183系電車で行く銚子電鉄の旅

2000年8月4日から1夜行日帰り

 8月4日、長野23:25に発車する急行アルプス号に乗車する。この列車は、長野総合車両所の189系11両で運転されていて、塗装は変われど内装は旧あさま号の往時の姿を残している189系も183系と共に近いうちに新型車両に置き換えられ廃車になってしまう。篠ノ井線は集中豪雨の影響でダイヤが乱れていたがこの列車は、定時に運転されていたがやはり松本駅での停車時間が17分延長され0:40に松本を出る。松本駅で20分ほど停車したが隣の4番線に留置されている翌日の特急あずさ52号との並びを撮影できてこれはこれでよかった。富士見駅のでの運転停車を短縮して甲府には、時刻どおり到着した。甲府で40分停車して3:33甲府を始発列車なみの扱いで発車し新宿には5:27に到着する。


189系急行アルプス号


特急しおさい1号


銚子電鉄「澪つくし号」

8月5日土曜日、新宿から時刻調整もかねて山手線外回りで東京へ移動して、東京駅で臨時列車の撮影をして房総地下ホームへ向かう。房総地下2番線は、主に特急しおさい号が使用している。発車20分前に行くとすでに自由席には列ができていた。今回は指定席を取ったが普段は空いている特急しおさい号も夏シーズンには結構混雑するものだと驚いた。7:15東京を発車した特急しおさい1号は、183系初期型8両編成の旧国鉄特急塗装で昔の特急電車の面影を色濃く残している。編成は、指定席2両自由席6両の編成であるが、千葉を出ると指定は満席、自由もほぼ満席という盛況ぶりだ。次の佐倉で早くも下車する客が多くなる。佐倉から総武本線に入り9:06に銚子に到着する。

銚子からは銚子電鉄のトロッコ列車「澪つくし号」でとりあえず終点の外川まで全線走破する。一度は乗車してみたかった銚子電鉄は、私の期待を裏切らない素朴な車窓を見せてくれた。外川で外川漁港を散策してから、1駅戻り犬吠で下車し水平線が丸く見える「地球の丸く見える展望台」・満願寺・当日は波が高く迫力があった犬吠岬と低い雲より高い位置の灯台の展望台まで上がれる犬吠灯台を見学する。そのあと、銚子電鉄で観音駅まで行き銚子観音を見てから銚子タワーを見物し銚子観光を終える。

 

 

 


地球の丸く見える展望台
から見た屏風ヶ浦


犬吠崎


犬吠崎灯台

 

 

 


銚子観音
(飯沼観音)


銚子電鉄



ポートタワーから見た
銚子大橋

 

 

 

銚子発14:43の特急しおさい10号に乗る。この列車は、6両編成で先頭車は183系初期型だが、中間車4両は老朽化した車両の変わりに松本から転属した183系後期型が連結されている。中間車は、長野でもおなじみなので気にしないが私の乗った1号車は、座席カバーこそ中間の旧松本車にそろえて変えてあるが、なんとバッケットシート化されておらずリクライニングロック機能もない。ということは、リクライニングをしたままで立つと背もたれが戻るのである。いまどきの特急列車でしかも私が乗る車両にこのような座席を装備してくるとは、非常にうれしい事で形式も183系と昔を懐かしみながら東京まで乗車した。東京からは17:24の新幹線あさま525号で帰路に着く。