幹線は、山陽新幹線区間を時速285キロで走行し定刻の8:57に広島へ到着した。広島からは9:26発の新幹線ひかり357号に乗車する。新幹線に詳しい人ならすぐにわかるが、この列車は「ひかりレールスター」で運転されている。ではなぜ、新大阪から新幹線ひかり357号に乗らなかったかというと理由は簡単、指定席が満席だったためで、広島−小郡でようやく確保できた。新幹線ひかりレールスター号の指定席は、2列シートのグリーン車なみの座席を採用している。この列車も700系で新幹線のぞみ号並みの時速285キロで小郡には9:59に到着した。

 


SLやまぐち号(下り)


展望車方向転換


C57−1方向転換

小郡駅で待つことしばし、空から雨が降ってきた普通なら憂鬱になるが雨の日はSLの黒が良く出て綺麗な写真が撮れる。さて、快速SLやまぐち号が推進運転で入線してきた。列車到着後、C57−1号機のヘッドライトの点灯を待ち撮影開始。雨足が強くなったがここは気合で撮影を続行し、結局ビショ濡れ1歩手前で撮影を終了し車内へ、乗車した1号車は展望車風であった。10:37定刻に小郡駅を発車するものの大雨による運転規制のため鍋倉駅で立ち往生してしまったが何とか定刻より19分遅れの12:58に津和野に到着する。

 


津和野町観光案内


山陰の小京都「津和野」


津和野カトリック教会


1200
本鳥居の太鼓谷稲荷


永明寺

山陰の小京都と呼ばれる津和野では、SLの回転を見た後に観光を予定していたが列車が遅れた関係上大幅に縮小を余儀なくされた。とりあえず、雨が土砂降りから小康状態になったので津和野北斎記念館・殿町通り(水路に鯉が泳いでいる)・津和野カトリック教会・津和野町役場(建物が観光名所)・養老館・稲荷神社(1200の鳥居)・永明寺(庭園)を見物し津和野駅へ戻り、帰りも快速SLやまぐち号に乗車する。帰りも展望車風の1号車に乗車したが、乗車率が低かったため各号車に試乗できた。津和野駅を大雨のため15:22の発車が15分遅れて15:37に発車した列車は、若干遅れを戻し16:52に12分遅れて山口駅についた。山口到着後は、日没時間との戦いで観光する。たとえ、快速SLやまぐち号が定刻に到着しても外観のみ見学なので12分程度の遅れは致命傷にならない。雨上がりの山口は湿気が多く蒸し暑い中、香山公園・洞春寺・五重塔・旧藩庁門・県政資料館(外観が見事)・亀山公園・ザビエル記念聖堂を見物して今日は山口に泊まる。

 


SLやまぐち号(上り)


やまぐち号マーク


山口「瑠璃光寺五重塔」


旧藩庁門


県政資料館


ザビエル記念聖堂

●3日目

9月10日は、うんざりする土砂降りの雨の中を常栄寺雪中庭園を見学して山口9:38の普通で山口を発つ。小郡に9:59に到着して10:18の新幹線こだま564号で新岩国に10:51に到着しバスで錦帯橋へ向かう。錦帯橋を渡り岩国城を見学するころには、空は夏空を取り戻し気温も上がり始めた。岩国城見学後は、白蛇観覧所(本当に蛇は白かった)・吉川資料館・錦雲閣・旧目加田家住宅を見物しバスで新岩国駅へ戻る。新岩国からは、15:37の新幹線こだま642号に乗車し広島から15:37の500系新幹線のぞみ22号で山陽新幹線区間を世界最速の時速300キロで名古屋へ向かう。名古屋から17:00発の長野行き特急しなの29号に乗り換え今回の雨にうんざりさせられた旅行は終わる。


常栄寺庭園


山口線普通列車


小郡駅に停車中の団体列車


新幹線こだま564号


岩国錦帯橋


岩国城


旧目加田家住宅


錦雲閣


吉香神社


新幹線こだま644号


新幹線のぞみ22号


特急しなの29号